【❽入浴の介護】部分清拭・陰部洗浄の14の介助方法、留意点と根拠について vol.567

こんにちは 介護ラボのkanaです。今日は「生活支援技術」の中から『入浴の介護』について。様々な入浴方法を細かく12回に分けて書いていきます。今日は8回目です!

部分清拭・陰部洗浄での介助方法

Contents

1.部分清拭・陰部洗浄での介助方法
 ◉必要物品
 1⃣居室での21の介助手順と留意点・概要

1.部分清拭・陰部洗浄での介助方法

今回は部分清拭での21の介助方法をまとめていきます。部分清拭は1度に全身清拭を行う体力がない場合や、部分的に汚れを取り除きたい場合などに行います。

発汗時は、発汗の多い腋窩や首・首の後ろなどを清拭するだけでも気分が良くなります。

準備や拭き方は昨日の全身清拭【❼入浴の介護】全身清拭での24の介助方法、留意点と根拠について vol.566 | と同じです。プライバシーを守り、保温、羞恥心に配慮して行います。

陰部・肛門部は排泄物などにより汚れやすい部分です。また、肛門部の周囲は大腸菌などの細菌が付着しています。 女性の場合は尿道口や膣口が肛門に近いので感染症を起こしやすいです。

清潔にする方法としては、

  • 入浴
  • シャワー浴
  • 温泉洗浄便座(ウォシュレット)
  • ポータブルトイレに座っての洗浄
  • 床上での洗浄

などがあります。

清潔にすると爽快感がありますが、仰臥位で足を開く姿勢は恥ずかしさを伴います。

羞恥心への配慮が不足すると利用者は緊張感が高まり不快感が高まります。介助者は言葉、視線、手技に十分気を付け、利用者のプライバシー、尊厳を守ります。

◉必要物品

部分清拭・陰部洗浄での必要物品

〈必要物品〉
タオルケット、バスタオル、防水シーツ、平型おむつ、タオル、洗浄ボトル(陰洗ボトル:38~41度のぬるま湯)、陰部洗い用タオル(洗浄用、すすぎ用)、石鹸、使い捨てエプロン、汚物入れのビニール袋、着替えの衣類(下着、上着、おむつ、尿取りパッドなど部分清拭の場所・利用者に応じて)
※着替えの衣類を利用者に確認し準備します(自己選択)

1⃣21の介助手順と留意点・概要

居室での21の介助手順と留意点・概要

介助手順: 利用者に部分清拭・陰部洗浄の目的・内容を説明し同意を得ます。気分や体調を確認し必要な物品を整えます。
留意点と根拠】➡利用者の意向を確認し、自己決定を尊重します。これから行う介助の方法・手順を理解してもらいます。
※介助内容を知ることで、利用者が安心・納得して行為を行うことに繋がる。

介助手順: 体温、血圧、全身の状態を確認します。

介助手順: 必要物品の準備をします。

介助手順: 居室が24±℃2℃であること、隙間風がないことを確認します 。
留意点と根拠】➡※湯に浸からないので寒く感じないように配慮します。

介助手順:カーテンやスクリーンを用い、周りから見えないようにします。
留意点と根拠】➡プライバシーを保護します。

介助手順:ベッドが動かないようにストッパーの確認をします。
留意点と根拠】➡安全のためにストッパーは確実に止めます。

介助手順:ベッドの高さを調整します。
留意点と根拠】➡利用者が転落しないよう配慮しながら必要に応じてベッドの高さを調整します。
※ベッドの高さを調整することで、介助者の腰にかかる負担が減り、力を入れやすくなる。

介助手順:防水シーツを敷きます。介助者は手袋やエプロンを付けます。
留意点と根拠】➡ベッドマットを濡らさないように留意します。

❾介助手順:利用者が自分で出来る場合は、タオルケットを掛けてもらってから下着を下ろします(おむつを使用している場合はおむつを外します)。
留意点と根拠】➡羞恥心に配慮し、自分で出来ることは自分でしてもらいます。

介助手順:平型おむつを当てます。
・側臥位になってもらいおむつを差し込む方法と、腰を上げてあてる方法があります。利用者が腰を上げられる状態であれば腰を上げておむつをあてます。

介助手順:両足を立てて開き、陰部が見えやすい姿勢をとります。
留意点と根拠】➡羞恥心に配慮します。

介助手順:タオルケットとバスタオルを用い、両下肢を包みます。
留意点と根拠】➡ 不要な露出を避け保温します。

介助手順:腹部、両鼠径部に横長に折ったタオルをあてます。
留意点と根拠】➡掛けた湯が腹部や腰背部に土手のようにして流れないようにします。

介助手順:洗浄ボトル(陰洗ボトル)の温度を確認します。
留意点と根拠】➡湯を介助者の前腕(手首の少し上)に掛け温度を確認します

介助手順:陰部に湯を掛けます。温度が丁度よいか確認します。

介助手順:石けんを泡立てて洗い、湯を掛けて洗い流します。
留意点と根拠】➡ 泡で汚れを浮かします。
・汚れがひどい時は不織布などで汚れを取り除きます。

介助手順:水分を拭き取り、介助者の手袋を外します。

介助手順:下着やおむつを付けて衣服を整えます。
留意点と根拠】➡着衣時も保温とプライバシーを守り、不要な露出を避けます。

介助手順:原状復帰します。
・タオルケットから掛け布団に戻します。
・利用者の靴、ベッドの高さをを元に戻します。
・疲労していないかを確認し、必要に応じて水分を摂取してもらいます。
・ベッドの周囲を整え、床が濡れていないことを確認します。

介助手順:使用した物品を洗い元に戻します。

介助手順:記録します。
留意点と根拠】➡利用者の状態や状況を記録します。

以上が部分清拭の介助手段+留意点と根拠になります。どの介助も利用者に同意を得ながら行います。羞恥心を伴う行為なので、プライバシーを守りることが大切です。

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