【介護過程の評価・2つのポイント】計画の修正方法について vol.198

こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです。今日は介護過程の中から「介護過程の評価」について

個別ケアにおける評価の重要性

Contents

1.評価の意義と目的
2.評価の内容と方法
 1⃣利用者に関する観察
 2⃣チームの実施体制の把握
 3⃣評価における留意点
 4⃣評価を踏まえた介護計画の修正
  ❶目標達成度の評価
  ❷計画の修正方法

1.評価の意義と目的

介護過程における評価」とは、介護実践を重ねた後、当初立案した介護目標がどれくらい達成されているか、その結果を判定することです。

1人ひとりの抱える生活課題を解決するために日々の介護実践が行われています。その介護実践は「長期目標」「短期目標」として設定された一定の期間を目途に成果を確認する必要があります。

介護目標は利用者から見て自分らしい生活を取り戻した状態と表しています。よって、介護目標に近付くこと・生活課題が解決する方向に向かっていることは、利用者によっての自分らしい生活に近付きつつあることを意味しています。

介護過程の目的」は、計画を立てるだけではなく、その計画に沿った介護を実施し最終的には利用者の生活課題を解決することです。そのため目標を達成するための支援内容・支援方法がしっかりと理にかなっているか、つまり介護福祉職の支援が利用者の生活課題の解決にどれだけ役立っているか否かを評価することが必要になります。

このことから、介護過程を展開している目的が達成される状況にあるのか否かを、『評価』という方法で確認することが求められるのです。

2.評価の内容と方法

介護実践の評価」は、「短期目標」「長期目標」で設定されている期間の終了時に行います。

評価にあたっては、大きく2つの点について把握する必要があります。

  • 利用者に関する観察をすること:介護目標設定の根拠となった生活課題と、その生活課題の根拠となった情報(真実)の変化の有無について確認します。その上で利用者の状態を介護目標別に観察する必要があります。
  • 介護チームの実施体制の把握:介護実践は介護チームによって取り組んでいるため把握する必要があります。

1⃣利用者に関する観察

介護目標の根拠となっている事実の状況が、介護実践を開始する前の状態から開始後までの期間に、どの部分がどの程度変化があったかどうかを直接的に観察します。
また介護実践は利用者にとってどのようなものであったか、利用者はどのような思であるのかなど、介護計画の主体である利用者の受け止め方を把握することも大切です。状況によっては、家族の意見も取り入れる必要もあります。

間接的な方法としては、介護実践に関連する様々な記録からの情報収集があります。自分が関わっていない間の利用者の様子などはこの方法で知ることができます。とくに「経過記録」には日々の介護実践に伴う利用者の状態、反応が記録されています。目標設定期間中の経過記録を読み直すことで、直接的な観察内容との関連が明確になります。

2⃣チームの実施体制の把握

介護目標の設定期間中の実施記録から、チームメンバーの介護の実施状況を把握します。介護計画に示された方法で介護の実施ができているか、その状況を経過記録などの実施記録として、適切に記入がなされているかなどについて把握する必要があります。

そのためにも、メンバーからの意見を求め、情報と多角的に取集することが大切です。

また期間中に開催されたケアカンファレンス、提出されたヒヤリハット報告書、事故報告書の有無を確認し、評価する利用者に関連した内容についての把握をします。

3⃣評価における留意点

評価にあたっての観察項目については、できるだけ客観的に観察できるよう、介護計画の立案段階で数値化による評価基準を設定しておきます。その観察基準に基づく結果が蓄積されることになります。

例えば、身体計測に関連する事は勿論ですが、移動する距離や空間の表示の仕方、排泄物の性状や量など、メンバーによるバラつきが出ないよう、チーム間で統一した方法を共有する必要があります。

数値化による表示が困難な項目については、「図や絵」などで示したり、「写真」を提示したりなど、客観的で信頼性のある情報になるような配慮が求められます。

4⃣評価を踏まえた介護計画の修正

❶目標達成度の評価

介護目標の達成度が低いと判断される場合は、介護計画として組み立てた介護内容やその方法が、利用者にとって適切ではなかった、効果的ではなかったことを意味しています。

⚫︎効果的でなかった要因として、「ケア自体が利用者の状態に合致していなかったのか」、あるいは「ケアを提供する方法に問題は無かったのか」など、利用者だけに留まらず、介護チーム体制についても検討し総合的に原因を探ることが必要になります。
⚫︎達成度が高かった場合は、利用者にとって適切あるいは効果的であったことを証明しています。

❷計画の修正方法

介護目標の達成度が低い場合は、介護過程の情報の収集や再アセスメントを行い、「介護計画の修正」を行います。そして一定の期間、修正した介護計画に基づく介護実践を継続し、改めて評価を行うというプロセスを繰り返し行います。

この一連の介護過程の展開を繰り返すことにより、利用者の心身の状況に応じた介護実践を追求することができます。これにより、個別ケアの質が高まり、ひいては利用者の生活課題が解決することにも繋がります。

利用者の状況は常に変化しており一定ではありません。

介護計画を修正することをネガティブに捉えず、介護の質を高めるチャンスだとポジティブに捉え、質の高い個別ケアに向けてチームで取り組むことが求められます。

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