福祉住環境整備

【❶福祉コミュニティづくりの方法】ネットワークの3つの機能 vol.691

2022-05-05

こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「福祉住環境」の中から『福祉コミュニティづくりの方法』について、7回に分けて書いていきます。今回は1回目です!

ソーシャルサポートネットワークの形成

Contents

1.ネットワークの形成
 1⃣ネットワークの特徴
 2⃣ネットワークの3つの機能
2.ソーシャルサポートネットワーク
 1⃣従来のサービス
 2⃣ソーシャルサポートネットワークの形成

1.ネットワークの形成

1⃣ネットワークの特徴

ネットワークの特徴は、官僚組織や会社組織のようにピラミッド型、縦型の結びつきでも無ければ、ビジネスのような契約によるものでもないことにあります。

共感や共鳴を基礎とした対等の関係、横の関係になります。参加要件は緩やかで、開放されています。

上から命令されたり、下に指示をしたりという関係から解放され、それぞれの広がりを持ちやすくなります。

このような特徴を生かして展開するネットワークは、福祉コミュニティづくりにおいて、次項の「3つの機能」の発揮が期待されています。

2⃣ネットワークの3つの機能

第❶の機能

第1に、組織間の連携・調整を進め、関係者や機関相互の情報活用や意思疎通を円滑にし、統一性、一貫性のある援助をすすめる機能です。これは明日以降後述するソーシャルサポートネットワークのように、公私の援助機関を中心に構成されるものになります。

第❷の機能

第2に、近くにいる人々が「網の目」を日頃から張り巡らせておくことで、日常的な援助や災害時、急変時に即応する機能です。小地域ネットワーク活動(明日のblogでまとめます)は、このような目的で形成されています。

第❸の機能

第3に、日頃は緩やかな連携を保ちながら、必要なときに協働する機能です。例えば、ボランティアネットワークや市民活動ネットワークなどを形成し、それぞれの組織は独自に活動しつつ、定期的に情報交換や顔合わせを行いながら、大規模なイベントやPR、あるいは対行政の要望など、一組織でのサービスや活動の参画も必要とされます。

2.ソーシャルサポートネットワーク

1⃣従来のサービス

福祉サービスが施設中心に行われていた時代、あるいは在宅サービスの種類や数が限られていた時代には、このようなネットワークの必要性はありませんでした。

しかし、在宅サービスの種類が多様化し、NPOやボランティアによる支援活動などの提供主体が多様化したことによって、その必要性は高まっています。

2⃣ソーシャルサポートネットワークの形成

このようなソーシャルサポートネットワークの形成を意図した仕組みの1つが、「介護保険制度におけるケアマネジメント」になります。

本来のケアマネジメントの役割は、介護保険サービスを組み合わせ、その手配を行うことだけではありません。

要介護高齢者が、自宅で安心して暮らすためのソーシャルサポートネットワークを形成する、つまり、インフォーマルサポートの利用や開発を含めて支援計画を策定し、管理する役割を持っていることになります。

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kana

はじめまして(^-^)/ 介護ラボのカナです。
2020年6月に「介護ラボ」を開設しました。
介護の専門学校で学んだ知識をベースに、介護の基礎から高齢者心理、ADL、ボディメカニクスなど、介護・福祉に関する情報を幅広く発信し、これまでに820記事以上を執筆しています。
介護福祉士・福祉住環境コーディネーター2級を取得し、回復期リハビリテーション病院で約2年間勤務しました。学んだ知識と現場での経験をもとに、「なぜそうするのか」という根拠や考え方も大切にしています。
現在は介護ラボのほか、介護ラボ・辞書の運営や外部メディアへの協力など、活動の幅を広げています。

介護・福祉を学んでいる人、現場で働く人、そして家族の介護について知りたい人へ。
「知っておくと少し見え方が変わる」「次にどうすればいいかが分かる」、そんな情報を届けていけたらうれしいです。

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