【❿入浴の介護】足浴の座位・臥位での介助方法、留意点と根拠について vol.569

こんにちは 介護ラボのkanaです。今日は「生活支援技術」の中から『入浴の介護』について。様々な入浴方法を細かく12回に分けて書いていきます。今日は10回目です!

足浴の介助方法

Contents

1.足浴の介助方法
 ◉必要物品
 1⃣座位での足浴・14の介助方法、留意点・概要
 2⃣臥位での足浴・13の介助方法、留意点・概要

1.足浴の介助方法

足浴は入浴に近い効果(温熱、静水圧)を得ることが出来ます。安眠の方法としても用います。

安定した姿勢で足浴が出来るように両足が重ならずに入る大きさの容器(足浴用のバケツ)を使います。ふくらはぎまでの深さの容器を用いると静水圧効果が高まります。

◉必要物品

足浴
での必要物品

〈必要物品〉
足浴用バケツ、フェイスタオル数枚、洗面器、温度計、洗身用具(ウォッシュクロス、浴用手袋、スポンジなど)、防水シーツ、バスタオル(防水シーツの上に広げる)、手桶、かけ湯、石鹸(清潔にするときに使用、温めるだけなら不要)、汚水用バケツ、新聞紙又は滑り止めマット、安楽枕(臥位時に使用)、保湿クリーム、など

1⃣座位での足浴・14の介助方法、留意点・概要

居室(座位)での14の介助手順と留意点・概要

介助手順: 利用者に足浴の目的・内容を説明し同意を得ます。気分や体調を確認し必要な物品を整えます。
留意点と根拠】➡利用者の意向を確認し、自己決定を尊重します。これから行う介助の方法・手順を理解してもらいます。
※介助内容を知ることで、利用者が安心・納得して行為を行うことに繋がる。

介助手順: 居室の温度を調節します。
留意点と根拠】➡24±℃に調節します。
※湯に浸からないので寒く感じないように配慮します。

介助手順:基本座位姿勢(股関節、膝関節、足関節が90度)になってもらいます。
留意点と根拠】➡背もたれのある椅子を使うと支持基底面が大きいので安楽です。
・端座位で行う場合は、ベッドのサイドレールなどにつかまってもらい姿勢を安定させます。

介助手順:防水マットの上に防水シーツやバスタオルを敷きます。
留意点と根拠】➡周囲が濡れるのを防ぎます。

介助手順:膝上まで衣服を上げバスタオルでくるみます。
留意点と根拠】➡衣服を濡らさないためと保温のためです。

介助手順:足浴バケツに40℃前後の湯を入れます。湯の量は利用者の希望や状況に応じて足首からふくらはぎぐらいの高さに入れます。
留意点と根拠】➡湯温は利用者の好みを尊重します。利用者に健側の手で確認してもらってから、健側の足から入れます。

介助手順:足を入れて温めます。
留意点と根拠】➡足浴 バケツの上にフェイスタオルなどを掛けることにより湯温が下がりにくくなります。

介助手順:かかとを支え、片方ずつ石けんで洗います。
留意点と根拠】➡ 汚れやすい足の裏、足指の間を丁寧に洗います。
・指の間は浴用手袋を使用すると洗いやすいです。

介助手順:足を湯から出します。
・掛け湯で泡を洗い流し、足を足浴バケツの横に出してバスタオルでくるみます。
・もう片方の足も出し、足浴バケツを外します。
【留意点と根拠】➡足を出すときに足浴バケツの湯がこぼれないように気を付けます。

介助手順:浴槽の湯温を確認します。介助者がかき混ぜてから利用者に確認してもらいます。
留意点と根拠】➡浴槽の湯温は上下で違います。湯桶ですくい、確認してもらうと利用者の体幹が崩れません。

介助手順:水分を十分に拭き取ります。指の間も綺麗に拭き取ります。必要であれば保湿クリームを付けます。
留意点と根拠】➡指の間に湿り気を残さないようにします。

介助手順:爪が伸びていたら切ります。肥厚した爪や巻き爪などの場合は看護師が切ります。
留意点と根拠】➡ 肥厚している爪はニッパーで切ります。

介助手順:水分を摂取し、使用した物品を洗い元に戻します。

介助手順:記録します。
留意点と根拠】➡利用者の状態や状況を記録します。

2⃣臥位での足浴・13の介助方法、留意点・概要

居室(臥位)での13の介助手順と留意点・概要

介助手順: 利用者に足浴の目的・内容を説明し同意を得ます。気分や体調を確認し必要な物品を整えます。
留意点と根拠】➡利用者の意向を確認し、自己決定を尊重します。これから行う介助の方法・手順を理解してもらいます。
※介助内容を知ることで、利用者が安心・納得して行為を行うことに繋がる。

介助手順: 居室の温度を調節します。
留意点と根拠】➡24±℃に調節します。
※湯に浸からないので寒く感じないように配慮します。

介助手順:膝の上まで衣服を上げ、濡れる前の皮膚や爪の状態を確認しておきます。
留意点と根拠】➡皮膚や爪は濡れている時の状態が分かりにくくなるため。

介助手順:防水シーツとバスタオルを敷き、利用者の膝を立てます。
・ベッドはフラット~15度にギャッチアップします。
【留意点と根拠】➡ 防水シーツの下に安楽枕を入れて、両膝をバスタオルでくるみ安定させます。
※防水シーツは、ベッドや寝衣を濡らさないために敷く。

介助手順:足浴バケツに40℃前後の湯を2分の1程度入れます。
・利用者に足で湯温を確認してもらいます。
【留意点と根拠】➡ 湯の量が多いとこぼれやすくなります。
・麻痺がある場合は、健側の足で湯温を確認してもらいます。

介助手順:足を入れて温めます。
留意点と根拠】➡足が冷たい時などは、両足を入れると温度が下がります。足にかからないようにさし湯をして適温にします。

介助手順:足が温まったら泡立てたタオルで足を洗います。
留意点と根拠】➡ 汚れやすい足の裏、足指の間を丁寧に洗います。
・指の間は浴用手袋を使用すると洗いやすいです。

介助手順:かかとを支え、足を湯から出して掛け湯で石けんを洗い流します。
【留意点と根拠】➡掛け湯は少し高めの湯温にすると気持ちが良くです。

介助手順:足を足浴バケツの横に出して、バスタオルでくるみます。もう片方も出し、足浴バケツを外します。
留意点と根拠】➡足を出すときに足浴バケツの湯がこぼれないように気を付けます。
・足指の間の水分を十分に拭き取ります。

介助手順:水分を押さえ拭きをして取り除き、指の間も綺麗に拭き取ります。必要であれば保湿クリームを付けます。
留意点と根拠】➡指の間に湿り気を残さないようにします。

介助手順:爪が伸びていたら切ります。肥厚した爪や巻き爪などの場合は看護師が切ります。
留意点と根拠】➡ 肥厚している爪はニッパーで切ります。

介助手順:水分を摂取し、使用した物品を洗い、ベッドの高さ・靴の位置を元に戻します。

介助手順:記録します。
留意点と根拠】➡利用者の状態や状況を記録します。

どの介助方法も、利用者が主体的に動くことが出来ないことが多いので、行為の前には必ず声を掛けをし、静かに、安全に操作することが大切です。

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