【②認知症による体験が生活に及ぼす影響】失行や失認、五感の変化について vol.485

こんにちは 介護ラボのkanaです。今日は「認知症の理解」の中から『認知症による体験が生活に及ぼす影響』について、昨日と今日の2回に分けて書いていきます。

似たようなものの判別が難しくなるとは?

Contents

1.認知症による体験が生活に及ぼす影響
 1⃣失行や失認
 2⃣音や光など五感の変化
 3⃣似たようなものの判別が難しくなる
2.まとめ

1.認知症による体験が生活に及ぼす影響

1⃣失行や失認

アルツハイマー型認知症の場合、「着衣失行」が起こることがあります。着衣失行とは、服の立体感が分かりにくくなり服の着方が分からなくなることです。「座って下さい」「ここを持ってください」など、言葉だけで案内してもその行動を取れなくなる『失行』の症状が出ることがあります。

また、見えていないわけではないのに、探し物が目の前にあっても、自分の探しているものと認識できないことを『失認』と言い、この症状が出ることもあります。

空間の立体感が分かりにくい『空間失認』、同じ色のものを見分けられなかったり、反対に色の違う床面が立体的に見えたりして足を高く上げ転倒しそうになることがあります。そのため、色の違う床面を誤認しないか気を付けることが必要です。

着衣失行のある人の場合、字が読みにくかったり、書きにくいなどの症状も出てくる場合があります。

2⃣音や光など五感の変化

視覚的な変化だけでなく、音や光、人の動きも刺激の1つです。私たちは脳で、これらの刺激を感じ処理しています。雑踏の中でも音を聞き分けられるのは、聴力と脳の処理のおかげです。

しかし、うるさい所では集中できなくなったり、疲れやすくなったりすることがあります。静かなところで休んだり、うるさい場所を避ける必要があります。

光の刺激が強すぎたり、人の動きが気になって集中できないこともあります。それらを自分で調整する働きが出来なくなっているかもしれません。

認知症の人の背後を通ったり、そばで介護者同士が立ち話をするといった行動が影響を与えていることがあります。

認知症の人が何を感じているのか、考えて行動することが大切です。

3⃣似たようなものの判別が難しくなる

似たようなものの中から、自分が必要としているものを選んだり、違いを見つけるのが苦手になります。

例えば・・・

  • 食器棚から必要な食器を探し出す
  • お菓子を同数皿に分ける

などの行動が難しくなります。

これは、お皿にお菓子をのせる時、お皿の柄に引きずられて、どのお皿にお菓子が何個並べらえているのかが分からなくなり、配り終わらないという現象が起きます。

また、階段などでも段差が分かりづらくなり危険なことがあります。例えば、

  • 階段を上からみると深さが分からない
  • 階段は下からみた方が高さが分かりやすい
  • 階段の下に色の違う部分があると、もう1段あると勘違いする

などがあります。他にも、

  • 白い器に白いご飯がのっていると、ご飯が同色のため見えなくて手を付けない

なんてことも起こったりするので、同色のお茶碗を避け、ご飯が分かるような食器に変更することが必要です。

2.まとめ

私たちが何の問題もなく行っている日常的な行動も、認知症の人にはどんな障害があるのかを考えて支援することが大切です。そのためにも、認知症の人が、音や光など五感に変化があることを知り、混乱したり、危険な行動にならないように対応することが大切になります。

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