人間の理解

【❶ストレス】ストレッサーの種類とストレス反応の3つの分類 vol.632

2022-03-07

こんにちは💛 介護ラボのkanaです。今日は「人間の理解」の中から『ストレス』について3回に分けて書いていきます。今日は1回目です!

人間関係とストレス

Contents

1.人間関係とストレス
 1⃣日常生活のストレス
 【ストレッサーとストレス反応】
 (1)ストレッサーの種類
 (2)ストレス反応の3つの分類

1.人間関係とストレス

1⃣日常生活のストレス

私たちは日常的に「ストレス」という用語をよく使っています。例えば、「人間関係がストレス」「ストレスで胃が痛い」などと表現されることがありますが、ではこのストレスという用語にはどのような意味があるのでしょうか?

ストレスは、何らかの刺激によってこころや身体が歪んだ状態を意味する言葉であり、こころや身体にかかる外部からの刺激を「ストレッサー」、ストレッサーによって引き起こされる反応のことを「ストレス反応」といいます(下記参照)。

私たちは「ストレス」という用語を、ストレッサーとストレス反応の両方を意味するものとして日常的に使っています。

  • 「人間関係がストレス」→人間関係がストレッサーになっている
  • 「ストレスで胃が痛い」→ストレス反応としての胃痛

を意味していると考えられます。

(1)ストレッサーの種類

前項のストレッサーとストレス反応の表をみると、日常の様々な刺激がストレッサーになることがわかります。

  • 身体・生理的ストレッサー➡「疲れた」(過労)、「痛い」(痛み)
  • 物理・化学的ストレッサー➡「うるさい」(騒音)、「寒い」(温度)

などは、身体への刺激となるストレッサーです。

それに対して心理・社会的ストレッサーは、

  • 受験
  • 進学
  • 就職
  • 引越し

などのライフイベント(人生の中で起こる出来事)、仕事上の問題、家庭の問題、人間関係など、こころのへの刺激となるストレッサーといえるでしょう。

日常生活において、私たちがストレスと感じやすいのは心理・社会的ストレッサーです。その中でも、人間関係に悩みを持っている人は少なくありません。

私たちは、常に、人と関わりながら生活をしています。

  • 家庭:親、兄弟姉妹との関わり
  • 学校:先生や友人との関わり
  • 職場:上司や部下、同僚との関わり
  • 地域:近隣との関わり

など、所属している集団において、様々な人間関係を形成しています。

人と関わることで、多くの喜びや幸せ、安心などを感じることが出来る一方で、過剰な気遣いや我慢、怒りや嫌悪などのネガティブな感情が伴う人間関係はストレッサーにもなるのです。

(2)ストレス反応の3つの分類

ストレッサーが引き起こすストレス反応にも、さまざまなものがあります。

ストレス反応は、

  • 身体的反応
  • 心理的反応
  • 行動面の反応

の3つに分類することが出来ますが、反応のあらわれ方には人それぞれに違いが見られます。

ストレスを感じた時に、

  • 夜眠ることが出来ない
  • 頭痛やめまいがする
  • 胃が痛くなる

などの「身体的反応」が強くあらわれる人もいれば、

  • 不安になる
  • 意欲が低下する
  • イライラする

などの「心理的反応」が出現しやすい人もいます。

他にも、これまでのその人の行動と比べると、遅刻や忘れ物が増えた、不注意による単純なミスが多くなった、怒りっぽくなった、など、行動面に変化が認められる場合もあります。

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kana

はじめまして(^-^)/ 介護ラボのカナです。2020年6月ブログ「kanalog(カナログ)」を開設
介護の専門学校で学んだ知識をベースに、現場ではなかなか得られない”理論的な視点”や”根拠ある介護”を中心に発信、これまでに820記事以上を筆跡してきました。
ブログの8割は、専門学校で得た知識のアウトプットが中心。ADL/ボディメカニクス・高齢者心理など、介護の基礎から応用場で幅広く取り上げています。
社会人経験を経て介護の道へ転身し、介護福祉士・環境福祉コーディネーター2級を取得。 回復期リハビリ病院2年勤務し、現在はテレワーク勤務をしています。
辞書型ブログの運営や、外部メディアへの協力など、活動の幅も広がっています。 「介護職として長く働きたい」「もっと学びながら成長したい」トンな思いを持つ人たちへ、小さなヒントや確かな知識を届けていけたらうれしいです。

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