こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「人間の理解」の中から『自立と自立支援』について6回に分けて書いていきます。今日は1回目です!
介護を必要とする人の自立
Contents
1.介護を必要とする人々の自立と自立支援
1⃣介護を必要とする人の自立
2⃣自立のために必要動機と意欲
1.介護を必要とする人々の自立と自立支援
介護福祉職に求められる役割の1つに「自立支援」があります。この自立支援は、介護サービスの今後において大変重要な位置を占めることになります。
また、自立支援の役割を担う介護福祉士は「介護を必要とする人にとっての自立とは何か、どのような視点を持って自立支援を行うのか」をきちんと理解しておくことが重要です。
1⃣介護を必要とする人の自立
人の能力は、年齢などによって差があります。また、同じ年代の人の間にも能力の差があり、誰1人として同じ能力の人はいません。
それは当然のことで、通常であればその能力差は、基本的な生活をする上で大きな問題とはなりません。
しかし、高齢化や病気、ケガなどが原因の障害で
- 身体機能の低下
- 思考能力の低下
- 判断能力の低下
などによって、基本的な生活に必要となる動作が困難な人がいます。
このような状態にある人は、誰かの手助けや協力が無ければ基本的な生活さえも営むことが出来ません。
介護や介助は、そのような状態にある人の身体機能の低下や思考能力・判断能力の低下を補いながら、生活を支える行為です。
自立とは、「経済的」「精神的」「身体的」「社会的」に、自分の力で行うことを要素とするものでありますが、その一方で、誰しも自力のみで生活している人はいないということ、他者との関わりを持ちながら、自力だけでは困難なことに対して、自ら周りの人に協力や助言を求めていくことも含めて「自立」と捉えることが必要です。
介護を必要とする人の自立も基本的には同様です。
違いをあえてあげれば、心身の機能の低下により物事を自力だけで行うことが困難なことが多いため、周りの人の協力がより多く必要になる存在であるということと、病気や障害の特性により、専門性を持った援助が必要な存在であるということだけなのです。
「自立」が、周りの人に協力や助言を求めていくことも含めたものだと考えると、介護を必要とする人の自立も、自分の持てる能力を最大限に活用し、自力だけでは困難なところは介護・介助や協力を求めながら生活することだと考えることが出来ます。
2⃣自立のために必要な動機と意欲
「自立」をするのは、その人本人ですが、では、「人が自立するために必要なことは何か」を考えていきます。
人が何かしらの行動を起こすときには、まずその行動のもととなる「動機」があります。
- 「お腹がすいたら食事をしたい」
- 「疲れたから横になりたい」
- 「尿意があるからトイレに行きたい」
などの、「お腹がすいた」「疲れた」「尿意がある」は、行動の前提となる動機であり、この動機が無ければ、「食事がしたい」「横になりたい」「トイレに行きたい」などの欲求は起こりません。
そして欲求が起こらなければ、行動することもないのです。
自立に欠かせない要素の1つとして「意欲」があります。欲求から行動へは、誰かからの促しや手引きがあれば繋がるかもしれません。
しかし、それはただ行動したにすぎず、必ずしも自分の意思による行動とは言えません。
自立は、自分の意思によって行動することが基本です。自分の意思による行動には、「自分から積極的に動こう」という意欲が欠かせません。
今日はここまで。明日は、「自立支援が目指すもの」をまとめていきます。良かったら見に来て下さい!!
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