【❸ADL ・福祉住環境整備】キッチン・居室・寝室について vol.151

こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです。今日は「福祉住環境」の中から、『ADL ・福祉住環境整備』について、3回に分けて書いていきます。今日は3回目です!

快適に過ごすための注意点

Contents

1.キッチンの整備
 1⃣配置
 2⃣調理台
 3⃣調理機器
2.寝室の整備
 1⃣配置
 2⃣掃き出し窓
 3⃣床仕上げ
 4⃣快適に過ごすための注意点

1.キッチンの整備

1⃣配置

❶長時間の立ち仕事や無駄な移動をしなくて済むよう動線に気を付け、流し台・調理台は、出来る限りコンパクトにまとめます。
❷キッチンと食堂は、壁や建具で仕切らず、ハッチやカウンターにすると、適度に視線を遮り作業も座って出来ます。

ハッチとは?

壁の両側から物品の受け渡しが出来るよう設けられた小開口などをいう。

2⃣調理台

寄りかかっても支障がないように、寄りかかりバー(サポートバー)が付いているものを検討します。シンク下部の150~200mm程度の膝入れスペースがあると椅子座での調理が可能になります。

シンクの深さは、通常より浅い120~150mm程度のシンクに変えると、膝もぶつからずにスムーズに入る。水撥ね防止のため、水栓を泡沫水栓に変えるようにします。

適切なキッチンカウンターの高さとは?

市販されている立位用キッチンのカウンターの高さは、800mmと850mmが標準となっている。高すぎる場合は、キッチンの下部を100mm程度の台輪部分をカットして調節できる。車いすでの調理の場合、キッチンカウンターの高さは740~800mm程度とする。車いすに座った状態で膝の高さ、アームサポートの高さ、膝入れスペースの奥行きや高さなどを測り、対象者と相談して決定する。

3⃣調理機器

使い慣れたものを基本とし、長所と短所を把握して選択します。

◆調理機器の種類と特徴等◆

【ガスコンロ】
・「立ち消え安全装置」、「調理油過熱防止装置」の装置が義務付けられている。「消し忘れ消化機能」がついてコンロなどもある。
・鍋が載っていない状態では点火されない「鍋なし探知機能」が付いたものがある。

【電気コンロ:電気調理器】
・鍋が置かれる加熱部分が熱せられる。鍋底の丸いものは適さない。
・余熱が残り、ふやけて火傷をする危険がある。

【電気コンロ:電磁調理器】
・鍋自体を発熱させるため、やけどの心配が少なく安全性が高い。ただし鍋を下ろした直後の余熱に注意する。
・使用できる鍋が限定される機種もある。

2.寝室の整備

夜間に安眠できる、またコミュニケーションが図りやすく緊急時の安全性も考慮した快適な環境作りを進めます。下肢機能が低下すると床からの立ち座り、布団の上げ下ろしが困難になるので、ベッドでの就寝を基本に考えることが必要になります。

1⃣配置

寝室と居間を隣接させるとコミュニケーションが取りやすい。戸建て住宅では、寝室の真下に部屋を設けないようにします。やむを得ない場合は、納戸にしたり、遮音性の高い床仕上げにします。

寝室の広さは、1人用で6~8畳(車いすを使用する場合は8畳は必要)、夫婦用なら8~12畳は確保したい。

2⃣掃き出し窓

掃き出し窓にすると、ベッド上から景色を楽しむことも出来ます。車椅子でも出入りできる有効幅員を確保するようにします。最近では、高齢化対応のサッシもあるので検討することも大切です。またデッキを設置して、サッシの屋内外で床面レベルを揃えることも必要になります。

3⃣床仕上げ

床仕上げはフローリングのほか、温かみがあり、弾力性のあるコルク材もよい。3~10mmの厚みのあるものを検討する。タイルカーペットであれば、汚れた際にその部分だけ洗浄できるので便利である。抗菌・防汚処理された製品もあります。

4⃣快適に過ごすための注意点

寝室での注意点

⭐清潔で快適な壁仕上げ
壁仕上げは安全で清潔、快適な寝室空間になれるよう自然素材クロスや抗菌処理されたクロス、木材などを用いたい。

⭐調光機能付きスイッチの設置
枕元には部屋の全ての照明をコントロールできる調光機能のスイッチを設置する。

⭐広めの収納スペース
寝室に隣接してウォークインクローゼットなど広めの収納スペースを確保するようにしたい。

⭐照明・エアコンへの配慮
光源が直接目に入らないように照明の位置や形状を検討し、風邪が直接体に当たらないようエアコンの吹き出し口に配慮する。

⭐緊急時に役立つ掃き出し
段差を小さくした床までの窓は、採光や通風面ばかりでなく、緊急時の避難口としても機能する。

⭐夜中に安心な足元灯
足元灯を設置して常夜灯にしておけば、夜中にトイレに起きても安心して行くことが出来る。

⭐万一に備えてのコールスイッチ
万一の場合に備えて、家族の寝室などに直結したコールスイッチを付ける(緊急通報のセンターがあればそこにも繋ぐ)。寝室には、住宅用火災警報器の設置が義務付けられている。

⭐汚れに強くクッション性の良い床材
コルク床は、歩行感・感触も良い3~10mm程度の厚みを検討する。タイルカーペットは、汚れた部分のみ張り替えて洗浄できる。

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