
こんにちは
介護ラボ★カナログのkanaです。
今日は自己実現と尊厳、そのポイント4つについて!
ポイントは4つあります。
①自己概念とそれに影響を与える要因 ②自立への意欲と自己概念の関係 ③自己実現と尊厳、生きがいについて ④高齢者のための国連原則 |
では①から順に説明します。
①自己概念に影響を与える要因
自己概念は一人称として用いられるものであり、他人がいてはじめて自己として認識されるものになります。
『自分が誰でどのような人間か』を意識する概念です。
この自己概念に影響を与えるものを大きく2つに分けると、
●自分自身に関する事
●自分以外のこと
になります。
「自分自身に関する事」は、精神面での発達や老化、社会や環境への適応などになります。特に脳の老化では、知能、記憶力や判断力などが関係していると言われます。
そして、「自分以外のこと」は、他人、環境、文化、社会など、自分を取り巻くものになります。
自己概念は、発達や老化の段階、ライフステージごとの自分の身体・精神の状況により変化します。

ライフステージとは?
人間が誕生してから死に至るまでの様々な過程における生活史上の各段階。幼児期、児童期、思春期、青年期、老年期等にわけられる。
このライフステージごとの自分を取り巻く環境や社会、あるいは接する人の違いなど、状況も異なってきます。組み合わせによって受ける影響は作り出されるとも考えられます。
②自立への意欲と自己概念
自立とは、実際の日常生活のみならず、心理的に他者への依存から脱却し、自ら意思決定をし、可能な限り社会における何らかの役割をもち活動する事です。
また『意欲』とは、人、環境、事象、社会に対する積極的な反応といえます。
自立への意欲は一生を通じて変化するもので、当然ライフステージごとの身体と精神の両方の状況と密接な関連があります。
③自己実現と尊厳、生きがい

自己実現したいという思いは、人間の強い欲求の1つであり、自分の才能や能力、可能性を十分に生かし、自らを完成させ、最善を尽くそうとする欲求のことです。
このような自己実現の欲求の達成、人が人生を通じて個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものです。そうした思いにこたえるためには、自分の人生を自分で決め、また周囲からも個人として尊重される社会、尊厳を保持した生活を送ることが出来る社会を構築していくことが必要です。
高齢者は公衆衛生や医療技術の進歩により、過去に比べ長い期間を健康に過ごす事が可能になりましたが、この長い期間を認知症等による介護等の不安がなく、生きがいを持ち、生き生きと過ごすことが出来るかということが課題となっています。

④国際的な取り組み
1991年国連総会において、「高齢者のための国連原則」が採択されました。
この原則では、高齢者の「自立」「参加」「ケア」「自己実現」「尊厳」を実現することを目指しています。

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