コミュニケーション技術

【❷聴覚障害のある人へのコミュニケーション技術】伝え方の8つのポイント vol.441

2021-08-28

こんにちは 介護ラボのkanaです。「コミュニケーション技術」の中から『聴覚障害のある人へのコミュニケーション』について、前回は「【❶聴覚障害のある人へのコミュニケーション支援】5つの難聴区分と聴力レベル vol.440」、今回はコミュニケーション技術の2回に分けてまとめていきます。

聴覚障害者のための環境整備のポイント

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聴覚障害のある人に対するコミュニケーション技術

1⃣基本的対応

(1)手話や口話

聴覚障害のある人に対するコミュニケーションは、先天性か後天性かで対応に違いがあります。

先天性の場合、多くは手話や口話を幼少期ん学んでいるので、本人にとってそれらを使ったコミュニケーションが自然になります。

「手話」は、介護者側が必ずしも習得しているとは限りませんが、簡単なものを覚えて使うことは大切です。なぜなら、手話使用者にとって手話は単に情報交換の手段というより、心理的安定のもととなる母国語的な意味合いがあるからです。

「口話」は、お互いの唇の動きを読み取って理解する方法ですが、発音する口の動きは似たものが多く判別が難しい時もあります。また、相手の口元に長時間集中していなければならないので、長い会話には向かないというマイナス点もあります。

(2)筆談

「筆談」とは、紙などに話の内容を書き合う、最も基本的なコミュニケーション方法であり、全ての聴覚障害に対応出来ます。

話の内容を全部書こうとすると、書く方もも読むほうも時間がかかり非効率であるばかりか、会話のリズムが崩れてしまいます。

ポイントは、

  • 「キーワードを書く」

ことです。

紙だけでなく、繰り返し消して書ける簡易筆談器などもあります。また、近年では磁気で書くボードや感圧式の電子メモパッドなどを活用できます。

(3)補聴器

「補聴器」とは、箱型、耳かけ型、耳穴型などがあり、どのタイプもマイクで音を集めて、音を増幅して、耳に届けるという仕組みのものです。個人の聞き取りに合わせて専門家が調整する必要があり、購入時はもちろん、そのあとも定期的な調整が必要になります。

加齢性難聴の場合、補聴器を付ければクリアな音で聞き取れるようになるわけではないですし、補聴器から聞こえてくる音に慣れるのにも時間が必要です。

個人差はありますが、だいたい3か月から半年くらいはかかるでしょう。

また、補聴器は1対1の静かな場所で最も効果を発揮する機器であり、騒がしい所や、大人数での食事やレクリエーションなどには不向きになります。

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(4)コミュニケーション環境

聴覚障害のある人とコミュニケーションを取る時に、1番大切なことは「環境」です。

私たちの周りには、実に多くの、

  • 足音
  • 車の音
  • エアコンの音
  • 冷蔵庫の音
  • テレビの音
  • スピーカーから流れる館内放送
  • 食器のあたる音・・・

このような沢山の音にあふれています。

これらは周囲雑音と呼ばれ、聴力に問題のない人には気になりませんが、聴覚障害のある人にとってはさらに聞き取りを低下させる原因となります。

(5)伝え方の8つのポイント

聴覚障害がある方への伝え方として、

  • ❶聞こえの良い耳があれば、そちらの方から、
  • ❷立ち止まって、前方にまわって、
  • ❸表情・視線・口の動きを見せて、
  • ❹手や物を顔の位置に近づけて、
  • ❺大きく・ゆっくり・はっきり、
  • ❻まず、話のテーマを明らかにして、
  • ❼筆記具とメモを用意して、
  • ❽できるだけ1対1で

この8つのポイントがあります。

例えば・・・

相手の前方にまわり、「表情」「視線」「口の動き」を見て話します。特に口の形をはっきり示すことは、認知症の軽さ重さにかかわらず効果があることされています。

他にも、右耳と左耳で聞こえに差がある場合は、少しでも良い方の耳から話しかけることが大切です。

ただし必要以上に大きな声を出しては避けましょう。『騒音暴露』といって、耳の状態をさらに悪化させてしまいます。

手でジェスチャーをしたり、物を見せたりするときは、手や物を顔の位置に近づけて動かします。口の動き、表情、手や物を同時に見ることが出来るので、話の内容が理解されやすくなります。

どちらの方向から音や人の声が聞こえてくるかわからないので、話すときは相手の体に触れるなどして注意を促し、相手が自分に注目しているか確認した後に話しかけることが大切です。

そして、言葉は、

  • 「大きく」
  • 「ゆっくり」
  • 「はっきり」

発音することが必要です。

2⃣聴覚障害者のための環境整備のポイント

聴覚障害の人のための整備ポイントとして、

・窓を閉める
・ドアを閉める
・ゆっくり、はっきり区切る
・テレビを消す
・音楽を消す
・院内放送の音を消す
・正面から相手の顔を見る
・補聴器をテーブルの上に置く

このような環境にすることが大切です。

上記のポイントは、聴覚障害のある人とのコミュニケーションを取るうえで必要な前提条件です。なるべく騒音暴露がない環境にすることが重要になります。

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kana

はじめまして(^-^)/ 介護ラボのカナです。
ブロガー歴3年超(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士➡2023年1月~リモートワークに。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」・「介護福祉士」取得
◉福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
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