こんにちは 介護ラボのkanaです。コミュニケーション技術の中から『血管性認知症』のコミュニケーション支援とコミュニケーション技術についてまとめていきます。
廃用症候群について
Contents
1.認知症がもたらす日常生活コミュニケーション
1⃣血管性認知症の人へのコミュニケーション支援
2⃣血管性認知症の主な4つの症状
2.認知症の人に対するコミュニケーション技術
1⃣血管性認知症の人へのコミュニケーション技術 (廃用症候群)
1.認知症がもたらす日常生活コミュニケーション
1⃣血管性認知症の人へのコミュニケーション支援
血管性認知症は、認知症全体の約20%を占めます。脳梗塞や脳出血が起こった部位により認知症の症状がずいぶん違うのが特徴です。
例えば右利きの場合、左脳に起これば、
- 失語症
- 失行
等の障害が起こります。
失語症があれば日常生活での基本的なコミュニケーションにもかなり支障が出ます。また失行があればこちらが言葉で伝えたことは理解できても、行動に移そうとする段階で思った通りの動きが出来ない状態になります。
一方、梗塞や出血が右脳に起これば、言葉の障害は殆どなく、無関心や意欲の低下、だらしなさといった症状や、半側空間無視が出現します。
- 失行とは?
-
手や足など、運動を行う身体の器官に異常がないのに、これまで出来ていたはずの一連の生活動作を行うことが出来ない事。例えば、いつもしめていたネクタイがしめれない、歯磨きやうがいをして水を吐き出す等が出来なくなってしまうこと等が挙げられます。
2⃣血管性認知症の主な4つの症状
❶まだら状の認知障害
❷階段を降りていくように進行する
❸すり足歩行
❹早期から失禁
2.認知症の人に対するコミュニケーション技術
1⃣血管性認知症の人へのコミュニケーション技術 (廃用症候群)
血管性認知症の失語症上に対しての、言語の
- 「聴覚的理解」
- 「視覚的理解」
- 「発話」
- 「書字」
のうち、少しでも保たれている機能を見つけて有効活用することが大切です。
失行に関しては、言葉で指示するよりも目の前で見せて真似してもらった方が上手にできるものです。櫛や歯ブラシなど、これまで習慣として使ったいたものが上手く使えなくなるため、日常生活の介護量が増えますが手助けすることによって上手に使うことが出来る場合があります。非言語コミュニケーションを活用した支援と言えるでしょう。
無関心や意欲のなさに対する対応方法は、なかなか一筋縄ではいかないものです。
忙しい現場では、時々傾眠しながら、おとなしくじっと座っている血管性認知症の利用者は、ついつい対応が後回しになり、はたらきかけの量が少なくなってしまいがちです。
本人が少しでも興味関心を持つものを探し、刺激を与えることが大切です。
刺激を与えない場外が長く続くと「廃用症候群」といって、知的機能や身体機能が加速度的に衰退してしまいます。意欲のない人にアプローチし続けるのは容易いことではありませんし、すぐに目に見える効果があらわれるものでもありませんが、廃用症候群の予防の観点からも非常に重要です。
「廃用症候群」とは?
適度に安静にすることや、活動性が低下したことによる心身に生じた様々な状態のこと。筋肉がやせ衰える、関節の動きが悪くなる、唾液や食べ物が誤って肺に入り肺炎が起こる、うつ病状態になる等、様々な症状があげられます。
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