【❷福祉コミュニティづくりの方法】小地域ネットワーク活動の2つの機能 vol.692

こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「福祉住環境」の中から『福祉コミュニティづくりの方法』について、7回に分けて書いていきます。今回は2回目です!

サロン活動の4つの特徴

Contents

1.小地域福祉活動
 1⃣小地域ネットワーク活動の2つの機能
 2⃣サロン活動
 (1)サロン活動の4つの特徴
 (2)サロン活動の様々な効果
 (3)サロン活動の基本理念

1.小地域福祉活動

小地域ネットワーク活動は、高齢者や障害者の日常的な生活支援を目的として、最も身近な存在である近隣住民が参加して進める活動であり、大きく分けて次項にまとめる「2つの機能」を持っています。

1⃣小地域ネットワーク活動の2つの機能

第1は、1人暮らしの高齢者等の日々の安否を確認する機能です。

地域によって方法は若干異なりますが、一般的には、1人の要支援者に対して、その近隣の住民が見守り役となり、

  • 朝、雨戸が開いているか
  • 夕方になっても洗濯物が干したままになっていないか
  • 新聞や郵便物が溜まっていないか

といったことに気を配り、いつもと様子が違うと感じた時には訪ねて、異常がある場合には、担当の民生委員や地区の役員などに報告して対応する方法を取っていることが多いです。

もちろん、周囲から見守るだけでなく、日々訪ねて会話をする場合もあり、その方法は、要支援者の状態や希望、見守りにあたる住民との関係によって工夫されています。

第2は、日常生活の支援機能です。

例えば、1人暮らしで体力が低下している高齢者は、周囲のちょっとした手助けを求めていることが多いです。

具体的に言えば、

  • ゴミ出し
  • 重い物の買い出し
  • 家具の移動
  • 電球の取り換え
  • 庭があれば枝を落とす
  • 草刈り

など、公的サービスには馴染まない細々とした手伝いが必要とされています。

この『日常生活上のちょっとした支援』をある程度継続的に行うためには、個人の力だけでは限界があるため、「ニーズ対応チーム」「福祉隣組」などの名称を付けて組織化していく場合もあります。

また、要支援者の全ての生活支援を「小地域ネットワーク活動」で行うのではなく、内容によっては専門機関での対応が必要な場合もあり、そのため専門機関との連携、バックアップも必要不可欠になります。

その点で、小地域ネットワークは、昨日まとめたソーシャルサポートネットワークの一部を形成しているともいえます。

要支援者の自立生活には、重層的なネットワークの形成による継続的な見守りや支援が必要になるのです。

2⃣サロン活動

前項の「小地域ネットワーク活動」は、近隣住民が要支援者宅を訪問したり、周囲から見守る活動です。一方、「サロン活動」は、高齢者や障害者、子育て中の親子などが自宅を出て身近なところで集まって行う活動になります。

1994年(平成6年)に、全国社会福祉協議会が高齢者を中心とした「ふれあい・いきいきサロン」を提唱し、以降各地で社会福祉協議会が中心になって取り組みが進んでいます。

高齢者が集まる場というと、デイサービス、あるいは老人福祉センターなどが思い浮かびますが、

  • デイサービスは、参加者を要介護者に限定した専門スタッフによる「サービス提供の場」
  • 老人福祉センターは、講座が開催されたり、老人クラブの活動が行われることもありますが、主目的は「場や設備の提供」

になります。

(1)サロン活動の4つの特徴

前項の「サロン活動」に対し、「ふれあい・いきいきサロン」は、専門職によるサービス提供の場でも無ければ、単なる設備や場所の提供でもなく、次のような4つの特徴を持っています。

  • 第1に、運営は高齢者と地域のボランティアが中心になって行うこと。
  • 第2に、実施する場所は、個人の住宅の開放、町内会や自治会等の開館、空き店舗、団地の集会所、商店街事務所の会議室、老人福祉センターや憩いの場、学校の空き教室など様々ですが、いずれにしても、新たな施設整備は行わず、既存の公私の施設を活用する点です。
  • 第3に、そこで行うプログラムは、あらかじめ決めておくのではなく、メンバーが中心になって臨機応変に行っていくことです。開催頻度や時間も集まるメンバーの事情によって決めればよく、あらかじめ何らかの決まりがあるわけではありません。
  • 第4に、サロン活動は、もともとは高齢者を中心に始まりましたが、参加対象を障害者や子育て中の親子などにも拡大したり、同様の手法を用いて新たに「子育てサロン」を独自に始める例など、参加者に広がりがみられることです。

以上のような特徴を持つ、ふれあい・いきいきサロンには、様々な効果があります。

(2)サロン活動の様々な効果

サロン活動の効果として、高齢者の場合、外出する目的や張り合いが生まれ、そのことを通じて、高齢者の閉じこもり防止に役立ちます。

他にも、

  • 皆と一緒に昼食を取るようになり、食事量が増えた
  • 皆で体操やゲームをすることで、身体の調子が良くなった
  • 人と話す場が出来たことで生活に張り合いが生まれた

など、様々な効果が現れています。

また、地域で顔なじみの人が増えるということは、特に1人暮らしの高齢者の場合、災害など緊急時の対応が円滑になるということにもなります。

一方、子育て支援では、子どもと1対1で向き合い続けることによる孤独感や閉塞感、身近な人から子育てのアドバイスを受けられないことによる不安の増幅などの防止、子ども同士の遊びによる成長などの点で役立ちます。

子育てサロンは、ボランティアや民生委員等が中心となって行うほか、子育てをしている母親自身が中心となる場合、またその運営に保健師や保育所が関わる場合等、様々な運営方法があります。

(3)サロン活動の基本理念
サロン活動の基本理念

サロン活動の基本理念は、地域住民の手で地域の資源を生かして活動することです。

そこでは、福祉住環境コーディネーターに期待される役割も大きくなります。

サロンは身近にある既存施設や設備を活用して行うことから、安全性や利便を考慮した小規模な改築や手すりの取り付けなどが必要とされることが多く、そこに掛けられる費用は限られてるので、いかに効果的な改修を行うかが問われます。

ここは福祉住環境コーディネーターの知恵の出しどころであり、利用者の実態を踏まえて、必要な改築などを必要最小限の費用で行えるようなアドバイスは、大いに役立ち喜ばれることに繋がります。

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