障害の理解

【❶重複障害】盲ろう重複障害(盲とろう)の原因と特性 vol.259

こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「障害の理解」の中から『重複障害』について、今日と明日、明後日の3回に分けて書いていきます。

聴覚障害の学校教育・福祉制度について?

Contents

1.重複障害とは
 1⃣学校教育制度
 2⃣福祉制度
2.障害の原因
3.盲ろう重複障害(盲とろう)
 1⃣身体的側面の理解
 2⃣心理的側面の理解
 3⃣生活上の支援
 4⃣主なコミュニケーション方法
 (1)手話
 (2)点字
 (3)手書き文字
 (4)音声
 (5)筆談
 (6)指文字
 (7)パソコン通訳
 (8)その他

1.重複障害とは

重複障害とは?

今日から3回に分けて、重複障害についてまとめていきます。重複障害の定義は明確に示されていません。また、重複障害についてふれられている学校教育制度を福祉制度とでは、内容が異なります。

1⃣学校教育制度

学校教育制度での重複障害

学校教育法施工令第22条の3では、「視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者、病弱者」の5うtの区分で示され、障害の程度と判定方法が規定されています。
これら5つのうち2つ以上合わせ有する場合を「聴覚障害」といいます

2⃣福祉制度

福祉制度での重複障害

障害者(児)の福祉に関する厚生行政においては、「視覚障害」「聴覚障害又は平衡機能障害」「音声・言語障害又は咀嚼機能障害」「肢体不自由」「内部障害」「知的障害」「精神障害」など、それぞれの障害について、障害の認定や施策の実施などに必要な障害の程度や判定が規定されています。
これらのうち2つ以上の障害が重複するものを「重複障害」といいます。なお、一般的には、身体障害、知的障害、精神障害の2つ以上が複合的にある場合を「重複障害」と表現されます。

2.障害の原因

中枢神経系の障害が原因となる場合が多く、

  • 先天的障害
  • 後天的障害

に分類されます。

障害の主な原因疾患

●先天的障害の主な原因疾患には、「脳性麻痺」「水頭症」「脊髄髄膜瘤」「染色体異常」などがあります。
●後天的障害の主な原因疾患には、「頭部外傷」「脳炎」の後遺症などがあります。

3.盲ろう重複障害(盲とろう)

目や耳が不自由な人を「盲ろう者」と呼びます。

身体障害者手帳に記載されている盲ろう者(視覚と聴覚の両方に障害を併せ持つ人)は、全国で約1万4000人であると推計されています(2012(平成24)の厚生労働省「盲ろう者に関する実態調査」)。

日本では、社会的にも法的にもまだ「盲ろう者」の定義が確立されていません

盲ろうの重複障害は、

  • 全盲ろう
  • 弱視ろう
  • 全盲難聴
  • 弱視難聴

の4つのタイプに分けられます。

聴覚障害

1⃣身体的側面の理解

障害の発生経緯によって下記の4つに分類されています。

❶先天的盲ろう:生まれつき、あるいは乳幼児期に視覚と聴覚の障害を発症する

❷「盲ベース」の盲ろう:はじめは盲(視覚障害)で後から聴覚障害を伴う。コミュニケーションについては、盲学校教育を受けた人は、点字・指点字中心となります。

❸「ろうベース」の盲ろう:はじめはろう(聴覚障害)で後から視覚障害を伴う。コミュニケーションついては、聾学校で教育を受けた人は手話・触手話中心となります。

❹後天性盲ろう:成長発達の過程で視覚と聴覚の障害を発症する。なお、盲ろう者の中には、知的障害や運動機能障害を併せ持つ人もいます。

2⃣心理的側面の理解

心理的側面の理解

盲ろう者は、「光」と「音」が失われた状態で生活しているため、コミュニケーションや情報入手、移動が1人では出来ないなど極めて困難な状態に置かれています。そのような中で日常生活を送るということは、不安や恐怖も大きく、孤独な状態に陥りやすいと思われます。

視覚又は聴覚の単独障害でも、受け取った情報の捉え方が健常者と異なるため誤解が生じやすいといわれています。これが視覚・聴覚の両方の障害となれば、情報の捉え方が独自のものとなり、周囲と理解し合うことが難しく、大きなストレスを抱えることになります。

3⃣生活上の支援

盲ろう者が、社会の一員して他者との交流をより充実させるためには、コミュニケーションの方法や質について考える必要があります。前項でまとめたように、盲ろう者のコミュニケーションの方法は、それぞれの障害の程度や生育歴、環境によって多様です。
個人因子や視覚機能・聴覚機能の状態をよく理解し、どのようなコミュニケーションの手段が最適なのかを把握する必要があります。

情報の捉え方が健常者とは異なるという点を理解して、個々の盲ろう者の捉え方に寄り添う姿勢が大切です。そして、盲ろう者が孤立しないで、社会の一員として生活を送れる支援に繋げます。

4⃣主なコミュニケーション方法

(1)手話

手話:こんにちは

手話

手話=手話を読み取れる盲ろう者
触手話(触読手話):全盲ろう者が手話の形を触って読み取ります。
弱視手話(接近手話)弱視ろう者が見える距離から読み取ります。

(2)点字
点字

点字=点字の読み書きができる盲ろう者
指点字:点字タイプのキー代わりに通訳者が盲ろう者の指を直接たたく方法。日本で開発された方法で、正確に迅速に伝えられます。
ブリスタ:ドイツ製の速記用点字タイプライターのことで、点字を使用する盲ろう者が使用します。音が静かなうえに、たびたび紙を取り換える必要がないので、会議や講演会などの通訳に適しています。

(3)手書き文字
手書き文字

手書き文字は、盲ろう者の手のひらに直接文字を書いて伝える方法です。簡単ですが、時間が掛かるため情報量が制限されます

(4)音声
音声

残った聴力に対し、耳元や補聴器に向かって話す方法です。音の高低、強弱、速さ等に配慮する必要があります。

(5)筆談

通訳者が文字を書いて伝える方法です。盲ろう者の見やすい大きさ、太さ、間隔の文字を書いて伝えます。比較的簡単にできますが、時間が掛かるため情報量が制限されます。

(6)指文字
指文字

日本では日本語式(50音式)指文字が聴覚障害者の間で一般的に使われています。手話と一緒に補助的に使われることが多いです。

(7)パソコン通訳

通訳者がパソコンを用いて入力し、その画面を盲ろう者が読む方法です。近年ソフトウェアの普及に伴ってニーズが増えています。

(8)その他

盲の状態に応じ、聾学校の口話教育の補助で、キュード・スピーチがあります。また、先天性盲ろう児・盲ろう者とのコミュニケーションでは、親や指導者との間で、喉が渇いた時にコップを持つしぐさをするなど物や身振りのサインを合図として用いることもあります。

キュード・スピーチとは?
話し言葉を視覚化するツールのこと。母音を口の形で表しながら、子音を手の形で表すという方法で、幼い時によく使うコミュニケーションの方法のこと。

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kana

はじめまして(^-^)/
介護ラボのカナです。
ブロガー歴2年半(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士として就業中。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」「介護福祉士」 ◉現在福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
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