【小規模多機能型居宅介護とは?】サービス内容や利用者の要件 vol.109

こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです。最近ずっと色々な施設について書いてますが、今日は・・・

小規模多機能型居宅介護について

Contents

1.小規模多機能型居宅介護とは
 1⃣どのようなサービスなのか?
 2⃣どのような人たちが利用しているのか?
 3⃣どのような生活や活動をしているのか?
 4⃣どのようなケアを行っているのか?
 5⃣どのような人たちと一緒に働いているのか?
 6⃣他の職種の人とどのように協働しているのか?
 7⃣介護福祉職はどんなチームを組んでいるのか?

1.小規模多機能型居宅介護とは

1⃣どのようなサービスなのか?

小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護(以下、小規模多機能)は、2005年(平成17)の介護保険法の改正により、2006年(平成18)に地域密着型サービスの1つとして創設されました。

小規模多機能のモデル

小規模多機能のモデルとなったのは、一軒家等で介護を必要とする少人数に対して、それぞれのニーズや困りごとに細やかに対応すると取り組みをしている居老所と言われています。

小規模多機能は、利用者を中心としたニーズにこたえ、可能な限り自立した日常生活を送ることが出来るよう「通い」や「泊まり」、「訪問」を組み合わせて介護サービスを提供しています。

これらのサービスを同じ事業所で働く介護福祉職が行うため、利用者の小さな変化位に気付きやすく、きめ細やかな介護サービスが提供できます。事業所の登録定員については、介護保険制度上で規定されています。

  • 「通い」は、利用者を主体にしつつ、家族の生活状況も把握したうえで、一時的に訪問回数を増やす等の対応をして「通い」に繋げます。
  • 「泊まり」の多くは家族の疲れをためないための定期的・一時的泊まりであるレスパイトケアとなっており、長期利用や、冠婚葬祭など急な出来事にも対応できるものです。
  • 「訪問」は、「通い」に繋げるためと、通わない日あるいは「通い」をする前の起床から出掛けるまでの支援や「通い」から帰った後に支援、就寝にかかる訪問などは幅広くあります。内容として、食事(食事作り。食事介助等)、排泄、服薬、安否確認等、利用者1人ひとりのニーズに合わせた形での訪問となり、訪問時間や訪問回数は規定されていないため、訪問介護(ホームヘルプサービス)との次回は明確です。

この3つのサービスを、利用者1人ひとりの暮らしに合わせて、自宅で、地域で、暮らし続けられるように話し合い、組み合わせられるのが小規模多機能の特徴であります。

2⃣どのような人たちが利用しているのか?

利用要件

小規模多機能は、原則として事業所が所在する市町村の指定を受けて実施できる介護サービスです。市町村に住所を有し、かつ要支援1~要介護5までの認定を受けている人が利用できます。

小規模多機能は利用者が暮らしている住まいから近いところにあるのが特徴です。地域によって違いはありますが、徒歩や車いす、あるいは車の送迎で5~10分程度の場所から利用する人が多いです。

そして、「最後まで住み慣れた我が家で暮らし続けたい」という思いが利用に繋がっています。

3⃣どのような生活や活動をしているのか?

生活内容や行動

小規模多機能には、利用者のしたいことを制限するものは何もありません。そのため職員が利用者やその家族などから情報を集め、分析をして、希望に添える活動を具体化し、利用者に提供することが出来ます。例えば利用者は職員に付き添ってもらいなじみの美容院に行ったり、定期的に通院したりします。

また、地域密着型サービスの1つでもあるので、事業所での地域活動を通して地域の人たちと交流することも大切になります。いずれ、お互いが助け合わなければならないこともある時のために、早めにお互いの顔を知っておくことも大切なことです。

4⃣どのようなケアを行っているのか?

介護サービス内容

小規模多機能は他の介護サービスと違い、小規模な介護の場に多くの機能「通い」「泊まり」「訪問」の3つを持っている介護サービスです。
介護福祉職は自らの役割を認識したうえで、コミュニケーションを大切にして「24時間365日、切れ目のないサービスを提供することで、住み慣れた地域での暮らしの継続を支援する」専門職だといえます。

小規模多機能を利用している人たちの状態像はさまざまです。

朝に始まる送迎は「通い」の利用者1人ひとりとコミュニケーションを図る場です。車の他に、徒歩や車いすを利用して送迎することで利用者と触れ合う時間を大切にしています。

また帰宅準備では、利用者それぞれが持ち帰る荷物の点検をします。連絡ノートや持参した薬のケース、入浴前に来ていた衣類は入っているか、排泄で失敗した下着などは洗った状態で入っているか等です。点検は主に介護福祉職が行いますが、いくつかの目で確認することが大切になります。

夕方から夜にかけて多い「訪問」では、服薬確認、夕食作り、就寝介助等さまざまです。毎日、介護福祉職のうちの1人が職場の携帯電話を持ち帰り、夜間の電話に対応し、必要と判断した場合は訪問することになります。

「泊まり」では、夜間にトイレへ誘導介助します。眠りの浅い利用者の場合は、話し相手になり、様子を見ながら再度ベッドへ誘導します。利用者の様子や時間を見ながら、静かに朝食の準備をし、順次利用者への言葉をかけて起床へと繋げていきます。

このように24時間、365日を支える介護サービスとして「通い」「泊まり」「訪問」がありますが、そのサービス全体を支えるのは日常生活の延長線上にある、いつもと変わらない介護であることを理解しておくことが大切です。

5⃣どのような人たちと一緒に働いているのか?

他職種協働(どのような人達と一緒に働いているか)

🔹管理者
・小規模多機能型居宅介護事業所、サテライト事業所を統括し、職場内の連携が図られるようにするまとめ役です。さらに他機関の事業所と話し合うための会議の調整、地域行事や日常の地域との連携が図られるように調整します。
・勤務表などの作成などを行い、人員配置等に問題はないか、日々のスケジュールがスムーズに進められるように管理します。さらに質の向上を目指し、内部研修・外部研修を含めたた研修計画を職員の声も聞きながら作成します。
・介護実習の場として実習生の受け入れのために実習指導者との調整をしたり、新人職員のオリエンテーションや職場研修にも関わります。

🔹介護支援専門員(ケアマネージャー)
・新規利用を希望する利用者・家族の相談窓口の役割をします。利用者の過程の状況を確認し、介護サービスの具体的な内容の検討、福祉用具に関する件等の導入、かかりつけ医との連絡調整が出来るようにします。
・ライフサポートプラン(ケアプラン)を作成し、それに基づいた介護サービスを提供できるように協力を依頼します。そして、利用者・家族にプランの説明をし同意を得ます。

🔹看護師(准看護師)
健康管理や服薬管理をする看護業務ではなく、1人ひとりの利用者のケアも行い、体調等の変化にいち早く対応します。介護福祉職が悩む場面には担当医に連絡をしたり、管理者や計画作成者等と情報を共有し、利用者にとって不利益にならない取り組みをします。

6⃣他の職種の人とどのように協働しているのか?

他職種協働

小規模多機能では、看護職員と共にケアにあたります。「通い」で来所した利用者の様子がいつもと違うと感じたら、家族からのノートや迎えに行った介護福祉職から情報を得ます。介護職員は、「様子を見ましょう。水分をとってもらい、少し休んでもらった方が良いかもしれない」などとアドバイスをし、情報が足りない場合、家族にリーダーや看護職員が電話等で確認することもあります。

情報共有

在宅医療で訪問診察に来た医師や看護職員の見立て等については、あとで家族から情報をもらうようにしています。1人暮らしの場合、介護福祉職か看護職員が同席させてもらい、事業所内で他の職員に伝達をします。

事業所内で利用者が大きく体調を崩した場合には、看護職員も関り、かかりつけ医に連絡し、事業所内で診察・治療をしてもらうこともあります。その場合はいつも以上に記録は細やかに行います。

事業所内の食事は、栄養の管理された食事をとれるように、非常勤の栄養士がメニューを作ります。食事は介護福祉職と非常勤の調理員が協働しながら、利用者の状況に応じた状態の食事も作ります。

また下肢機能が不安定で、歩行しづらくなっていたり、ベット上での体位の課題が生じた時等の、外部の理学療法士からの具体的な助言は、事業所で行う日々の利用者の身体機能の維持・改善の取り組みに繋がってきます。

家族の介護を少しでも楽に出来るように、福祉用具専門相談員のアドバイスや利用者の自宅に福祉用具を導入することもあります。他にも病院の相談員、地域包括支援センターの職員など、他職種の人たちとかかわりながらケアを行っていきます。

7⃣介護福祉職はどんなチームを組んでいるのか?

チームケア

小規模多機能では、介護福祉職がそれぞれ責任を持ってあたりますが、日々のケアが滞りなく進められるようにリーダーを決めて配置しています。リーダーは介護福祉職の資格を持ったメンバーが担っていることが多いです。

介護福祉職は事業所内外で分刻みに行動をします。その中でも短時間のミーティングを行い、介護支援専門員が利用者の自宅へ訪問した時の様子や家族からの電話を受けた報告、送迎、訪問などについての情報共有や意見を出し合ったりします。

介護福祉職は担当に利用者が決まっており、毎月行う職員会議の場で、課題をあげてもらい話し合いを行います。その話し合いの場で色々な意見をもらえるのは介護福祉職の成長に繋がります。

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