【アセスメントの3つの視点】情報の解釈、関連付け、統合化とは? vol.195

こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです。今日は介護過程の「アセスメント」について・・・

アセスメントの思考の方法と個別ケア

Contents

1.情報の解釈・関連付け・統合化・生活課題の明確化とは
2.アセスメントの視点
 1⃣自立の視点
 2⃣快適の視点
 3⃣安全の視点
 4⃣3つの視点の表
3.アセスメントの実際
 1⃣利用者の生活像を組み立てる
 2⃣生活像からイメージを描く

1.情報の解釈・関連付け・統合化・生活課題の明確化とは

アセスメントとは?

1人ひとりの心身の状況に応じた生活支援を行うには、利用者が何に困っているか、つまり利用者の『生活課題』を明確化する必要があります。そのためには得られた利用者の情報の意味を解き明かす「解釈」をし、生活課題を導き出す思考の方法を身に付けなければなりません。この生活課題を導き出す思考の方法を『アセスメント』と言います。それは、情報収集によって得られた情報の意味を解釈・関連付け・統合化して生活課題を導き出す思考のプロセスです(以降アセスメントと表記)。

アセスメントでは専門的知識を活用し、利用者の生活状態のどの部分にどのような課題が生じているのか、または生じる可能性があるのか、情報を専門的な視点から解釈することで、場当たり的、経験的でない論理的な方法で課題を見出すことが出来ます。

アセスメントによって導き出した生活課題を元に、介護計画の立案へと進めるため、アセスメントの結果で介護過程の方向性が決まると言っても過言ではありません。

2.アセスメントの視点

3つの視点

アセスメントは利用者の膨大な情報から必要な情報を選び、解釈する必要があります。何の手がかりもないまま単に情報を眺めていても、その情報の何をどの方向から考えると良いのかわからなくなる事があります。
その際に役立つのが下記に記載する3つの視点になります。この視点で考える事で利用者の生活課題が導き出しやすくなります。

介護福祉職としての役割を果たすには、常に介護福祉の理念を根拠に、関わりの方向性は何かを意識していくことが不可欠になります。

介護福祉の理念は『自立支援』です。

自立支援とは、「個人が人としての尊厳を持って、家庭や地域の中で、障害の有無や年齢にかかわらず、その人らしい安心のある生活が送れるように自立を支援すること」であり、介護福祉職として利用者へ関わる方向性を示しているといえます。

1⃣自立の視点

自立の視点

自立の視点の考え方は、利用者の持てる力を最大限発揮しつつ『生活の活性化』が図られているかを探る視点になります。具体的には生活の営みの中で利用さんが持てる力を発揮できているか、持てる力を発揮する上で、支障・困難な状況はないか、適切な福祉用具の活用ができているか、事故の意思表示ができる状況にあるか、等について該当する情報から解釈をします。

2⃣快適の視点

快適の視点

快適の支援の考え方は、身体的・心理的な苦痛がなく、1人の人間として尊厳を保持した『生活の継続性』が図られているかについて探る視点です。具体的には、プライバシーや自尊心が保持されているか、これまでの生活スタイルや価値観が維持されているか、パワーレス状態を招く状況はないか、等について該当する情報から解釈をします。

3⃣安全の視点

安全の視点

安全の視点の考え方は『身体的・心理的・環境的な安全や安心が確保されているか』について探る視点です。具体的には、生命の状態を悪化させている原因や二次的に悪化を招きそうな状況の有無はどうか、生活を営む中でリスクマネジメントを必要とする状況の有無はどうか、等について該当する情報から解釈をします。

4⃣3つの視点の表

アセスメントの3つの視点について

自立の視点
・生活の営みの中で利用者が持てる力を発揮できているか
・持てる力を発揮する上で支障・困難な状態はないか
・適切な福祉用具の活用ができているか
・自己の意思表示ができる状況にあるか

快適の視点
・プライバシーや自尊心が保持されているか
・これまでの生活スタイルや価値観が維持されているか
・パワーレス状態を招く状況はないか

安全の視点
・生命の状態を悪化させている原因や二次的に悪化を招きそうな状況の有無はどうか
・生活を営む中でリスクマネジメントを必要とする状況の有無はどうか

3.アセスメントの実際

アセスメント記録に設定されている項目は❻つになります。

  • 利用者の生活像を組み立てる
  • 生活像からイメージを描く
  • イメージとアセスメントの視点を関連づける
  • イメージの根拠にした情報番号を、アセスメントの視点別に整理する
  • 情報の解釈・統合化
  • 予測される生活課題の明確化

この1連の思考の方法、アセスメントの思考過程を、順次例示しながら事項で説明していきます。このアセスメントの思考過程を確実に習得できたら、❶〜❻の❷・❸を経なくても❶から❹へ進めることが可能となります。

1⃣利用者の生活像を組み立てる

情報収集のツールとして、【ICF】モデルを活用していきます。利用者の生活像をイメージしやすくするために情報を立体的に組み立てる必要があります。

  1. 人生のどの時期にあって(個人因子)
  2. どんな健康状態で(健康状態・心身機能)
  3. どのように生活している人なのか(活動・生活・環境因子)

2⃣生活像からイメージを描く

生活像とは?

生活像として情報を立体的に組み立てる際に「こんな状態であればこういう気持ちだろうな」とか、「この状態であれば、こんなことが困るだろうな」とか、利用者さんの立場に自分を置き換えて、情報から思ったり感じたりしたことをイメージとして描くことが大切となります。

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