【❷ADL】高齢者の水回り(浴室)9つのポイント vol.149

こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです。「福祉住環境」の中から、『水回りの安全対策について』3回に分けて書いていきます!

浴室の環境整備・快適な住まいとは??

Contents

1.浴室の整備
 1⃣浴室の面積
 2⃣浴室出入り口の段差
 3⃣出入口建具
 4⃣すのこの活用
 5⃣床面のかさ上げ
 6⃣シャワーカーテンの利用
 7⃣手すり
 8⃣シャワー水栓
 9⃣換気・暖房
2.浴室でのチェックポイント

1.浴室の整備

安全性と同時に、快適性にも配慮し、高齢者や障害者出来る限り自立して入浴できるよう設計することが必要です。高齢化対応のユニットバスを採用、または参考にするとよいでしょう。

高齢化対応のユニットバスとは?

高齢者や障害者向けにあらかじめ出入り口の段差解消や手すりの設置、排水処理の工夫などがなされたものが各メーカーから販売され、最近ではそれらを採用するようになってきている。様々な配慮がなされてはいるが、利用者の身体状況にあっているかをよく確認してから導入する必要がある。

1⃣浴室の面積

間口1.600mm×奥行き1.600mm程度(壁芯一芯で1.820mm×1.820mm程度)、若しくは1.800mm×1.400mm(壁芯一芯距離2.020mm×1.620mm程度)あると、介助者が介助動作を楽に行うことが出来ます。それ以外での広さでは介助しにくく、シャワー用車いすの利用などにも支障をきたします。

入浴の効果とは?

入浴には身体を清潔にする以外にも血液の循環を良くし、様々な効果を精神面にも与えてくれる。しかし、配慮を怠ると、重大な事故を招きかねない行為になります。

2⃣浴室出入口の段差

通常は100mm前後の段差があります。国の基準では20mm以下とされているが、5mm以下に抑える。市販されている高齢化対応の段差のない浴室用サッシは、車いすで浴槽へ入るのも楽になります。但し、湯水が脱衣室側に流れないよう、グレーチングを出入り口の洗い場側に敷設し、水勾配は、出入り口と反対側になるようにする必要があります。

グレーチングとは?

格子状、あるいはすのこ上の床面の覆いのこと。排水溝の蓋としても使用される。細い角パイプ又はT字バーを出入り口に対して平行に組み合わせたタイプが良い。

3⃣出入口建具

引き戸が望ましいが、開き戸の場合は外開きとします。また、緊急時に浴室に入れるように、建具の下半分を取り外せる工夫などがされている商品が良いでしょう。

4⃣すのこの活用

出入り口の段差を解消するもっとも簡単な方法として、洗い場にすのこを敷く方法があるが次の点に注意する必要があります。

  • すのこを小割りにして、取り外しを容易にする。手掛け部分を設けメンテナンスしやすくする。
  • 敷き詰めた際、ガタつかないように、脚部にはゴムを張り付けるなどの工夫をする。
  • すのこを敷いた状態で、またぎ越しがしやすい浴用縁高さ(400mm程度)にする。但しその事で洗い場の水栓、シャワー水栓が低くなりすぎてしまう事もあるので注意する。

5⃣床面のかさ上げ

すのこを用いない場合、浴室床面を新たににコンクリートで埋める方法もあります。但し、排水溝やグレーチングを設け、湯水が流れ出ないように注意することが必要です。

6⃣シャワーカーテンの利用

浴室又は洗い場が狭い場合、洗面・脱衣室の床面を濡らしやすくなるため、浴室出入口の洗い場側にシャワーカーテンを設置するとよいでしょう。

7⃣手すり

表面が樹脂被覆されたもので、太さは直径28~32mmのものとする。簡易型のはめ込み手すりは容易に設置できるが、全体重をかけるとズレるおそれがあるので注意が必要です。

8⃣シャワー水栓

介助入浴を考慮し、通常の位置とは別に介助者が使いやすい位置にも設けておきます。シャワーの吐水・止水は、シャワーヘッドで行えると介助者にも楽である。高さ調節機能付きのシャワーヘッドもあります。

9⃣換気・暖房

浴室用パネルヒーターなど輻射暖房が良い。床暖房は不経済なため避けます。換気扇のみ設置する場合は、熱交換型換気扇を用いる。温風式の場合は、直接当たると体の熱を急速に奪い寒く感じるため、入浴中には使用しないようにします。

熱交換型換気扇とは?

室内空気を換気する場合に、室内排気熱と外気温を熱交換する装置の付いた換気扇。冷暖房時に換気しても、気温は大きく変動しないため適している。

2.浴室でのチェックポイント

  • 浴室はまたぎ越しがしやすい浴槽にする ▶ 浴槽は和洋折衷式浴槽を使用。高齢者でも、またぎ越しがしやすい半埋め込み型にしたい。浴槽縁部分が厚いとまたぎ越しする際にバランスを崩しやすくなる。
  • 浴槽のが外形寸法 ▶ 高齢者などに適するのは、1.100~1.300mm程度。浴槽内で壁につま先が届く長さ。横幅は700~800mm。
  • 浴槽縁の高さ ▶ 使用者により適正な寸法は異なるため、十分に相談して慎重に決めるようにする。入浴用椅子、シャワー用車いすなどを使用する場合は、その座面の高さに合わせて浴槽縁の高さを決める。
  • 手すりの設置 ▶ 浴槽に設置した横手すりは浴槽内での姿勢保持に、縦手すりは立ち上がりや座り込み時に使う。
  • 便利な腰掛スペース ▶ 浴槽への出入りするのに便利な腰掛スペースは、浴槽面積に余裕があればぜひ設けたい。
  • 重宝な腰掛用ベンチ ▶ 腰掛用ベンチは、座ったままでシャワーを使いたい場合に重宝する。
  • 滑りにくい材質の床仕上げ ▶ 浴室の床仕上げには水に濡れても滑りにくい材質の物を使用し、転倒を極力防ぐようにする。

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