【❼ケーススタディ4:重度身体障害者・グループホームの開設】開設までのスケジュール vol.767

こんにちは💛 介護ラボのkanaです。今日は「福祉住環境」の視点から『ケーススタディ:重度身体障害者・グループホームの開設』について7回に分けて書いていきます。今回は最終の7回目になります。

まとめ

Contents

1.重度身体障害者・グループホームの開設
 ◉建物の概要/開設当初の入居者の概要
2.まとめ
 ◉グループホーム開設までのスケジュール
 

1.重度身体障害者・グループホームの開設

今回は、事例として「重度身体障害者・グループホームの開設」について書いていきます。

全体の流れとして、

  • 1⃣対象ケースの概要
  • 2⃣課題の把握
  • 3⃣課題の検討
  • 4⃣課題への対応1・2・3
  • 5⃣評価と新たな課題
  • 6⃣まとめ

となっています。今回は、「6⃣まとめ」について書いていきます。

良かったら、

から見ていただけると、流れがわかりやすくなると思います。

●建物の概要
・所在地:東京都
・構造・規模:定員4名/木造2階建て/敷地面積116㎡/建物面積69㎡・延床面積139㎡
・開設:2006年5月
◉開設当初の入居者の概要
・性別・年齢:男性24歳(Kさん)/男性31歳(Lさん)/女性20歳(Mさん)/男性27歳(Nさん)
・疾患:脳性麻痺
・身体障害者手帳:1級
・移動方法:介助用車椅子(Kさん・Lさん)/標準型電動車椅子(Mさん・Nさん)

2.まとめ

2009年(平成21年)の厚生労働省告示の改正により、それまで知的・精神障害者のみが対象とされていた「障害者自立支援法」(現「障害者総合支援法」)に基づくグループホームに、身体障害者も入居できるようになりました。

しかし、本ケースが示す通り、身体障害者には、浴室、脱衣室、トイレなどに特別の配慮が必要であり、入居可能なグループホームかどうか、福祉住環境コーディネーターとして、慎重かつ綿密な検討が必要になります。

◉グループホーム開設までのスケジュール
【2001年4月】
・開設者Oさんの息子Kさんが高校(養護学校)卒業、その後週に3日アパートにてヘルパーとの生活を開始

【2002年10月】
・NPO法人開設

【2004年7月】
・建築用地選定開始

【2005年10月】
・東京都に緊急整備費補助金の交付申請書提出

【2005年11月】
・東京都より緊急整備費補助金内示

【2006年1月】
・用地購入、着工

【2006年3月】
・居宅介護派遣事業所設立

【2006年5月】
・竣工
・重度身体障害者グループホーム開設

本ケースは、グループホームへの強い思いと、住宅な介護知識を持つ開設者、福祉住環境コーディネーター2級を持つ建築士の両輪が機能して可能になりましたが、それでも開設までに4年を要しました。

この間、

  • 利用可能な制度の検討
  • ヘルパーの確保
  • NPO法人や居宅介護派遣事業所の立ち上げ
  • 用地所得と建築設計

など、多くの条件をクリアする必要があり、また現在でも様々な課題に直面しています。

福祉住環境コーディネーターとしては、このような幅広い課題を意識しつつ、状況に応じて適切な人的資源や、行政部署、そしてユーザーに向き合うことが求めらます。

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