【ユニバーサルデザイン政策大網】まちづくりにユニバーサルデザインを導入する時の6つの留意点 vol.664

こんにちは💛 介護ラボのkanaです。今日は「福祉住環境」の中から『ユニバーサルデザイン政策大網』について書いていきます。

ユニバーサルデザインの5つの政策目標

Contents

1.ユニバーサルデザイン政策大網
 1⃣5つの政策目標
 (1)利用者の目線に立った参加型社会の構築
 (2)バリアフリー施策の総合化
 (3)誰もが安全で円滑に利用できる公共交通の整備
 (4)誰もが安全で暮らしやすいまちづくりの推進
 (5)技術や手法等を踏まえた多様な活動への対応
 2⃣(1)~(2)のまとめ
2.これからのまちづくりの課題
 1⃣まちづくりにユニバーサルデザインを導入する場合の6つの留意点
3.まとめ

1.ユニバーサルデザイン政策大網

国土交通省が2005年(平成17年)に策定した「ユニバーサルデザイン政策大網」は、1994年(平成6年)の「ハートビル法」、2000年(平成12年)の「交通バリアフリー法」以降のバリアフリーのまちづくりの整備課題を総括し、

  • 「どこでも、誰でも、自由に、使いやすく」

というユニバーサルデザインの考え方を踏まえ、「今後、身体的状況、年齢、国籍などを問わず、可能な限り全ての人が人格と個性を尊重され、自由に社会に参画し、生き生きと安全で豊かに暮らせるよう、生活環境や連続した移動環境をハード・ソフトの両面から継続して整備・改善していく」という理念を掲げ、ユニバーサルデザインの考え方に基づいて、次項の5つの政策目標を打ち出しました。

1⃣5つの政策目標

(1)利用者の目線に立った参加型社会の構築

「利用者の目線に立った参加型社会の構築」 の政策の中で 、下記3つの考えを打ち出しました。

  • 利用者、住民・NPOなどの多様な参加の推進
  • 持続的・段階的な取り組みの推進(スパイラルアップの導入)
  • 多様な関係者の連携・協働の強化
(2)バリアフリー施策の総合化

「バリアフリー施策の総合化」の政策の中で、下記3つの考えを打ち出しました。

  • 利用者の一連の行動に対応する連続的なバリアフリーの推進
  • 利用者の一連の行動に対応する対象施設の拡充
  • 適切な情報提供など、ソフト施策の充実
(3)誰もが安全で円滑に利用できる公共交通の整備

「誰もが安全で円滑に利用出来る公共交通の整備」の政策の中で、下記3つの考えを打ち出しました。

  • 交通結節点における利便性向上や乗継の円滑化
  • 交通事業者と地域住民等との協働の促進
  • 公共交通に関する情報提供の必要性
(4)誰もが安全で暮らしやすいまちづくりの推進

「誰もが安全で暮らしやすいまちづくりの推進 」の政策の中で、下記3つの考えを打ち出しました。

  • 歩いて暮らせるまちづくりに向けた取組の推進
  • まち全体を視野に入れた取組の推進
  • 高齢者、障害者、子ども等に配慮した安全・安心のまちづくり
(5)技術や手法等を踏まえた多様な活動への対応

「技術や手法等を踏まえた多様な活動への対応 」の政策の中で、下記3つの考えを打ち出しました。

  • 観光など非日常的な行動をも対象とした施策展開
  • 外国人の受け入れ環境の整備
  • ITを活用したユニバーサルな情報提供

2⃣(1)~(2)のまとめ

(1)~(5)のうち、ユニバーサルデザイン手法として重要なのは、

  • (1)利用者の目線に立った参加型社会の構築
  • (2)バリアフリー施策の総合化

になります。

利用者に関わる参加のしくみと同時に、いかに街を一体的かつ連続的に計画・整備するかがポイントなります。

また、生活行動の多様化に伴う宿泊施設など余暇活動の場の整備、外国人等への対応も引き続きユニバーサルデザインの課題として挙げられます。

2.これからのまちづくりの課題

ユニバーサルデザインの基本は「わかりやすさ」、そして「何事にも柔軟なデザイン思考」ですが、設計者や技術者のみがまちづくりや製作者側に立つのではなく、利用者や生活者がまちづくりやデザインの決定プロセスに責任をもって参画する時代が到来しています。

ユニバーサルデザインは、市民が安全に、安心して暮らし、誰もが平等に生きていく為の生活環境を構築する、ごく当たり前のデザイン及びそのための行動といえます。

そのためにはまず身近な地域環境、生活、仕組みを見直すことから始め、やがてユニバーサルデザインという言葉や表現を使わないでユニバーサルデザインのまちづくりに近づいていくことが目標になります。

1⃣まちづくりにユニバーサルデザインを導入する場合の6つの留意点

留意点❶

❶まちづくりにおけるユニバーサルデザインは、まちの物的バリアだけではなく、歴史、伝統、文化、その地域のしくみをしっかりと把握することから始める必要があります。

留意点❷

❷ユニバーサルデザインは参加型まちづくりそのものになります。企画から実行、事後評価、そして改修、維持管理、新規事業の展開に至る一連の流れの中に、市民、利用者の意向を丁寧に取り組む作業が重要です。

留意点❸

❸まちづくりのユニバーサルデザインを円滑に進めるためには、市民1人ひとりの意識の共有と地域や住民の合意形成が不可欠です。

留意点❹

❹都市計画やまちづくり、地域福祉計画や障害者計画等との整合性を十分に図りながら事業を構築していくことが重要になります。

留意点❺

❺ユニバーサルデザインには経験の継続が重要です。誰もが公平に利用できるデザインといっても、1人ひとり異なるニーズを持つ市民が共通に利用できるものは少なく、不都合が生じることを前提に、失敗を恐れず、よりよい社会環境を構築していくという強い信念を持つことが重要です。

留意点❻

❻ユニバーサルデザインを推進していく過程では、異なる事業者間の協働、調整が重要になります。特に都市間をつなぐ鉄道・バス・道路などの交通システムでは、複数の事業者が関わることが少なくありません。交通システムでは乗り換えを含め、連続的な移動や利用が円滑に達成されてはじめてその機能が評価されます。

3.まとめ

多くの市民が望む暮らし、まち、その具体化を図る考え方と行動がユニバーサルデザインそのものになります。

  • 意識のバリア
  • 制度のバリア
  • 環境のバリア
  • 情報・コミュニケーションのバリア

を可能な限り、市民みんなで解消し、又は乗り越えていく仕組みをつくり、豊かで魅力あるまちづくりを推進する必要があります。

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