【障害者自立支援法】基本的な５つの考え方と５つの特徴　vol.793

こんにちは💚　介護ラボのkanaです。今日は「福祉住環境」の中から『障害者自立支援法の特徴』について書いていきます。

社会福祉基礎構造改革３つの特徴

１．障害者自立支援法の特徴

1⃣社会福祉基礎構造改革３つの特徴

その「社会福祉基礎構造改革」は、

• ①サービス利用者と提供者の対等な関係
• ②多様なサービス提供者の参加と促進
• ③サービスの質の向上と効率化

の３点が特徴として挙げらえました。

2⃣支援費制度施行

この支援費制度は、

• 身体障害者
• 知的障害者

を対象に、措置制度から、利用・契約制度に転換され、利用者の自己決定と選択の重視、利用者の選択とサービスの質の向上などが実施されました。

しかしながら、支援費制度施行後、

• 在宅サービス利用者の増加
• 障害種別のサービス水準の格差や地域格差
• 在宅サービスの予算の増加と財政問題

などの課題が生じ、「障害者自立支援法」の前身となる、グランドデザインの提案がなされました。

その提案は、障害程度区分、応益負担の原則などの点で、介護保険制度に近い仕組みが制度として組み込まれました。

3⃣障害者自立支援法の基本的な５つの考え方

「障害者自立支援法」の基本的な考え方として

• ❶障害のある人が普通に暮らせる地域づくり
• ❷障害のある人のニーズや適性に応じた自立支援
• ❸市町村を中心とするサービス提供体制の確立と、国・都道府県による支援
• ❹効果的・効率的なサービス利用の促進
• ❺費用の公平な負担と資源配分の確保

の５つになります。

4⃣障害者自立支援法の５つの特徴

「障害者自立支援法」の特徴として、

• ①身体障害、知的障害、精神障害の３分野の障害施策の一元化
• ②これまでのサービスの再編と新たなサービス体系の創出
• ③就労施策支援の強化
• ④市町村によるサービス支給決定の透明化・明確化
• ⑤安定的な財源の確保・定率の利用者負担

の５点にまとめられます。

２．まとめ

しかし、「障害者自立支援法」では、

• 介護給付：介護に関する福祉サービス
• 訓練等給付：訓練に関する福祉サービス
• 地域生活支援事業：市町村が自主的に行う福祉サービス
• 補装具給付事業：補装具交付に関する福祉サービス
• 自立支援医療：育成医療、厚生医療、精神通院公費医療

といった、給付内容に移行しました。

就労支援では、

• 「福祉的就労」と
• 「一般就労」

に分け、一般就労についての充実が図られるようになりました。

そして、2010年（平成22年）の改正で「発達障害」が新たに対象として含まれることが明示されました。

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