【❻自立と自立支援】ICIDHからICFへ vol.648

こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「人間の理解」の中から『自立と自立支援』について6回に分けて書いていきます。今日は最終の6回目です!

ICFにおける相互関係

Contents

1.自立支援とICF
 1⃣ICIDHからICFへ
 2⃣ICFにおける相互関係

1.自立支援とICF

自立支援では、介護を必要とする人の残存機能を生かして、可能な限り自らの意志をもとに自力で行ってもらえるようにすることが必要です。

しかし、身体機能や判断能力、思考能力が低下している人に対し、今置かれている環境を変化させずに自立を求めることは過度な負担を強いることになるかもしれませんし、自力で行うのが困難なことも多いかもしれません。

逆に、今の環境では困難なことも、その人に適した環境を整えることで、残存機能を生かして自力で行える範囲が広がり、自立した生活に近づくことが出来るかもしれません。

1⃣ICIDHへICFへ

世界保健機関(WHO)は、2001年5月、それまで活用されてきた国際障害分類(ICIDH)を大幅に改定して、国際生活機能分類(ICF)を採択、発表しました。

国際障害分類との大きな違いは、

  • ❶障害があるというマイナス面に着目した分類から生活機能というプラス面に着目した分類に転換したこと
  • ❷構成要素の関係を、一方向的な因果関係を示すものから双方向的に影響し合う関係を示すものとしたこと
  • ❸生活機能への影響を個人の身体機能だでなく環境(物的だけでなく人との関係性も含めて)との相互関係から分類した

ことにあります。

ICF・国際生活機能分類は、名称からも分かるように、生活機能に影響すると考えられる要素を5つに分け、それぞれの要素を関連付けて今の生活機能がどのような状況にあるのかを分類したものです。

それぞれの要素を関連付けて今の生活機能がどのような状況にあるのかを分類したもので、その項目数は約1500にもなります。

国際生活機能分類そのものは分類でしかないため、何をすべきかを具体的に示すものではありませんが、その考え方は自立支援にとても有効です。

ICIDH

他の『ICIDH』記事はこちらから・・・
【人間の尊厳と利用者主体】ポイント3つとICIDH vol.18

2⃣ICFにおける相互関係

上記の図が示す通り、「生活機能」の個人レベルである「活動」や、社会レベルである「参加」は、その時々の「健康状態」や、生命レベルである「心身機能・身体構造」(心身の障害など)、さらには「背景因子」の影響を受けています。

例えば「心身機能・身体構造」が変わらないとしても「背景因子」である「環境因子」(建物の構造や介護者の有無など)が変化することで、「活動」や「参加」に影響があります。

分かり易く言うと、両足の機能に障害があり(心身機能・身体構造)歩くことが困難な人の場合、そのままではどこかに移動・活動することが困難で、地域のサークルにかかわること(参加)も困難かもしれませんが、車いす(環境因子)を使うことで移動が可能となり、外出する時に介助者(環境因子)がいることで地域のサークルにも行けるようになること、を示しているのです。

つまり、介護を必要とする人の心身状態を把握し、その人の機能に応じて行動可能な方法である車いすや杖などを使い、環境(段差の解消や手すりの設置など)を整えることにより可能な限り自力で行動してもらいながら、必要なところには適切な介助をすることによって、その人の「活動」や「参加」を進めていく、言い換えれば、生活機能を高めていくことが自立支援の大きな意義なのです。

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