【②内部障害】腎臓機能障害、小腸・直腸・膀胱障害、HIVについて vol.160

こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです。今日は福祉住環境の中から「内部障害」について、全3回の2回目になります。

腎臓・小腸・直腸・膀胱機能障害・HIVとは??

Contents

1.腎臓機能障害
 1⃣特徴と症状
 2⃣原因疾患と治療
2.小腸・直腸・膀胱機能障害
 1⃣特徴と症状
 2⃣原因疾患と治療
3.ヒト免疫不全ウィルスによる免疫機能障害
 1⃣特徴と症状
 2⃣原因疾患と治療、リハビリテーション

1.腎臓機能障害

1⃣特徴と症状

腎臓の特徴

腎臓は生体内で生成された老廃物を体外に排出する器官で、血液を濾過してその老廃物を尿として生成することで、血液を一定の状態に保つ働きをしています。「腎臓機能障害」とは、何らかの原因によって腎臓がその機能を失い、生態の恒常性を維持できなくなった状態で、急速に生じた場合を「急性腎不全」、数カ月ないし数年かけて持続性の機能不全に陥ったものを「慢性腎不全」と言います。

症状は3段階になります。

  • 初期:ほとんど自覚症状はない
  • 症状が進行し腎臓機能が低下:高血圧、尿量の変化(多尿、乏尿)、貧血
  • 更に悪化:尿毒症。※この段階になると透析療法が必要
透析療法とは?

体内で作られる余分な水分、塩分、老廃物の排泄を人工的に行う療法のこと。手のしびれ、骨がもろくなるなどの合併症が現れることもある。

2⃣原因疾患と治療

原因疾患と治療

急性腎炎など腎臓そのものに異常や機能低下が生じる場合と、老尿病や通風、膠原病などの全身性疾患から腎機能障害が出現する場合があります。

「腎臓疾患」は糸球体濾過値を指標に診断されます。

  • 糸球体濾過値が正常値の30%以下 ▶ 慢性腎不全の診断
  • 糸球体濾過値が正常値の10%以下 ▶ 尿毒症。生命維持が困難、透析療法や腎移植の対象。
尿毒症の症状

尿毒症の症状は、「無尿」「たんぱく尿」「血尿」など尿の異常、「高血圧」「貧血」「心肥大」「骨粗鬆症」など、多様な症状があります。

2.小腸・直腸・膀胱機能障害

1⃣特徴と症状

小腸機能障害

「小腸機能障害」とは、小腸の切除、小腸疾患による小腸機能の低下・喪失に伴い、栄養素の消化・吸収機能などが低下し、からだに必要な栄養素が欠乏している状態のことをいいます。

直腸・膀胱機能障害

「直腸・膀胱機能障害」とは、直腸や膀胱、尿管及び尿道の切除や機能低下などにより、排便及び排尿機能が障害されている状態のことをいいます。

2⃣原因疾患と治療

小腸機能障害を起こす疾患

「小腸機能障害を起こす疾患」は、上腸間膜血管閉塞症(上腸間膜動脈血栓症・塞栓症などにより腸間壁の壊死を起こす)、小腸結核、小腸クローン病など。発育障害や栄養障害をきたした場合は、長期的な「経管栄養法(経腸栄養法)」や「中心静脈栄養法」により治療を行います。

経管栄養法とは?

消化管に直接注入したチューブを介して栄養物を入れる栄養法のこと。1日に数回又は数時間安静に保つ必要がある。

中心静脈栄養法とは?

鎖骨下にある中心静脈にカテーテルを刺入して、人体に必要な栄養素を含む高濃度の高カロリー輸液を摂取すること。

直腸・膀胱機能障害を起こす疾患

「直腸・膀胱機能障害を起こす疾患」は、膀胱腫瘍、神経因性膀胱(二分脊椎、脊髄損傷、糖尿病、脳血管障害などによる)、クローン病、直腸がん、大腸がん、潰瘍性大腸炎など。治療法は、疾患及び症状に応じて「薬物療法」「化学療法」「放射線療法」「自己導尿」「膀胱留置カテーテルの挿入」などを実施します。

手術療法により直腸の切除術や膀胱の全摘手術が行われたときには、排便や排尿が困難となり、

  • 消火器ストーマ」や
  • 尿路ストーマ

を造設することもあります。

ストーマとは?

「消火器ストーマ」は人工肛門、「尿路ストーマ」は人工膀胱のこと。

3.ヒト免疫不全ウィルスによる免疫機能障害

1⃣特徴と症状

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染によって発症する免疫機能障害が、後天性免疫不全症候群(AIDS)である。HIV感染症の経過中に免疫不全状態が生じ、AIDS指標疾患と呼ばれる日和見感染症を併発した時点でAIDS発症と診断されます。

日和見感染症とは?

病原体が殆どない、あるいは非常に弱く、健康時は病原性を発揮しないが、宿主の抵抗力が弱っている時に病原性が発揮されて起こる感染症のこと。

2⃣原因疾患と治療、リハビリテーション

HIVの感染とは

HIVに感染すると、人の免疫の要となる働きをするヘルパーTリンパ球にHIVが侵入し、これを破壊することで免疫機能が働かなくなり、抵抗力が弱くなって、結果的に免疫不全となる。

ヘルパーTリンパ球とは?

生体の免疫機構の中心的役割を成すリンパ球のこと。

無治療で経過した場合

無治療で経過した場合、発症まで平均数年~十数年掛かるが、血液検査で抗体陽性となるのは、「感染後6~8週間」である。

HIVの治療

HIVの治療は、抗HIV薬によるウィルスのコントロールと免疫不全に伴う日和見感染症の予防・治療が基本となります。将来のAIDS発症や死、社会的立場に対する不安が強く、全期間を通じて抑うつや不安を生じやすくなるため、リハビリテーションの1つとして精神的なサポートが必要不可欠となります。

HIV]

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