[高齢者に多い]疾患別にみた福祉住環境

【認知症予防の根拠】アルツハイマー型認知症を予防する3つの食物 vol.789

こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「福祉住環境」の中から『認知症予防の根拠』について書いていきます。

脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症

Contents

1.全体の8割の認知症(2種類)
 1⃣脳血管性認知症
 (1)脳血管性認知症の4つの原因疾患と5つのリスクファクター
 2⃣アルツハイマー型認知症
 (1)アルツハイマー型認知症の危険因子
 (2)アルツハイマー型認知症の環境因子(表)
  ❶食習慣
  ❷運動習慣
  ❸知的な生活習慣
  ❹対人的な接触頻度
2.まとめ

1.全体の8割の認知症(2種類)

認知症のおよそ8割は、「アルツハイマー型認知症」と「血管性認知症」及びそれらの混合型の認知症で占められているので、認知症の予防は基本的にこの2つの認知症と考えてよいことになります。

1⃣脳血管性認知症

認知症の15~20%を占める脳血管性認知症は、脳の血管の障害で起こります。

(1)脳血管性認知症の4つの原因疾患と5つのリスクファクター

脳の血管障害の原因疾患として、

  • 脳血栓症
  • 脳塞栓症
  • 脳出血
  • くも膜下出血

が挙げられます。

これらの疾患のリスクファクターとして考えられるのは、

  • 運動不足
  • 肥満
  • 食塩の摂取
  • 飲酒
  • 喫煙

といった生活習慣、高血圧症、高脂血症、糖尿病や心疾患などがあります。

2⃣アルツハイマー型認知症

(1)アルツハイマー型認知症の危険因子

現在のわが国で代表的な認知症であるアルツハイマー型認知症の危険因子は、

  • 遺伝的な因子
  • 環境的因子

の2つに分けることが出来ますが、環境的因子の影響の方が発症に大きく関わっていると考えられています。

健康な高齢者を追跡して認知症を発症した人と、発症しなかった人の違いを検討した疫学的研究から、環境的因子が次第に明らかになってきました。

現在、アルツハイマー型認知症の発症にかかわる環境的因子として、食習慣では、

  • 魚の摂取
  • 野菜や果物の摂取
  • ワインの摂取

などが関係していることが分かっています。

(2)アルツハイマー型認知症の環境因子(表)
❶食習慣

魚の摂取に関しては、1日1回以上食べている人に比べて、殆ど食べていない人は、アルツハイマー型認知症の危険がおよそ5倍であったという報告があります。

こうした効果は、魚に含まれる脂肪酸である、エイコサペンタエンさん(EPA)や、ドコサヘキサエン酸(DHA)によるものと考えられています。

「EPA」は、健康に欠かせない必須脂肪酸で、体内の血液の巡りをスムーズにする働きがあり、国際的にはイコサペンタエン酸と呼ばれることもあります。いわし・さば・あじなどの青魚に多く含まれるn-3系脂肪酸のひとつです。

EPAは、1960年代にその働きが発見されて以来、

  • 「血液をサラサラにする(血栓をできにくくする)」
  • 「動脈硬化や心臓病・脳梗塞を予防する」
  • 「高脂血症を予防する」
  • 「中性脂肪値を下げる」
  • 「血管年齢を若く保つ(血液の性状を健康に保つ)」

という働きがあるということが、世界中の医学者の研究によってわかってきました。

野菜や果物に含まれているビタミンEの摂取量で比べると、摂取量が多い人は少ない人に比べて、アルツハイマー型認知症の発症危険度は3割に抑えられていました。

野菜や果物に含まれる、

  • ビタミンE
  • ビタミンC
  • ベータカロチン

がそうした効果を生んでいるとされています。

ワインの摂取では、飲まない人に比べて週1回以上飲む人は、発症の危険度は約半分になっています。

これは、ワインに含まれるポリフェノールが関係しているであろうと考えられています。

❷運動習慣

運動習慣では、有酸素運動の強度と頻度が関係しています。

これは、4,700人の運動習慣を調べ、4年に渡って追跡した研究で、普通の歩行速度を超える運動強度で週3回以上運動している人は、全く運動しない人に比べて、危険度が半分になっていました。

有酸素運動は、脳の血流を増やし、高血圧やコレステロールのレベルを下げる効果があり、そのことが認知症の発症率に関係しているのであろうと考えられます。

❸知的な生活習慣

そのほか、知的な生活習慣が関わっていることも報告されており、

  • 文章を読む:新聞・本・雑誌を読む頻度
  • 知的なゲーム:チェス・トランプ
  • ラジオ・テレビの視聴頻度

など、7項目を最低頻度の7点から最高頻度の35点まで点数化してアルツハイマー型認知症の発症危険度を見たところ、1点につき危険度が33%減少していました。

また、チェスなどのゲームや文章を読む、楽器の演奏、ダンスなどそれぞれについて、よくする人とほとんどしない人を食らえると、発症(早退)危険度が0.24~0.65と低いことも報告されています。

❹対人的な接触頻度

アルツハイマー型認知症の発症には、対人的な接触頻度も大きく関わっていることも明らかになっています。

夫婦同居で、子どもと週1回以上会う人は発症危険度が少なく、逆に、

  • 友人または親族と週1回未満しか会わない
  • 1人暮らしで子どもと週1回未満しか会わない

などの、いわば閉じこもりがちな人は、発症の危険度が8倍も高いことが分かっています。

2.まとめ

これら様々なデーターの多くは、海外からの情報でしたが、ようやくわが国でも地域在住高齢者などを対象として、認知機能低下予防の取組みが、ランダム化比較試験(RCT)等により実施され、2012年度(平成24年)より、介護予防に取り入れられるようになりました。(厚生労働省参照「介護予防マニュアル」より)

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