
こんにちは 介護ラボ・kanalogのカナです。今日は・・・
介護におけるコミュニケーションについて
Contents
1.介護におけるコミュニケーションの目的
2・介護におけるコミュニケーションの展開過程
1⃣第1段階:信頼関係を構築する
2⃣第2段階:利用者を理解する
3⃣第3段階:協働関係を推進する
4⃣第4段階:利用者主体の介護を具現化する
1.介護におけるコミュニケーションの目的

意図的で効果的なコミュニケーションを用いることで、利用者が望むより良い生活とQOL(生活の質)の向上を図ることを目的としています。
コミュニケーションを手段として、介護を必要とする人の尊厳を保持し、自立した生活を支えるという介護福祉の基本理念を実現するために介護を実践します。
2・介護におけるコミュニケーションの展開過程
利用者の望むより良い生活の実現という目的達成に至るまでには、基本的なコミュニケーションの展開を意図してかかわる必要があります。

1⃣第1段階:信頼関係を構築する

利用者と接してすぐに、利用者との信頼関係を築くことを意図してコミュニケーションを開始します。
信頼関係がなければ介護を始める事すら困難になります。
2⃣第2段階:利用者を理解する

信頼関係を前提として、相互情報のやり取り、特に気持ちや思いの共有を推し進めます。利用者は様々なメッセージを介護福祉職に安心して伝えることができるようになります。そして介護福祉職も利用者への共感的理解が深まります。
人となりやその人らしさを、実感としてつかみ取ることを意図してコミュニケーションを図ります。
介護過程におけるアセスメントでは、利用者全体を理解することが求められています。したがってコミュニケーション技術は介護課程展開の基盤になります。
3⃣第3段階:協働関係を推進する
介護は介護福祉職が利用者に対して一方的に援助するのではなく、利用者のより良い生活の実現に向けて、介護福祉職と利用者がパートナーとして互いに努力し合っていくことが重要です。
そのためには、介護福祉職が利用者に対する理解を深めていくことに加えて、その状況に応じて適切に利用者が目標に向かって動いていけるようなメッセージを込めたコミュニケーションを意図して行います。
4⃣第4段階:利用者主体の介護を具現化する
利用者の人生において利用者自身が舵をとり、充実した生涯を過ごせるようなることが自立支援といえます。
そのためにもコミュニケーション技術だけでなく生活支援技術を含めた介護課程の展開が必要です。
この段階でのコミュニケーションは、利用者を「守る」「助ける」「支持」あるいは「指示」といったメッセージではなく、同時代を生きている人間として、また1人の人間として敬意を払うことが求められています。
この過程は、日常の介護場面ごとに応用して考えることも出来ます。
利用者と支援を合わせたり、呼吸を合わせたりして利用者のペースに合わせることで、これから介護を受けるという心構えが生まれ、信頼関係が築かれます。
そして、介護福祉職にとっても利用者の心身の状況が把握できます。そのうえで共感的な言葉かけをを行ったり、労わったりすることで、介護という共同作業がスムーズに行われます。本人の出来た部分を感謝したりしながら、利用者の意欲を高めていくことに繋がります。
こうした毎日の介護場面の意図的なコミュニケーションの積み重ねがあって、利用者の主体的な生活の実現に近付くといえます。

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