【❷視覚障害のある人へのコミュニケーション技術】基本的な8つのコミュニケーション方法 vol.439

こんにちは 介護ラボのkanaです。今日は「コミュニケーション技術」の中から『視覚障害のある人へのコミュニケーション』について。昨日はコミュニケーション支援、今日はコミュニケーション技術の2回に分けてまとめていきます。

視覚障害のある人に役立つ7つのコミュニケーションツール

Contents

1.視覚障害のある人に対するコミュニケーション技術
 1⃣基本的なコミュニケーション支援
 (1)決められた場所に物を置く
 (2)よく使う場所への行き方を覚える
 (3)物の位置の説明
 (4)使用する文字
 (5)代筆・代読
 (6)声掛けの順番
 (7)会話を止める時
 (8)食事の説明
 2⃣視覚機能の低下した高齢者とのコミュニケーション
2.視覚障害のある人に役立つ7つのコミュニケーションツール

1.視覚障害のある人に対するコミュニケーション技術

1⃣基本的なコミュニケーション支援

視覚障害ある人とコミュニケーションを取る時、次の8つのポイントをおさえる必要があります。

(1)決められた場所に物を置く
決められた場所に物を置く

必要な物は決められた場所に置きましょう。置き場所を変える際は、そのことを本人に話す必要があります。

(2)よく使う場所への行き方を覚える
よく使う場所への行き方を覚える

トイレなど、位置関係を覚えれば1人で行けます。何回か一緒に歩いて、いつもいる場所との位置関係を覚えると、屋内での単独歩行が可能になります。

(3)物の位置の説明

場所や物の位置を示す場合は、

  • 「あっち」
  • 「こっち」
  • 「向こうの」

などの言葉を使って説明すると方向が分かりません。説明するときは、

  • 「あなたの隣に・・・」「右に・・・」

のように具体的な表現で伝えることが大切です。

例えば、部屋などの位置を説明するときは、

  • 「ドアを出て右へ10mほど行くと、左側に洗面所があります」

となります。

また、時計の文字盤をイメージした方向の伝え方である「クロックポジション」も有効です。例えば、食事のテーブル上での説明では、

「4時の位置にスープを置きます」

となります。

(4)使用する文字
使用する文字

点字を使う人には、点訳された文字を用意しましょう、ただ、点字の使用率は低いという報告もあります。

利用者によっては、普通の文字を拡大鏡や拡大読書器等を使って読める場合もあります。

そのような人にメモなどを渡す場合は、鉛筆ではなく、サインペンなどに書いた濃い文字で渡しましょう。

(5)代筆・代読
代筆・代読

代わり書く代筆や、代わりに読む代読も、視覚障害のある人への重要な支援です。代筆は必要かどうかを相手に確認し、必ず依頼を受けてから実施します。そして、代読は内容が正しく伝わるように意識して読むことが大切です。

(6)声掛けの順番
声掛けの順番

声を掛ける時は、いきなり声を掛けるのではなく、まずその人の名前を呼んでから自分の名前を言い、要件を話すようにします。

また、言葉をかける前に、いきなり身体に触れることは避けましょう。肩を軽くたたくなどの行為であっても、視覚障害のある人を驚かせることになります。

(7)会話を止める時
会話を止める時

会話の途中で別の用件が入ってきたり、席を外さなくてはならなかったり、会話を止める時は、必ずそのことを伝えることが大切です。黙ってその場を離れない事です。戻ってきた時も必ずひと声掛けるようにします。

(8)食事の説明
食事の説明

食事をする時は献立を伝えると共に、料理の位置も「クロックポジション」で伝えましょう。

例えば・・・

  • 「今日は野菜と魚のケチャップ炒めですよ」
  • 「炒め物は2時の方向にあり、その左隣の11時の方向にポテトサラダがあります」
  • 「手前の7時の方向にご飯、その右の6時の方向に油揚げとえのき・ほうれん草のお味噌汁になります」
  • 「お味噌汁の右隣4時の方向にカキのデザートがあります」
  • 「炒め物とお味噌汁は白い湯気が立っていて熱そうですから気を付けて食べて下さい」

などと説明すると、食事の位置もわかり、食べ物が想像でき楽しくなるなるでしょう。

2.視覚障害のある人に役立つ7つのコミュニケーションツール

【視覚環境整備】
❶直射日光を避ける
❷明るすぎず暗すぎない環境(晴れた日のレースのカーテン越しの光)
❸天井の照明を自分の頭で遮らないようする
❹見たいものに直接ライトを当てる
【コミュニケーションの工夫】
❺キーワードで話す
❻1人が話す
❼重要な部分を繰り返す
❽文字を示すときは、本人が見える大きさにする

2⃣視覚機能の低下した高齢者とのコミュニケーション

加齢による視覚機能低下を考慮したコミュニケーションについては、前項の表に示すコミュニケーションツール7通りを考量する必要があります。

視覚障害のある人に役立つコミュニケーション支援ツールは下記の7種類あります。

コミュニケーション支援・
7つのツール

①【活字読みあげ装置】
◉紙に印刷されている音声コードを読み取り、記憶されている情報を音声化します。

②【拡大読書器】
◉文字などをカメラで拡大し、見える大きさにして画面に映し出します。最適な文字サイズを調節することが出来ます。

⓷【視覚障害者用ポータブルレコーダー】
◉自宅が外出先で録音図書CDや音楽CDを聴くことが出来ます。テレビやラジオの音声録音できますので個人で楽しむことが出来ます。

④【視覚障害者用パソコン】
◉パソコン自体は通常市販されているもので、画面上に表示されているデータを音声化するソフトや拡大常時するソフトをインストールして使用します。点字プリンターもあり、点字と墨字を同時に印刷することが可能です。

⑤【点字ディスプレイ】
◉小型で携帯できます。パソコンにつなぎ、画面に表示されている内容を指で読むことが出来ます。電子メールやインターネットへのアクセスが可能なものがあります。

⑥【スマートフォン用機能】
◉読みにくい文字を「明るく」「大きく」「くっきり」と表示することが出来ます。色彩処理により、元の色をなるべく保ったまま「明るく」「くっきり」することが出来ます。
◉白内障の人でも読みやすい「明度反転」モードを備えています。

⑦【スマートフォンの拡大文字アプリ】
◉スマートフォンの拡大文字アプリを使えば、文字の上にスマートフォンをかざすだけで、拡大鏡を使用するように小さく読みづらい文字がスマートフォンのカメラレンズを通して大きくみることが出来ます。

環境整備や情報の伝え方を工夫することで、視覚機能低下によるコミュニケーションの不具合をある程度補うことが出来ます。

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