【❼建築物の環境整備】施設整備のガイドライン#3(後半)サイトラインとは? vol.676

こんにちは♡ 介護ラボのkanaです。今日は「福祉住環境」の中から『建築物の環境整備』について9回に分けて書いていきます。今回は7回目です!

視覚・聴覚障害者の整備

Contents

1.建築物の環境整備
 1⃣施設整備のガイドライン(後半)
 (1)客席及び舞台
   ◉車いす使用者のサイトライン
 (2)浴室・シャワー室
 (3)案内等
 (4)視覚障害者の整備
 (5)聴覚障害者の整備

1.建築物の環境整備

今回は、「バリアフリー法」建築物移動等円滑化基準をベースにしながら、基本となる整備の留意点を「前半」「中盤」「後半」の3回に分けてまとめていきます。

1⃣施設整備のガイドライン(後半)

(1)客席及び舞台
  • 客席を設ける場合は、サイトライン(下記詳細説明有)に十分配慮して、車いす使用者用客席を、総客席数の0.5~1.0%以上整備する。
  • 車いす使用者用客席には、同伴者席(スペース)を同数設ける。
  • 車いす使用者等の舞台及び楽屋への円滑な移動経路を確保する。
  • 車いす使用者用客席は、高齢者や障害者等が友人や家族と共に同伴して利用できるようペアで配置し、1か所に集中させず各階層に分散させ、客席の自由な選択が出来るよう配慮する。
  • 知的・発達障害者と同伴者、乳幼児連れの観客に対応した、区切られた小スペースを設けることが望ましい。
  • 災害時のために客席から一時避難場所への円滑な移動動線を十分に確保する。
  • 聴覚障害者のための集団補聴装置、字幕設備、パソコン要約筆記スペース等について配慮する。
  • 大規模な競技場や劇場では授乳室、休憩室を適宜設ける。
◉車いす使用者のサイトライン
サイトラインとは?
→前列の人の頭や肩越しに、アリーナやうステージを見ることができる可視線。車いす使用者用客席の前列の人が立ち上がっても、車いす使用者に支障なく見える高さを確保すると良い。

◆サイトラインを確保できる床の高さは、車いす使用者用客席120cm以上、通路の幅員は120cm以上。
◆立ち上がる観客の平均の高さ:約175cm
(30~34歳男性身長:172.5cm、男性用革靴かかと:高3cm)
◆車いす使用者の眼高
(男性:115cm、女性105cm)
(2)浴室・シャワー室
  • 車いす使用者用客室に、浴室又はシャワー室等を設ける場合は、車いす使用者等が円滑に利用できる構造のものを整備する。
  • 浴室等は転倒などによる事故が多い場所であるため、出入り口の段差の解消、手すりの設置、滑りにくい床材の使用、不用意な突起物を設けないなど、十分に配慮する。
  • 脱衣室にも手すりを適宜設ける。
  • 脱衣室には、着替え台を設けることが望ましい。
(3)案内等

案内板及び案内表示等を設ける場合は、高齢高齢者や障害者等が円滑に利用できるよう配慮する。

案内・誘導表示については、場所、高さ、文字の大きさ、形状、表示内容、分かり易さ、などに十分配慮する。

車いす使用者、視覚障害者、聴覚障害者、知的・発達障害者等が非常時の避難から取り残されないよう、避難通路、一時避難スペース、音声、光センサー等の避難誘導設備などを適切に設ける。

(4)視覚障害者の整備

視覚障害者が施設を安全かつ円滑に利用出来るよう、音声案内、視覚障害者誘導用ブロック等を適切に設ける。やむを得ずこれらの設備を設けられない時は、誘導・案内職員を配置する。

白杖使用者は、歩行中足元から上部の情報が入手しにくいので、突出した構築物など、衝突の危険がある物は避ける。

(5)聴覚障害者の整備
  • 聴覚障害者は、音声による情報入手が困難なため、空間配置、文字や絵文字などの視覚情報の導入を行う。
  • 非常時における緊急誘導は、人的対応のほか、文字情報や点滅ランプ、光センサーなどを活用し、連続的に行う。
  • 施設受付、施設内案内の対応としては文字情報のほか、筆談器や手話通訳者を適宜配置する。
バリアフリー

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