人間の理解

【介護福祉職のキャリア開発・支援とは?】自己研鑽に取り組む前に現状維持と目標設定!

2021-06-28

こんにちは(^▽^)/ 介護ラボのkanaです。今回は『キャリア開発・支援』について書いていきます。

個々が成長の扉を開き、チームの実践力を高める

介護ラボのトップページ(色々なカテゴリーをまとめています

介護ラボ・辞書のトップページ

キャリア開発・支援に対する姿勢

これまで、介護ラボではOJTやOff-JT、スーパービジョンやSDSを通じた実践力の向上、自己研鑽についてまとめてきましたが・・・「なんとなく」や「言われたから」という姿勢や意識で取り組んでいるとその効果は薄くなってしまいます。

『自己研鑽は受け身ではなく、積極的に取り組む姿勢が大切です』

また、取り組み前にあらかじめ現状や目標を意識しておくことで、自己研鑽の効果は高まります。効果的に自己研鑽の機会を活用し、専門職として成長していくためには下記のようなサイクルを繰り返すことが大切になります。

上記の表は、「自己研鑽の効果を高めるサイクル」になり、これをきちんと意識しておく作業そのものが、主体的な姿勢作りにも繋がっていきます。自己成長・自己変革にチャンスを最大限に生かし、キャリア開発を続け、成長した未来の自分をつかみ取ることが大切です。

この表の、

  • 「前提」
  • 「事前」
  • 「実施」
  • 「事後」
  • 「成長」

を次項で詳しくまとめていきます。

「前提」介護福祉士は、日々の自己研鑽が必須である

「前提」

介護福祉士は「専門職として自己研鑽、資質向上に取り組み続ける」ことが必須です。自己研鑽は、自身やチームケアの質を高めるため、ひいては利用者の生活の質の向上のために必要な事です。

このことを理解していることが、自己研鑽の効果を高めるサイクルの前提であり「基盤」となります。

「事前」自己研鑽に取り組む前に、現状維持と目標設定

「事前」

自己研鑽の取り組み前には、実践上の課題を踏まえて事前に自己スキルの現在地点を確認し、目標設定を行うことが大切です。

OJT、Off-JTのどちらにおいても、指導者・講師には、

  • 「何を伝えるのか」
  • 「どのように伝えるのか」

ということを事前に計画しておくことが求められています。

同じように、受ける側に立った皆さんも、事前に、

  • 「自分がなぜその研修に取り組むのか」
  • 「研修受講後にどのような自分になりたいのか」

を事前に確認し、意識しておくことがとても重要です。

「実施」主体性を持って積極的に自己研鑽に取り組む

自己研鑽の機会に恵まれた際には、受け身ではなく、積極的に自ら成長しよう、変わろうという主体的な意識を持っていることが、自己研鑽の効果を高めることに繋がります。

指導者や講師にできることは、皆さん自らが「変わる」「成長する」きかっけの提供です。

自己研鑽の意味や目的を理解したうえで主体的に取り組む意識を持ち続け、自らを成長させるチャンスをものにすることが大切です。

「介護ラボ」の人気の記事 
介護に困ったときに知っておきたいこと(相談窓口・手続き) 
介護保険で利用できる『7つの介護予防プログラム』を使って自立した生活を継続しよう! 
【ピアジェ、エリクソン、ハヴィガースト】発達段階と発達課題 vol.77  
【比較】エンパワメントとストレングスとは?介護福祉職による支援方法 vol.45  
【老年期】ハヴィガースト、エリクソン、ペック、レヴィンソン、バルテスの発達理論 vol.283  
【介護福祉の基本理念・ポイント3つ】最も大切な理念とは? vol.8  
【障害受容の5つの段階】障害者を取り巻く4つの障壁(バリア)vol.49  
【発達理論】ピアジェ、エリクソン、バルテスの発達論を理解する vol.76  
【アセスメントの3つの視点】情報の解釈、関連付け、統合化とは? vol.195 

「事後」「気づき」を振り返り、分析する

自己研鑽の取り組み後には、出来れば上司に相談しながら「振り返り」を行い、ノートなどに書き留めておくようにしましょう。

  • 自分は何を学び、
  • 気づき、
  • それを今後どのように生かすのか、

しっかりと振り返りをしておくことが大切です。

特に、自らの気付きを文章化し、自分がどうしてそのように感じたのか自己分析しておくことが成長に繋がります。

なお、介護福祉士には、専門職として言語化・可視化する力も重要であり、文章化や自己分析は、その鍛錬ともなります。

そして1番大事なのが、「どのように生かすのか」という視点です。

特に、「やり方」ではなく、「考え方」を学んだ時には、それを自分やチームの実践に置き換えることが前提となるので、この視点が必須となります。

「成長」個々が成長の扉を開き、チームの実践力を高める

自己研鑽を通じての個々の成長やキャリア開発を「扉を開ける」と例えるとイメージしやすいかもしれません。

新たな知識や考え方、視点を得ることは、新たな世界へ足を踏み入れるチャンスです。自己研鑽を通じて、今まで時運が持ちえなかった視点を持つことで、自分の中にあるそれまで見えなかった扉の存在に気付きます。

その扉を開き、扉の向こうの新たな風景が見えると、大きな成長に繋がります。

このように、自己研鑽の機会の活用が、個々の実践力を高めていくことになります。

また、個々の成長の積み重ねが、チームや組織全体の実践力を向上させていきます。そして、チームの力が向上していく事は、ケアの質、利用者の生活の質を高めることに繋がります。

だからこそ、介護福祉士にとって、またチームマネジメントにおいて、人材育成や自己研鑽は価値があり必須の責務なのです。

気になるワードがありましたら、下記の「ワード」若しくは、サイドバー(携帯スマホは最下部)に「サイト内検索」があります。良かったらキーワード検索してみて下さい(^▽^)/

ADL QOL グループホーム ケーススタディ コミュニケーション ノーマライゼーション バリアフリー ブログについて ユニバーサルデザイン 介護の法律や制度 介護サービス 介護予防 介護保険 介護福祉士 介護福祉職 他職種 住環境整備 入浴 入浴の介護 医行為 喀痰吸引 地域包括ケアシステム 多職種 尊厳 感染症 支援 施設 権利擁護 社会保障 福祉住環境 福祉住環境整備 福祉用具 経管栄養 老化 脳性麻痺 自立支援 視覚障害 認知症 誤嚥性肺炎 障害について 障害者 障害者総合支援制度 障害者総合支援法 食事 高齢者


人気ブログランキング

にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村

に参加しています。よかったら応援お願いします💛

Twitterのフォローよろしくお願いします🥺





Follow me!

  • X
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

kana

はじめまして(^-^)/ 介護ラボのカナです。
ブロガー歴3年超(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士➡2023年1月~リモートワークに。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」・「介護福祉士」取得
◉福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします♡

-人間の理解
-, , ,