障害の理解

【❷重複障害】聴覚と知的の重複障害と、視覚と知的の重複障害について vol.260

こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「障害の理解」の中から『重複障害』について、昨日と今日、明日の3回に分けて書いていきます。

重複障害の特性に応じた支援とは?

Contents

1.聴覚と知的の重複障害
 1⃣身体的側面の理解
 2⃣心理的側面の理解
 3⃣障害の特性に応じた支援
 (1)安全の配慮
 (2)他者との交流
 (3)自立生活の支援
2.視覚と知的の重複障害
 1⃣身体的側面の理解
 2⃣心理的側面の理解
 3⃣障害の特性に応じた支援
 (1)安全の配慮
 (2)他者との交流
 (3)自立生活の支援

1.聴覚と知的の重複障害

聴覚と知的の重複障害とは、感覚機能の聴覚と知的の障害を併せ持つ状態を指しています。

聴覚障害により情報の入手が難しいことに加え、知的障害を伴うことで状況の理解が困難になります。その結果、生活に多くの支障が見られます。利用者の特性を理解し、尊厳を維持しながら支援をすることが求めれています。

1⃣身体的側面の理解

身体的側面の理解

先天性の聴覚障害であったり、聴覚障害の程度によっては、聴覚機能による学習の機会が損なわれるため、言語の獲得に支障が見られ発語機能が低下します。聴覚・知的障害を伴うた周囲の人との相互理解にはコミュニケーション手段として、自分の意思を示すサインや周囲の情報を理解するサインを作り出すことが必要になります。

2⃣心理的側面の理解

心理的側面の理解

聴覚障害により外からの情報が得られず、その状況を理解することも難しいため、恐怖心や不安が見られます。また、自分の意思表出が困難で相手の理解が得られないなど欲求が満たされないことは強いストレスの原因となります。支援をするうえで、常に利用者の気持ちを汲み取る姿勢が求められます。

3⃣障害の特性に応じた支援

(1)安全の配慮
安全の配慮

周囲の状況の情報が聴覚から伝わらない上に、その状況の理解が困難なため、些細な事でも危険性が増します。介護福祉職は行動スペースにおける危険性を予測しながら環境を整備し、利用者の安全を確保することが大切になります。利用者が自分自身で安全面への認識がもてるよう、危険性を理解してもらうことも必要です。

(2)他者との交流

コミュニケーションが円滑に図らなければ、他者との相互理解がや交流が困難になります。社会におけるルールを理解してもらいながら、主体的な社会生活が送れるよう支援をします。

(3)自立生活の支援
  • 乳幼児期:親・家族との関係構築や、基本的に生活習慣の習得、社会的マナーの獲得
  • 学童期から青年期:就学
  • 青年期:就労、家族や地域での役割

其々のライフステージにおける取り組みに支障が見られます。個々のニーズに応じた支援をアセスメントすることが重要になります。

2.視覚と知的の重複障害

視覚と知的の重複障害とは、感覚機能の視覚と知的の障害を併せ持つ状態を指しています。

先天性の視覚障害児の場合、盲学校へ就学して歩行方法の習得、歩行範囲の拡大に向けて段階的に地理・空間のイメージを形成していきます。そこに知的障害を伴うと、就学先での学習内容の理解が困難となります。地理・空間のイメージが形成されず、自発的な行動や生活の範囲が制限されます。

1⃣身体的側面の理解

身体機能の増強・維持:歩行など運動の機会が減少する為運動機能が低下します。幼少期では、バランス反応、姿勢の保持、筋力の維持、歩行動作が低下します。高齢期では、廃用症候群が生じやすくなります。成長の過程に伴った運動の機会を設けることが必要になります。

睡眠のリズム:睡眠に必要な同調因子である光が目から取り入れられないため、サーカディアンリズムが乱れ、睡眠に障害が出やすくなります。食事時間の設定や活動の工夫により生活のリズムをつくりだすことが必要になります。

サーカディアンリズムとは?

約24時間を1日の周期とする生体時計。概日リズムともいう。

2⃣心理的側面の理解

行動に必要な情報を適切に理解しないで行動すると危険が伴います。疼痛など身体的負担の大きい体験をすると、行動に恐怖心や不安が伴います。また危険が伴う行動を周囲の人により制限、抑圧されるとストレスになります。コミュニケーションでは、個々の利用者の状況に応じたサインを用いて情報を提供し、相互理解を図ることが求めらます。

3⃣障害の特性に応じた支援

(1)安全の配慮
安全の配慮

周囲の情報が視覚から理解できず、その状況の理解が困難なため危険性が増します。介護福祉職は、行動スペースにおける危険性を予測ながら環境を整備し、利用者の安全を確保することが大切になります。利用者が自分自身で安全面への認識が持てるよう、危険性を理解してもらうことも必要です。

(2)他者との交流
他者との交流

利用者は、主に家族やヘルパー等の同行支援を受けながら活動しています。しかし主体的な行動が少ないと、他者との交流が制限されてしまいます。安全面や社会のルールを理解してもらいながら、主体的に他者との交流の機会が図れるよう支援することも大切です。

(3)自立生活の支援

慣れた生活空間以外の場所では、地理・空間イメージがつくられないため、移動に不安や危険が伴います。利用者が主体的に活動できるよう同行者が寄り添い、生活空間の拡大に努めます。また、日中の活動は1日の生活リズムをつくりだすうえでも大切になります。

成長発達に応じた楽しみや役割が持てるような働きかけをすることが必要です。

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kana

はじめまして(^-^)/
介護ラボのカナです。
ブロガー歴2年半(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士として就業中。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」「介護福祉士」 ◉現在福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
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