【通所介護とは?】サービス内容や利用者の要件について vol.105

こんにちは 介護ラボ・kanalogのカナです。今日は・・・

通所介護・デイサービスとは?

Contents

1.通所介護とは
 1⃣どのようなサービスなのか?
 2⃣どのような人たちが利用しているのか?
 3⃣どのような生活や活動をしているのか?
 4⃣どのようなケアを行っているのか?
 5⃣どのような人たちと一緒に働いているのか?
 6⃣他の職種の人とどのように協働しているのか?
 7⃣介護福祉職はどんなチームを組んでいるのか?

1.通所介護とは

1⃣どのようなサービスなのか?

通所介護とは

通所介護とは?
一般的にデイサービスと呼ばれています。介護保険法に規定されている数ある介護保険のサービスの中で在宅介護をしていくうえで必要とされるサービスの1つです。

高齢になると、家に閉じこもるようになり、気づかないうちに運動機能も衰え、全身機能の低下による廃用症候群などを引き起こし、社会的にも孤立することがあるため、心身共に衰弱していくことに繋がります。

通所介護はそのような利用者が可能な限り持っている能力に応じて、自立した在宅での日常生活が出来るよう必要な介護を日帰りで行うサービスです。

また利用者だけではなく、在宅で生活を支えている家族の介護負担軽減を図る役割も担っています。

高齢者の通所介護は、1979年(昭和54)に在宅で寝たきり等の人を対象とした通所サービスが始まりとされています。

2000年(平成12)に介護保険制度が開始されてからは、居宅サービスの1つとして位置付けられました。2006年(平成18)の介護保険法改正では、介護予防重視の視点から介護予防通所介護が創設されました。

高齢者が要介護状態になっても可能な限り住み慣れた地域で生活を続けられることを目的に「地域密着型サービス」も創設されそのサービスの1つとして、認知症の症状がある人に対して少人数で質の高いサービスを実践する目的で「認知症対応型通所介護」も開始されました。

2015年(平成27)の介護保険法の改正で、予防介護予防通所介護は「介護予防・日常生活支援総合事業」へと移行されました。
市町村が中心となって地域の支え合いの体制づくりを推進し、多様なサービスを総合的に提供することが出来るしくみ作り(地域包括ケアシステム)を目的としており、要支援者と介護予防・生活支援サービス事業者を対象としています。

事業所の規模は、10人以下の小規模なものから、100人を超える大規模なものまで様々な事業所があります。サービス提供時間も3時間以上では1時間ごとに細かく区切られており、その人に合ったサービスを必要な時間だけ選んで受けることが可能です。

2016年(平成28)からは、定員18人以下の小規模な通所介護は、地域密着型サービスに移行し、「地域密着型通所介護」となりました。

主なサービス内容は、自宅からの送迎・入浴・食事・日常生活上の訓練・レクリエーションなどが受けられます。

2⃣どのような人たちが利用しているのか?

利用要件

通所介護は基本的に65歳以上(第1号被保険者)の要介護認定を受けた人たちが利用しています40~64歳(第2号被保険者)の人については要介護状態であり、その原因がガン末期や骨折を伴う骨粗鬆症など16種類の特定疾病による場合は認定の対象になります
要介護認定を受けたら、介護支援専門員(ケアマネ)に相談をし、利用者のニーズを把握し、サービスを提案します。
利用者は事業所を見学することも出来、利用者の自己決定に基づき事業所と契をし、サービス利用する仕組みとなっています。

利用者のニーズ

利用者のニーズには、
◉自宅での入浴が困難なため、からだを清潔に保ちたい
◉自分の出来ることを維持し、自宅で安全な生活を継続したい
◉ふらつきに注意し、転ばないようにしたい
◉生活にリズムを作り、認知症の進行を予防したい
◉他者との交流の機会を増やしたい
など、日常生活上の介護・機能訓練に加え、社会的な交流を通じた認知症予防、又は利用者の家族の介護負担の軽減などがあります。

3⃣どのような生活や活動をしているのか?

通所介護(デイサービス)は、

「心身機能の維持・向上」

「活動と参加の維持・向上促進」

を目的としています。

日常生活の中で必要に応じて、食事・入浴・排泄などの介護を受け、心身機能の維持・向上、社会参加の向上のためのレクリエーションを行います。

運動器具を使うトレーニングだけではなく、送迎者の乗り降り、昼食の配膳・下膳・食器洗い、口腔ケア、整容などの日常生活の中で必要な動作の訓練を行います。

自宅で過ごしている間の生活動作を自分で出来るように支援してい行きます。

🔹通所介護(デイサービス)の日課表の例

8:30 朝の申し送り
8:35 送迎
9:20 バイタルチェック、水分補給
    入浴・個別機能訓練・趣味活動・脳トレなど
    その人に合わせた活動の提供
11:30 嚥下体操
11:45 昼食準備・配膳(セルフサービス)
12:00 昼食
13:00 集団レクリエーション(グループ・個別)
    個別機能訓練・カラオケ・ゲーム・工作教室
    脳トレ教室・健康教室・書道・囲碁・将棋
15:00 おやつ・自由時間
16:00 認知症の予防体操
16:30 送迎
17:30 1日の申し送り

利用者によってニーズは様々ですが、平均して週2~3回、1日6~7時間利用しています。

事業所へ到着したあと「今日1日をどのように過ごしたいのか」を利用者自らが複数あるメニューから選択し決定します。自分の得意なことや新たにチャレンジしてみたいことなど、自由に選べることで、積極的に活動に参加することが出来るようになります。

主体的な在宅生活を送ることが出来るように、利用者が、

  • 「自己選択」
  • 「自己決定」

する活動の習慣をつけており、日によって利用者の活動も異なります。

4⃣どのようなケアを行っているのか?

通所介護のケア

通所介護の介護福祉士は、次のようなケアを行っています。
◉食事・入浴・排泄などの日常生活の介護
◉身体機能・精神機能・日常生活動作(ADL)の維持を目的とした機能訓練やレクリエーションなど
◉利用者の自宅への送迎

食事の介護は、自宅で撮る食事の形状・好みなどを聞き取り、事業所で嚥下の状態を確認し、その人に合わせた食事の提供をします。利用者全員が安全に食事できるように、食事のペース・姿勢・一口の量などに目を配り、気配りできることが大切です。

入浴の介護は、施設・事業所によって設備の違いはありませうが、その人の身体の状態に合わせて歩浴、座浴、寝浴で介護を提供します。入浴は1番転倒のリスクが高い場所です。細心の注意を払って介護をすることが大切です。

排泄の介護は、その人の排泄リズムに合わせた案内が必要です。通所介護は日中他の利用者と一緒に過ごす場所です。羞恥心への配慮も大切です。

介護サービスの中では、グループで行うレクリエーションと個別で行うレクリエーションがあります。グループで行うものは「ふれあい」や「つながり」が生まれ、お互いを知り親しくなることにも繋がり、良い人間関係が築けるという利点があります。その一方で、自分の思うようにできない、やりたくないのにやらされている感覚も生まれ、グループで何かを行うことが苦手な人もいます。そのような人のために必要になるのが個別レクリエーションです。

個別レクリエーションでは、自分の出来ることの再発見や自分らしさを取り戻し、その人の生きがいに繋がるようなアプローチが必要です。

送迎は安心・安全に乗ってもらえるように、運転技術の向上に努めます。ここで重要なのが家族とのコミュニケーションです。自宅での様子を伺い、そこで得た情報は事業所内で共有され、その日のケアに生かされます。また家族からの相談も聴き、介護に関する助言を行ったり、不安や悩みを受け止め、家族と一緒に解決策を見つけていくのも重要な役割になります。

すべてのケアにおいて重要なのは、利用者の情報です。ケアを提供する時は必ず利用者の状態・体調・気分などをしっかり観察します。事業所での様子や状態の変化・気づきを家族や訪問介護・訪問看護・介護支援専門員といった関係事業所へ適切に報告・連携することも重要なことです。

5⃣どのような人たちと一緒に働いているのか?

他職種協働(どのような人達と一緒に働いているか)

🔹管理者
運営管理などを行う、事業所の責任者です。

🔹看護師(准看護師)
バイタルチェックや利用者の体調管理、服薬管理を行います。緊急時の対応も行います。機能訓練指導員として配置も可能で、機能訓練の指導や個別機能訓練計画の作成も行います。

🔹生活相談員
事業所の窓口となる役割です。家族や介護支援専門員からの利用相談や利用受付、初回面接(インテーク)、利用契約などを行います。その他、外部との連絡調整も行います。

🔹理学療法士(PT)作業療法士(OT)言語聴覚士(ST)歯科衛生士
訓練計画の背作成や訓練指導を行います。機能訓練指導員・口腔機能訓練指導員として配置している事業所もあります。

🔹管理栄養士・栄養士・調理員
利用者の献立作成やカロリー管理、調理などを行います。また利用者の栄養状態に応じて、栄養面での相談・指導を行います。

🔹事務員
電話対応や物品管理など、職員の事務的サポートを行います。

🔹送迎運転手
自宅・事業所間を安全に安心して乗ってもらえるよう送迎を行います。

6⃣他の職種の人とどのように協働しているのか?

多職種協働

通所介護では様々な職種の人と一緒にケアを提供し、情報共有がされています。例えば、通所介護の利用中に体調が急変してしまった場合、1番早く気付けるのはケアを提供している介護福祉職です。介護福祉職は普段との様子の違いを把握し、看護職へ連絡します。

計画作成

利用者の状況に応じた個別機能訓練をする上では個別機能訓練計画の作成が必要となります。個別機能訓練計画は多職種協働で作成することが義務付けらえています。
計画作成時には、機能訓練指導員(看護職員等)・介護職員・生活相談員が共同してそれぞれの視点から意見を出し合い、アセスメントや評価を行い作成します。

こうした情報共有やお互いの専門性を用いた利用者のアセスメントを通して連携に繋がっていきます。

7⃣介護福祉職はどんなチームを組んでいるのか?

チームケア

通所介護では、介護福祉職1人で何んかの利用者の見守りをし、ケアを行います。介護福祉職は当日の役割によっても業務内容が異なるめ1日を通してずっと利用者につきっきりでいるということは難しい状況があり、介護福祉職同士の連携が必要かつ重要になります。

自分がその場を離れるときは、利用者の身体状態や業務の進捗状況等を他の職員に伝えていなければ問題が発生したり、業務が滞り円滑に行うことが出来なくなります。情報を共有する方法としては、口頭での申し送りと記録物での伝達を行います。

口頭での申し送りは、伝えたいことに優先度や重要度を付けて説明することにより、素早く短時間で伝えらるのがメリットですが、言葉による伝達は伝える人によって内容が変化し、不正確なものになりやすいデメリットもあります。

そのため口頭だけでなく、記録として残される日誌等を活用しながら、全職員で情報の共有や介護の引継ぎを行います。記録は個々の利用者の経過を観察していくうえでとても重要となり、勤務形態が違っていても情報を閲覧・周知することが出来ます。情報を共有するには、内容を補完し合う口頭伝達と記録の両方が大切となります。

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