こんにちは(^▽^)/ 介護ラボのkanaです。今日は「発達と老化の理解」の中から『高齢者に多い感染症』のノロウイルスについて書いていきます。
ノロウイルスの生活上の留意点
Contents
1.感染性胃腸炎・ノロウイルス
1⃣概要
2⃣原因
3⃣症状
4⃣治療
5⃣生活上の留意点
1. 感染性胃腸炎・ノロウイルス
1⃣概要
細菌又はウイルスなどの感染性病原体による嘔吐、下痢を主症状とする感染症です。原因はウイルス感染で、ロタウイルスやノロウイルス等が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。
また、エンテロウイルス、アデノウイルスによるものや細菌性のものもみられます。感染症法では「5類感染症」として定められています。
今回は「ノロウイルス」による感染性胃腸炎についてまとめていきます。
2⃣原因
主な感染源は、感染者の
- 吐物
- 糞便
- 直接・感染的に汚染された物品
- 汚染された二枚貝類の生食
などです。
感染経路の殆どは、「経口感染」で、手に付着したウイルスから侵入します。
家族や共同生活施設等では、人から人への「飛沫感染」も報告されており、潜伏期間は1~2日です。
3⃣症状
主な症状は、吐き気・嘔吐、下痢(時に血便)、腹痛です。発熱や頭痛、筋肉痛、倦怠感などを伴うこともあります。
通常は、これらの症状が1~2日続きます。感染しても発症しないこともあります。
4⃣治療
特別な治療法は特になく、症状に応じた「対症療法」が行われます。
高齢者では下痢等により脱水や体力が消耗しないように水分と栄養分の補給が重要になります。
軽症の場合は、経口的に塩分、糖分を含む水分摂取を促し、症状が強い場合には、経常脈的に水分・電解質等の補液が行われます。
5⃣生活上の留意点
感染予防及び感染拡大を予防することが第一です。
加熱が必要な食品は、中心部まで確実に加熱しましょう。
調理・食事の前、トイレ後、汚染物に接触した場合には、石鹸と流水で十分に手を洗うことが重要です。
感染者の便や吐物を処理する際には、
- 使い捨て手袋
- マスク
- エプロン
を着用し、ウイルスが飛び散らないようにビニール袋に密閉して処理します。また、吐物が乾燥するとウイルスが空中に漂うため、乾燥する前に拭き取ることが大切です。
症状が治まってからも7日程度は便からウイルスが排泄されることから、排泄物の処理には注意が必要です。汚染物が付着した物品や環境である、
- 便器
- 床
- 手すり
- ドアノブ
などは、次亜塩素酸ナトリウムで消毒を徹底します。
汚染した下着や衣類は、付着した便や吐物を取り除いた後、消毒液に1時間程度漬けてから他の人とは別に選択をすることが必要です。
⭐気になるワードがありましたら、下記の「ワード」若しくは、サイドバー(携帯スマホは最下部)に「サイト内検索」があります。良かったらキーワード検索してみて下さい(^▽^)/
ADL QOL グループホーム ケーススタディ コミュニケーション ノーマライゼーション バリアフリー ブログについて ユニバーサルデザイン 介護の法律や制度 介護サービス 介護予防 介護保険 介護福祉士 介護福祉職 他職種 住環境整備 入浴 入浴の介護 医行為 喀痰吸引 地域包括ケアシステム 多職種 尊厳 感染症 支援 施設 権利擁護 社会保障 福祉住環境 福祉住環境整備 福祉用具 経管栄養 老化 脳性麻痺 自立支援 視覚障害 認知症 誤嚥性肺炎 障害について 障害者 障害者総合支援制度 障害者総合支援法 食事 高齢者
に参加しています。よかったら応援お願いします💛
Twitterのフォローよろしくお願いします🥺