[高齢者に多い]疾患別にみた福祉住環境

【QOL】高齢者リハビリテーションの3つのモデルと自立支援 vol.166

2020-11-26

こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです。今日は「福祉住環境」の中から『QOL』について書いていきます。

QOL向上を目指す6つの基本理念

Contents

1.疾病や障害の予防
 1⃣1次予防
 2⃣2次予防
 3⃣3次予防
 4⃣尊厳ある終末期
2.高齢者リハビリテーション
 1⃣高齢者リハビリテーションの目標
 1⃣生活機能の低下と障害
 2⃣高齢者リハビリテーションの3つのモデル
3.QOL向上を目指す6つの基本理念
4.高齢者リハビリテーションの進め方

1.疾病や障害の予防

高齢者や障害のある人が地域で「主体的な生活」を送れるように支援するために必要な、状況に応じた適切なリハビリテーションの基本的な考え方と進め方について書いていきます。

1⃣1次予防

「1次予防」とは、健康増進と疾病の予防のことをいいます。

日本人の死因の上位を占める、

  • 「がん」
  • 「心臓病」
  • 「脳血管障害(脳卒中)」

の対策と、これらの原因となる悪しき生活習慣の予防に努めるのが「1次予防」です。

この1次予防を重視し、

  • 「早世の減少」
  • 「健康寿命の延伸」
  • 「QOLの向上」

を目的としています。

生活習慣を改善し、定期的な健康診断等によって疾患の早期発見に努めます。

QOLとは?

Quality of Life(生活の質)の頭文字、生活の質、人生の質、生命の質とも言われています。QOLの向上とは、手術後などの日常生活をより自然な形で送れるようにすること。

2⃣2次予防

「2次予防」とは、早期発見と 早期治療 のことです。

2次予防として、疾患や障害への意向を防ぎ、重症化を予防します。

3⃣3次予防

「3次予防」とは、障害残存後の活動制限や参加制限の防止のことをいいます。

早期リハビリテーションにより障害の軽減、廃用症候群を予防し、回復期・維持期リハビリテーションにより生活の自立に努め、寝たきりになることを予防します。

4⃣尊厳ある終末期

「尊厳ある終末期」とは、適切な医療や看護、介護サービスにより、「尊厳」を持って死を迎えられるようにすることをいいます。

2.高齢者リハビリテーション

1⃣高齢者リハビリテーションの目標

WHOが1973年に挙げた3つの高齢者リハビリテーションの目標は、

  • ❶活動性の回復(reactibatio)
  • ❷人との交流の回復(resocialization)
  • ❸社会への再統合(reintegration)

その究極の目標とするところは「QOLの向上」です。

1⃣生活機能の低下と障害

高齢者によくみられる生活機能の低下・障害としての「遠因」は、疾患、心身の機能障害、加齢などになります。

「生活上の問題」しては、

  • 疾患管理の不具合
  • 体力や耐久力など身体機能の低下
  • 生活不適応
  • 障害に対する正しい知識や理解の欠如
  • 思考力・理解力・注意力・状況判断・自己認知などの低下
  • 障害受容の困難など心理的問題
  • 介護方法の知識不足などの家族の問題
  • 住環境
  • 地域環境

など、様々な要因があります。

「遠因」と「生活上問題」が重なることで、本人やその家族、種々の生活機能の低下をもたらします。

  • 国際生活機能分類(ICF)の概念に対応させると、これまでは「心身機能」へのアプローチが中心でしたが、今後は「活動」や「参加」へのアプローチを主とする「生活期リハビリテーション」の実施が重要となります。

2⃣高齢者リハビリテーションの3つのモデル

高齢者リハビリテーションには、「脳卒中モデル」「廃用症候群モデル」「認知症高齢者モデル」という3つのモデルがあります。

脳卒中モデル
「脳卒中」「骨折」などで、急性に生活機能が低下 ➡ 発症直後の急性期からリハビリテーション治療を開始して生活機能の回復に努め、地域リハビリテーションへと移行する。

廃用症候群モデル
慢性疾患や変形性関節症など、「活動」「参加」を妨げる要因があり、閉じこもりがちな生活が続くことに起因して、徐々に生活機能が低下する ➡ 生活機能の低下が軽度の時期からリハビリテーションを開始する。

認知症高齢者モデル
❶❷のいずれにも属さない ➡ 環境の変化への対応が難しいため、継続した生活やこれまで馴染んできた人間関係の中での介護が求められる。

3.QOL向上を目指す6つの基本理念

WHOが示した高齢者リハビリテーションの目標の下、以下のような6つの「基本的理念」が挙げられました。

❶「脳卒中モデル」「廃用症候群モデル」「認知症高齢者モデル」などの特性に応じた対応をする。
❷過度の安静や過度の介護は出来る限り避け「廃用症候群」を予防に努める。
❸住み慣れた家庭や地域で生活できるよう、在宅・地域で支えることを目標に実生活に活かせるプログラムを提供する。
❹それぞれの高齢者の考え方を尊重し、その状況や個性に合ったリハビリテーションプログラムを提供する。
❺種々の関連職種がチームとして高齢者の評価や治療に関わり、総合的・包括的なリハビリテーションの実施に努める。
❻地域でリハビリテーションを支援できる体制を構築する。

4.高齢者リハビリテーションの進め方

高齢者の理へビリテーションでは、心身機能の回復と共に、可能な限り自立して暮らしていける力を取り戻すことを目標に、(急性期⇒回復期⇒生活期(維持期)⇒終末期)の流れで進めていくことが必要です。

具体的には、
❶疾患の発症直後の治療と並行して実施し、
❷必要な時期に短期間集中して治療し、
❸必要な時期に期間を限定して計画に実行する。

この3つの流れで対応することが大切になります。

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kana

はじめまして(^-^)/
介護ラボのカナです。
ブロガー歴2年半(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士として就業中。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」「介護福祉士」 ◉現在福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします♡

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