【⑤介護福祉職の支援】介護福祉職に気づきが求められる3つ場面とは? vol.611

こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「認知症の理解」の中から『介護福祉職の支援』について5回に分けて書いていきます。今日は最終の5回目です!

廃用症候群予防とリスクマネジメント(危機管理)

Contents

1.認知症の人の自立支援を実現するための方法
 1⃣ケアプランとチームケアで自立支援を実践する方法
 2⃣廃用症候群予防とリスクマネジメント(危機管理)
 3⃣認知症ケアに求められる気づきの育成
 (1)介護福祉職に気づきが求められる3つ場面
  ❶BPSDに対するケア、その他のケア・業務場面にける気づき
  ❷会議・研修・面接時等の気づき
  ❸ケアプラン・各種計画書等の作成時における気づき
 (2)気づきの構成要素と過程

1.認知症の人の自立支援を実現するための方法

1⃣ケアプランとチームケアで自立支援を実践する方法

介護保険制度の理念やケアプランは、「利用者の自立」や「生きがいの実践」を目的としています。

そのため、介護福祉職とケアマネジャー(介護支援専門員)は、アセスメントの段階で、認知症の人が少しでも「できること」を増やせるような視点を持つ必要があります。

最終的にサービス内容を決定する際も、全ての介護福祉職が実践できるように情報共有し、実践後もモニタリングして次にいかせるような仕組みを作ります。

実際のケアに反映するには、チームケアを実現する前提条件となるリーダーの存在がカギとなります。介護福祉職個々の価値観を共有したうえで、決定したケア目標を日常的に実践出来るように、管理・指導・支持していくことが必要です。

2⃣廃用症候群予防とリスクマネジメント(危機管理)

「特別養護老人ホーム(特養)」において最も多い事故は、全体の約3割を占める『歩行・移動中』に発生し、続いて『食事中や入浴中の事故』がそれぞれ1割に達しています。

このような、偶発的に発生するリスクを防止するために「リスクマネジメント」は介護施設等において重要な課題となっています。そのため、主な対策として転倒事故等の事故を防止するために、歩行できる認知症の人であっても、歩行を禁止し、車いすを使用する好ましくない対応をするケースも多くみられます。

リスクマネジメントを優先することにより、廃用症候群や寝たきりを誘発することになりかねません。

リスクマネジメントは、本来クオリティインプルーブメント(福祉サービスの質の向上)に向けた取り組みの過程で考慮されるべきものです。

クオリティインプルーブメントとは?

クオリティインプルーブメントとは、「より質の高いサービスを提供することによって多くの事故が未然に回避できる」という考え方です。

尊厳を支えるケアの実践を優先し、ヒューマンエラーが起こりやすい状況を、出来る限り排除する仕組みが求められています。

3⃣認知症ケアに求められる気づきの育成

(1)介護福祉職に気づきが求められる3つの場面

認知症の利用者は、的確に状況に応じた要求や不安・不快感を周囲の人に伝えることができません。

そのため、

  • 「BPSDに対するケア、その他のケア・業務場面」
  • 「ケアプラン・各種計画書・日誌等の作成時」
  • 「会議・研修・面接時」

の3つのパターンでは気づきが常に求められます。

それぞれの場面における気づきの概要と、必要な能力について考えていきます。

❶BPSDに対するケア、その他のケア・業務場面にける気づき

認知症の人は、的確に状況に応じた要求や不安・不快感を周囲の人に伝えることができないなどの理由から、BPSDを起こすことがあります。

介護福祉職がBPSDの背景を理解し、的確に対処するには気づきが必要です。

また、本人が発した言葉や非言語コミュニケーションから、真意やニーズを理解する必要があります。このように、介護現場で相手の状況や寝衣、真のニーズを把握して適切に対処する「気づき」が求めらえています。

相手の言動を理解し、適切に対応するコミュニケーション能力は気づきそのものです。

❷会議・研修・面接時の気づき

介護現場で日常業務やケアを行う際に、ただルーティーンで行うのではなく、より良いケアの方法を追求して問題意識を持ち続けていると、何気ないコミュニケーション時にも新たな気づきが生じます。

会議や研修に参加する際も、ただ参加するのではなく、提示されている内容を日常の介護場面に置き換えて考えることで、新たな気づきが生まれます。

さらに、内容を他人事ではなく自分のこととして捉えることにより、日常の介護や業務における自己の問題点に気づくことができます。

❸ケアプラン・各種計画書等の作成時における気づき

認知症の人の出来ることに着目し、自立支援を実践する際にも気づきが必要です。アセスメントする際は、面接時だけでなく、日頃から個々の利用者の特性に興味や関心を持ち、共感的な視点で観察すると本人の嗜好や残存能力等が見えてきます。

施設サービス計画等のサービス内容を計画する際には、本人の出来ることをチームとして日常のケアに反映できる方法を分析しますが、このような過程でも気づきが求められます。

(2)気づきの構成要素と過程

気づきが生じるには、最初に、

  • 「あれ?」
  • 「あっ、そうだ!」
  • 「大丈夫かな?」

などの遭遇した事象(大正)に対して感情体験が起きるかどうかがカギとなります。

感情体験は、その事象に対して「興味・関心」を持つことから生じ、危険を察知した場合には不安感や警戒心を起こさせます。

介入が必要と瞬時に判断した場合、次の段階の志向に移行します。

思考の段階では、感情体験で感じた愚案や驚きがどこから生じるのかが概念化し、過去・現在・未来に当てはめて分析します。

最終的に最適な対応方法について判断して、気付きのある行動へと結びつきます。

また、良い兆候を見た時にも驚きや期待感が生まれ、相手への賛辞の言葉とともに、思考を使ってその良い状態の背景を分析し、さらによい状況に結びつくような支援へと広げていきます。

気づきとは、

  • 「体験」→「感情体験」→「思考」→「行動」

という過程と、個々としての「興味」「関心」「注意力」「理解力」「分析力」「想像力」「決断力」「実行力」などの能力、そしてこれまでに蓄積した「意味記憶」や「エピソード記憶」「利用者の特性」や「介護の専門性に関する記憶・知識・情報」を統括し、各過程で必要に応じて引き出されます。

最終的に、適切な気づきの行動に導く基本情報となります。

蓄積された基本情報の少しの変化で感情体験(警戒心や期待感)を起こさせ、思考の段階で深く柔軟に考えるもとになります。

つの気づきの体験は、毎回情報として蓄積され、次の気づきの体験に結びついていきます。

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