[高齢者に多い]疾患別にみた福祉住環境

【脳血管障害(脳卒中)の特徴と治療】生活上の問題点と福祉住環境整備 vol.123

2020-10-14

こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです。今日は福祉住環境の中から・・・

高齢者に多い疾患・脳血管障害(脳卒中)について

Contents

1.脳血管障害(脳卒中)の特徴と治療
 1⃣脳血管障害の種類と原因
 2⃣脳血管障害の症状
 3⃣脳血管障害の治療と予防
 4⃣脳血管障害のリハビリテーション
2.生活上の問題点と福祉住環境整備
 ❶屋外歩行レベル
 ❷屋内歩行レベル
 ❸車いすレベル
 ❹寝たきりレベル

1.脳血管障害(脳卒中)の特徴と治療

1⃣脳血管障害の種類と原因

脳血管障害の種類

脳血管障害は大きく分けて3種類になります。
①脳出血:高血圧などが原因で、脳の細い血管が破れて起こります。
②クモ膜下出血:脳の結果にできた動脈瘤が破れ、クモ膜下腔に出血することにより発生します。
③脳梗塞:3種類の中で最も多く70~80%を占めます。原因は3種類あります。詳しくは下記に記載します。

🔹脳梗塞の3つの原因

  1. 動脈硬化性血栓症(アテローム血栓症):脳内の比較的太い血管が、アテロームと呼ばれる粥状の脂肪で塞がれることにより起こる。
  2. ラクナ梗塞:脳内奥深くの細い血管が動脈硬化を起こしたり、小さな血液の塊(血栓)が飛び、小血管が塞がれて起こる。
  3. 脳塞栓:心臓内の首の血管内から血栓が流れ込んできて、血管が詰まることによって起こる。

2⃣脳血管障害の症状

脳血管障害の症状

上記で挙げた脳血管障害3つの種類の症状についてまとめていきます。

  1. 脳出血:頭痛、意識障害、麻痺など、多様な症状が短時間のうちに出現します。
  2. クモ膜下出血:激しい頭痛に続いて意識障害を生じることもあるが、再発がなく、一命を取り留めれば、麻痺を残さずに治ることが多い。
  3. 脳梗塞:多くの場合、ろれつが回らない、半身が麻痺する、意識を失う、言葉が出ないなどの比較的軽い症状が現れる。

脳出血や脳梗塞は損傷を受けた部位ごとに症状が異なります。
・前頭葉:話し方や筋肉の動きに異常が生じることがあります。
・後頭葉:視力の低下、失明が起こることがあります。

3⃣脳血管障害の治療と予防

急性期

【急性期
・脳出血には、脳の出血を拡大させないように、降下剤で血圧を下げたり、抗脳浮腫療法を行うが、効果がない場合は手術を行うこともあります。
・クモ膜下出血には破れた血管を閉じる手術を行う。症状が落ち着いた後の有効な治療法はリハビリテーションになります。

  • 脳梗塞の急性期には血栓を溶かす治療や、有害な酸素の発生防止、また脳組織が炎症により膨らむのを抑え、心臓の不整脈の治療などを行います。
  • 発生の再発や抑制には、高血圧症、糖尿病、肥満や不整脈などの治療を行う。過度の興奮やストレス・温度塩化などを避け、トイレでいきまないようにし、禁煙を行い過度の飲酒を避けるようにします。

4⃣脳血管障害のリハビリテーション

  1. 急性期:ベットサイドでの拘縮予防のための、良肢位保持・関節可動域訓練・早期離床・ADL自立に向けての訓練等を行う。
  2. 回復期:訓練室での歩行訓練等の開始。福祉用具の活用。公共交通機関の利用や自宅への退院を目標とした外泊訓練などを行う。
  3. 維持期:急性期・回復期訓練で獲得した身体・精神機能活動・社会参加など、生活機能の維持のための訓練等を行う。
拘縮とは?

安静や固定によって、関節の運動の方向や運動範囲(関節可動域)が制限されること。曲がったままや伸ばしたままの状態の拘縮などがある。

関節可動域訓練とは?

関節を動かすことで、関節拘縮の予防、筋力や動作の保持を図る訓練のこと。

2.生活上の問題点と福祉住環境整備

脳の損傷部位や合併症の有無、発症時の年齢などにより、脳血管障害に伴う生活上の不便・不自由はさまざまです。したがって、福祉住環境整備の方針を決めるには、対象者の移動レベルが❶屋外歩行レベル、❷屋内歩行レベル、❸車いすレベル、❹寝たきりレベル、のいずれかであるかを把握することが重要となります。

屋内歩行レベル

屋内歩行レベル
杖や下肢装具などの補足を使う場合も含めて、1人で屋外歩行が可能なレベル。手すりの設置、弐台を設けるなどの簡易な住環境整備で、移動や段差昇降が安全に出来る場合が多いです。

屋外歩行レベル

屋外歩行レベル
屋内は杖歩行、伝え歩き、介助歩行などにより歩いて移動できるが、屋外は少し遠出をする際には車いすが必要になる。畳や浴槽内での立ち座り、階段昇降などは困難で、介助を必要としやすい。住環境整備の効果が現れやすいのが特徴となります。

車いすレベル

車いすレベル
室内の移動に車いすを使用する。車椅子のためのスペースや通行幅員の確保、段差の解消が必要となる。本人の状態ににより、住環境整備や介助の仕方が変わってくる。立位が取れない場合は、移乗用の福祉用が必要になります。

寝たきりレベル

寝たきりレベル
ADLの殆どに介助が必要です。起き上がりや座位保持ができないことも多く、身体を支えるための背もたれや手すりの取り付けなどに配慮が必要となります。

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kana

はじめまして(^-^)/
介護ラボのカナです。
ブロガー歴2年半(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士として就業中。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」「介護福祉士」 ◉現在福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします♡

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