こんにちは(^▽^)/ 介護ラボのkanaです。今回は『キャリア開発・支援』について書いていきます。
個々が成長の扉を開き、チームの実践力を高める
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キャリア開発・支援に対する姿勢
これまで、介護ラボではOJTやOff-JT、スーパービジョンやSDSを通じた実践力の向上、自己研鑽についてまとめてきましたが・・・「なんとなく」や「言われたから」という姿勢や意識で取り組んでいるとその効果は薄くなってしまいます。
『自己研鑽は受け身ではなく、積極的に取り組む姿勢が大切です』
また、取り組み前にあらかじめ現状や目標を意識しておくことで、自己研鑽の効果は高まります。効果的に自己研鑽の機会を活用し、専門職として成長していくためには、下記のようなサイクルを繰り返すことが大切になります。
上記の表は、「自己研鑽の効果を高めるサイクル」になり、これをきちんと意識しておく作業そのものが、主体的な姿勢作りにも繋がっていきます。自己成長・自己変革にチャンスを最大限に生かし、キャリア開発を続け、成長した未来の自分をつかみ取ることが大切です。
この表の、
- 「前提」
- 「事前」
- 「実施」
- 「事後」
- 「成長」
を次項で詳しくまとめていきます。
「前提」介護福祉士は、日々の自己研鑽が必須である
介護福祉士は「専門職として自己研鑽、資質向上に取り組み続ける」ことが必須です。自己研鑽は、自身やチームケアの質を高めるため、ひいては利用者の生活の質の向上のために必要な事です。
このことを理解していることが、自己研鑽の効果を高めるサイクルの前提であり「基盤」となります。
「事前」自己研鑽に取り組む前に、現状維持と目標設定
自己研鑽の取り組み前には、実践上の課題を踏まえて事前に自己スキルの現在地点を確認し、目標設定を行うことが大切です。
OJT、Off-JTのどちらにおいても、指導者・講師には、
- 「何を伝えるのか」
- 「どのように伝えるのか」
ということを事前に計画しておくことが求められています。
同じように、受ける側に立った皆さんも、事前に、
- 「自分がなぜその研修に取り組むのか」
- 「研修受講後にどのような自分になりたいのか」
を事前に確認し、意識しておくことがとても重要です。
「実施」主体性を持って積極的に自己研鑽に取り組む
自己研鑽の機会に恵まれた際には、受け身ではなく、積極的に自ら成長しよう、変わろうという主体的な意識を持っていることが、自己研鑽の効果を高めることに繋がります。
指導者や講師にできることは、皆さん自らが「変わる」「成長する」きかっけの提供です。
自己研鑽の意味や目的を理解したうえで主体的に取り組む意識を持ち続け、自らを成長させるチャンスをものにすることが大切です。
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「事後」「気づき」を振り返り、分析する
自己研鑽の取り組み後には、出来れば上司に相談しながら「振り返り」を行い、ノートなどに書き留めておくようにしましょう。
- 自分は何を学び、
- 気づき、
- それを今後どのように生かすのか、
しっかりと振り返りをしておくことが大切です。
特に、自らの気付きを文章化し、自分がどうしてそのように感じたのか自己分析しておくことが成長に繋がります。
なお、介護福祉士には、専門職として言語化・可視化する力も重要であり、文章化や自己分析は、その鍛錬ともなります。
そして1番大事なのが、「どのように生かすのか」という視点です。
特に、「やり方」ではなく、「考え方」を学んだ時には、それを自分やチームの実践に置き換えることが前提となるので、この視点が必須となります。
「成長」個々が成長の扉を開き、チームの実践力を高める
自己研鑽を通じての個々の成長やキャリア開発を「扉を開ける」と例えるとイメージしやすいかもしれません。
新たな知識や考え方、視点を得ることは、新たな世界へ足を踏み入れるチャンスです。自己研鑽を通じて、今まで時運が持ちえなかった視点を持つことで、自分の中にあるそれまで見えなかった扉の存在に気付きます。
その扉を開き、扉の向こうの新たな風景が見えると、大きな成長に繋がります。
このように、自己研鑽の機会の活用が、個々の実践力を高めていくことになります。
また、個々の成長の積み重ねが、チームや組織全体の実践力を向上させていきます。そして、チームの力が向上していく事は、ケアの質、利用者の生活の質を高めることに繋がります。
だからこそ、介護福祉士にとって、またチームマネジメントにおいて、人材育成や自己研鑽は価値があり必須の責務なのです。
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