バリアフリー・ユニバーサルデザイン

【障害者・車椅子利用者】バス・タクシーのバリアフリー整備 vol.802

2022-08-24

こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「福祉住環境」の中から『バス・タクシーのバリアフリー整備』について書いていきます。

福祉タクシー車両の導入状況について

Contents

1.バス・タクシーのバリアフリー整備
 1⃣バスのバリアフリー整備
 2⃣都市内路線バスのバリアフリー整備
 ◉都市内路線バスのガイドライン(表)
 3⃣都市間路線バス(高速・空港アクセスバス等)
 4⃣福祉タクシーのバリアフリー整備
 ◉福祉タクシー車両の導入状況について(表)

1.バス・タクシーのバリアフリー整備

1⃣バスのバリアフリー整備

2019年度(令和元年)のバスの総車両数は61,542台で、その中で「バリアフリー法」の規定によらない適用除外認定車両を除いた対象車両数は48,025台となっています。このうち、ノンステップバスは61.2%の29,373台です。

ノンステップバスは、2000年(令和2年)に2.2%の1,289台だったのが、2020年(令和2年)に61.2%と、その整備はおよそ20年で59%増加し、毎年着実に増加しています。

2⃣都市内路線バスのバリアフリー整備

都市内路線バスについては、下記のガイドラインにより、

・標準的な整備内容整備

・望ましい整備内容

の項目について定めています。

3⃣都市間路線バス(高速・空港アクセスバス等)

都市間路線バスのバリアフリー化の推進については、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会のレガシーである共生社会の実現に向け、とりわけ空港のアクセスバスのバリアフリー化は急務でしたが、リフト付きバスの導入は進んでいない状況でした。

ガイドラインではこうした状況を踏まえ、課題が相対的に小さく、かつ利用者ニーズの高い空港と都心部を結ぶ直行路線においては、リフト付きバス等のバリアフリー車両を導入することとしました。

また、バリアフリー車両の導入が難しい場合であっても、人的支援の実施等のリフト対策を講じることなどにより、バリアフリー対策を優先的に推進していくべきであるとしています。

4⃣福祉タクシーのバリアフリー整備

国土交通省は、令和2年度までに約44,000台の福祉タクシー(ユニバーサルデザインタクシーも含む)を導入することが目標とされていました。

福祉タクシーとは、

  • 寝台専用車
  • 車椅子専用車
  • 回転シート等(座席が回転等することにより円滑に乗降可能な車両)

の3つに区分されます。

◉福祉タクシー車両の導入状況について(表)
※出典:国土交通省「福祉タクシー車両の導入状況について」より

2010年(平成22年)、令和2年度までに約44,000台の目標値に対しての整備率は27.6%の12,256台でしたが、2015年(平成27年)は34.2%の15,026台、2019年(平成31年)は84.2%の37,064台と、ここ数年の整備率はかなり高くなってきています。

その整備率の高さの理由は、ユニバーサルデザインタクシー(UD)の普及にあります。

UDタクシーは、2017年~2019年度の2年間で21,736台整備されています。

なお、現在では、2025年度(令和7年)までに、約90,000台の福祉タクシーを導入し、また各都道府県における総車両数の約25%をUDタクシーとする目標が掲げられています。

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kana

はじめまして(^-^)/ 介護ラボのカナです。2020年6月ブログ「kanalog(カナログ)」を開設
介護の専門学校で学んだ知識をベースに、現場ではなかなか得られない”理論的な視点”や”根拠ある介護”を中心に発信、これまでに820記事以上を筆跡してきました。
ブログの8割は、専門学校で得た知識のアウトプットが中心。ADL/ボディメカニクス・高齢者心理など、介護の基礎から応用場で幅広く取り上げています。
社会人経験を経て介護の道へ転身し、介護福祉士・環境福祉コーディネーター2級を取得。 回復期リハビリ病院2年勤務し、現在はテレワーク勤務をしています。
辞書型ブログの運営や、外部メディアへの協力など、活動の幅も広がっています。 「介護職として長く働きたい」「もっと学びながら成長したい」トンな思いを持つ人たちへ、小さなヒントや確かな知識を届けていけたらうれしいです。

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