こんにちは。介護ラボ・kanalogのカナです。
睡眠について前回、前々回と書いてきましたが、今回は最終日💛
睡眠障害の7種類とは??
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睡眠障害の7種類
睡眠障害には、不眠症、過眠症のほか、睡眠に関わる疾患や睡眠行動の障害・異常などが含まれます。
❶不眠症
睡眠障害の中で、最も多いとされているのが不眠症です。不眠症とは・・・
その人の健康を維持するために必要な睡眠時間が量的あるいは質的に不足し、そのために社会生活に支障をきたしている状態をいいます。
※必要とされる眠時間には個人差があり、一般的に短いとされる睡眠時間であっても、本人が目覚めたときに満足感があり、昼間正常に活動出来るようであれば不眠症とは呼びません。
❷過眠症
過眠症は、夜間に十分な時間眠っているはずなのに、日中に強い眠気に襲われて日常生活に支障をきたします。
抗ヒスタミン作用のある風邪薬、抗アレルギー薬、抗不安薬や抗うつ薬などの副作用により、過眠が生じることもあります。また夜間の睡眠が質的に低下すると睡眠不足となり、日中に眠気が起きる場合もあります。
❸概日リズム障害
概日リズム障害とは・・・「睡眠覚醒リズム障害」とも呼ばれており、体内時計の調節異常の為、睡眠と覚醒のリズムが壊れてしまう障害です。
高齢者の場合、夕方に強い眠気を覚えて20時前に就寝し、早朝2~3時間には覚醒してしまう状態がみられることが多く、これはリズムの過剰な前進が原因と考えられています。
❹周期性四肢運動障害
周期性四肢運動障害では、睡眠中に上肢や下肢が勝手にピクピクと動くこと(不随意運動)により、睡眠が浅くなり中途覚醒を引き起こします。
運動症状を自覚していないことも多く、次のレストレスレッグス症候群に合併することもあります。
❺レストレスレッグス症候群
レストレスレッグス症候群は、「むずむず脚症候群」とも呼ばれています。
睡眠中の不随意運動がひどくなり、「むずむずする」「痛痒い」という異常感覚が下肢を中心に起こります。下肢を動かしたいという強い衝動が出現し、寝付くことが出来なくなります。
また動かすことで症状が軽減されるため、足を動かし続けたり、足踏みを続けたりして不眠になります。
- 鉄欠乏性貧血
- 人工透析
- 妊娠
- 抗うつ薬
により出現することもあります。
❻レム睡眠行動障害
レム睡眠行動障害では、夢の中の行動が実際の寝言や異常行動として現れ、睡眠中に突然叫んだり、身体を動かしたり、暴れ出したりします。20~30分経過してレム睡眠が終わると、このような行動は消失し、安らかな睡眠に戻ります。
レム睡眠行動障害は中高年以降に多く、特にレビー小体型認知症の人によくみられます。
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❼睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に無呼吸の状態が頻繁に生じる疾患です。
無呼吸から呼吸再開時に目覚めの反応が伴い、長く睡眠をとっても深い睡眠は殆ど出現しません。症状が軽い時は夜中に目が覚めることを自覚している人もいますが、進行してくると目覚めていることに気づくことはなく、知らないうちに極度の睡眠不足に陥っています。
無呼吸を伴う睡眠は、夜間に長時間続く低酸素血症のために高血圧や動脈硬化が引き起こされ、心筋梗塞や脳梗塞の悪化要因となります。
睡眠時無呼吸症候群は、肥満体系の男性に多い特徴があります。無呼吸になる原因として、睡眠中にゆるんだ舌や喉の筋肉により気道が塞がれる、あるいは脳内の呼吸をコントロールしている部分に異常が起こるなどが考えられます。
不眠症の4種類について
- ✅不眠症の4種類
- ・入眠障害
床にはいってもなかなか寝付けずに、眠るまでに30~60分以上掛かる状態が慢性的に続く
・熟眠障害
眠りが浅く、それなりに長く時間をとっても、よく眠ったという満足感が得られない症状が続く
・中途覚醒
夜中に何度も目が覚める状態が続く。睡眠中に何度もトイレに行きたくなるなどの症状を訴える人も多い
・早朝覚醒
早朝(午前3時や4時)に目が覚めてしまい、それ以降眠れなくなる症状が続く
不眠の分類3つ
- ✅不眠の分類3つ
- ・一過性不眠
普段は睡眠が正常な人が、海外旅行や特別な緊張を伴う出来事などにより、数日間不眠になる状態
・短期不眠
やや長く続くストレスや身体の病気などにより、1~3週間ほど不眠が続く状態
・長期不眠
様々な理由により、不眠が1か月以上続く状態
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