福祉住環境整備

【就寝】寝室での安全・快適性を配慮した住環境整備 vol.191

こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです。今日は福祉住環境の中から「就寝」について

寝室の配置計画の留意点とは?

Contents

1.寝室の配置計画での留意点
 1⃣配置計画
 2⃣スペース
 3⃣窓
4⃣床仕上げ
2.設備機器

1.寝室の配置計画での留意点

高齢者や障害者にとって、寝室は日常生活の拠点とも言える重要な部屋になります。介助が必要位なった場合も考慮して、将来に渡り、安全で快適性を考慮した整備を考えることが必要です。

・家族と一緒を望むなどの希望がある場合、寝室と居間は隣接させます。寝室はできるだけ広い間口(有効幅員1,600㎜以上)とし、寝室と居間の間の建具は、遮音性の高い引き分け戸にします。
・独立性を保つ場合は、居間から離して、日当たりや外出のしやすさ、トイレなどとの位置関係にも留意します。

1⃣配置計画

本人が家族とのコミュニケーションを求めているか、プライバシーを重視しているかで配置は異なります。本人の希望を聞き配置計画を進めることが大切になります。

2⃣スペース

⚫︎高齢者は布団の上げ下ろしや、床面からの立ち上がりが困難になるので、ベッドでの就寝が適しています。広さは、1人なら6〜8畳(車いす使用では8畳)、夫婦では最低8〜12畳を確保します。
⚫︎ベッドの位置、車いすの昇降スペース、介助者の位置など、生活動作を把握します。ベッドの脇に2〜3畳程度の畳スペースを設けると、車椅子への移乗に利用したり、腰掛けることができます。

住宅品確法では?

高齢者等配慮対象等級の等級5、4では、寝室は12㎡以上を要求しています。

3⃣窓

⚫︎屋外の景色を楽しめるよう掃き出し窓などの設置も大切です。掃き出し窓は、車いすの出入りも可能な有効幅員を確保します。バリアフリー対応のサッシなら、下枠の段差もありません。
⚫︎掃き出し窓の屋内外で段差を解消する場合、サッシ外に屋内の床と高さが同じデッキを設け、デッキに繋げてスロープを設置すると車いすで寝室から庭へ出入りしやすくなります。

4⃣床仕上げ

⚫︎滑りにくく、クッション性の良い床材を使用します。コルク材は弾力があり、断熱性も高い。厚さ3〜10㎜程度のできるだけ厚いものを採用します。
⚫︎カーペット敷きの場合は、汚れたら部分的に取り外せるタイルカーペットが望ましい。

2.設備機器

「照明のスイッチの高さ」は、床面から1,000〜1,100㎜程度ですが、上肢に障害がある場合は800〜900㎜が望ましい。

「コンセント」は、床面から200㎜程度ですが、しゃがむ動作が困難であれば、400㎜程度とします。また、「
リモコンスイッチや、緊急時のインターホン、住宅用火災警報器などを設置します。

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kana

はじめまして(^-^)/ 介護ラボのカナです。
ブロガー歴3年超(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士➡2023年1月~リモートワークに。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」・「介護福祉士」取得
◉福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします♡

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