【住環境の問題点】福祉住環境コーディネーターの役割とは? vol.139

こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです。今日は福祉住環境の中で・・・

住環境の問題点と福祉住環境コーディネーターの定義と役割

Contents

1.高齢者の生活・住環境の特徴と問題点
 1⃣住宅内に多い段差
 2⃣尺貫法による施工
 3⃣狭い室内面積
 4⃣身体的に負担の掛かる和式の生活様式
 5⃣冬に適していない住宅構造・設備
2.家庭内事故の防止
3.高齢期に変化する生活環境への対応
 1⃣高齢者への最良の支援とは
 2⃣身体機能が低下すると…
4.高齢化に伴う住環境整備の課題
 1⃣高齢になると「住宅」が生活する上で中心となる
 2⃣バリアの多い日本の住環境
 3⃣誰にも優しい住環境
 4⃣自立した生活が送れるよう高齢者に配慮された住宅
5.福祉住環境コーディネーターの定義と役割

1.高齢者の生活・住環境の特徴と問題点

2018年以降、前期高齢者(65歳以上75歳未満)よりも、後期高齢者(75歳以上)が多い傾向が続き、要介護者等が増加すると推測されます。つまり、身体機能の低下や病気などにより、健康面で問題を抱える高齢者が多くなるということである。このような状況の中で、次項のような日本の住宅構造上の問題があげられます。

1⃣住宅内に多い段差

玄関の上がり框、廊下と和室、脱衣室と浴室など住宅内に段差が多い ▶ ときには転倒・転落事故の原因になっています。

上がり框(がまち)とは?

玄関などの上り口の床の縁に取り付ける枠材のこと。

2⃣尺貫法による施工

設計者や施工業者は従来の常識として尺貫法を採用していることが多いため、廊下、階段、開口部などの幅員が狭い ▶ 介護や福祉用具の使用が妨げられています。

尺貫法とは?

日本古来の長さや質量、面積、体積などの単位。メートル方が導入され、公式には廃止されているが、従来の木造住宅では柱間の芯から芯までの寸法を尺貫法の一間、あるいは半間で割ついていることが多い。通常一間(6尺)は1.820mm、半間(3尺)は910mmに換算される。

3⃣狭い室内面積

もともと室内面積絵が狭いうえに生活の洋式化が進み、家具等の使用が多くなり益々狭くなっている ▶ 介護や福祉用具を必要とする高齢者の室内移動が困難となります。

4⃣身体的に負担の掛かる和式の生活様式

畳などの床面に座る、和式トイレ、布団での寝起き、出入りが困難な和式浴槽 ▶ 身体機能が低下している高齢者には不向きとなります。

5⃣冬に適していない住宅構造・設備

日本の伝統的な住宅は夏向きに造られているため、冬の寒さに弱く、室内の温度差が大きくなります。また浴室やトイレの暖房化は一般的ではない。このような住宅上の不備が、寝たきりの高齢者やおむつ使用者を生み出す理由の1つであると指摘されています。

2.家庭内事故の防止

身体機能が低下した高齢者ばかりでなく、健康な高齢者がある日突然、

  • 「転倒」
  • 「転落」
  • 「溺死」

といった事故で死亡する例も多いです。

平成29年人口動態統計によると、年間で約1万2000人もの高齢者が死亡しています。事故原因は本人の不注意が多いですが、住宅の造りそのものが高齢者に適していないともいえます。

3.高齢期に変化する生活環境への対応

1⃣高齢者への最良の支援とは

高齢になれば家族構成や家族関係、社会的地位、収入も変化し、身体機能も低下します。

高齢者への最良の支援は、その人が願う楽しみや生きがいを尊重し、住環境整備を含む有効な様々なサービスを的確に提供することと言えます。そこで、自宅で自分らしい生活を続けるには、安全・快適な住宅が望まれます。

2⃣身体機能が低下すると…

医療、保健、看護・介護や機能回復などのサービスの制度を知りたい、便利な機器を使用したいなど、生活上のあらゆる情報が必要となります。

4.高齢化に伴う住環境整備の課題

1⃣高齢になると「住宅」が生活する上で中心となる

身体機能の低下が大きいほど、住環境の良しあしが高齢者の生活に影響を与えます。また健康な時には気が付かなかった住宅の造りに不便を感じるようになります。

2⃣バリアの多い日本の住環境

日本古来の住宅は、段差や狭い居住面積、住宅内の温度差など、構造上の問題点があり、これらを解消しようとするのがバリアフリーデザインの考え方です。

3⃣誰にも優しい住環境

年齢・能力・障害の有無などによる区別がなく、誰もが使いやすいデザインのことをユニバーサルデザインといいます。最近では、最初からバリアを作らないような住宅・環境などを整える方向に変わってきています。

4⃣自立した生活が送れるよう高齢者に配慮された住宅

身体に不都合が生じた場合でも、多少の改善や福祉用具を使うことで、以前の状態かそれに近い生活が可能となります。また、介護が必要な時も、介護負担を最小限にとどめられます。

5.福祉住環境コーディネーターの定義と役割

高齢者の住環境整備を考える際には。生活状況や身体機能を十分に考慮し、これらに配慮した住宅構造の検討と調整が重要です。

福祉住環境コーディネーターとは?
「住宅は生活の基盤である」という考え方に基づいて、福祉、医療や建築の知識を習得し、サービス及び制度の活用、さらには常に「生活者の視点」から住宅に関する問題点やニーズを見いだし、関連専門員と連携をとりながら、事例に対して適切な対処ができる人材です。

福祉住環境コーディネーターに求められる視点とは、対象となる高齢者や障碍者本人の自立した生活を支援することは勿論重要だが、あくまでその家族を含めた生活全体を見据えるようにすることです。

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