こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです。今日は福祉住環境の中から・・・
高齢者に多い疾患・廃用症候群について
Contents
1.廃用症候群の特徴と治療
1⃣廃用症候群の原因
2⃣廃用症候群の症状
2.治療とリハビリテーション
1.廃用症候群の特徴と治療
1⃣廃用症候群の原因
廃用症候群の原因は、長期に渡る臥床(寝ている状態)やギプスによる関節の固定、あるいは全身的にからだを使わない状態が続くことによって、2次障害として身体機能や精神機能の病的状態が現れる症状のことを言います。
2⃣廃用症候群の症状
主に1~10まであります。
- 骨:骨萎縮が原因となって骨粗鬆症を発症する。
- 関節:可動域減少により関節が拘縮する。
- 筋肉:萎縮により筋肉や耐久性が低下する。
- 皮膚:機械的刺激や、熱い・冷たい等の熱刺激にさらされないと徐々に薄く傷つきやすくなり、褥瘡を作りやすくなります。
- 心臓:機能低下により、起立性低血圧や頻脈が生じることがあります。
- 肺:機能低下により、気管に痰がたまって息切れ等が生じることがあります。
- 消火器:消化機能や蠕動運動の低下により、食欲不振、便秘などを生じることがあります。
- 膀胱:排尿機能の低下により、膀胱炎を生じることがあります。
- 静脈:深部静脈などに生じた血栓により、肺の血管を詰まらせると死に至ることもあります。
- 脳・神経:精神活動性の低下やうつ傾向など、機能的変化が生じます。
- 骨粗鬆症とは?
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骨量の減少などが原因で、骨が脆弱化した状態をいい、骨折などの危険性が増加します。より確実な治療効果を上げるためには、薬物療法と共に、運動療法・食事療法・日光浴の3つの予防策を行います。
2.治療とリハビリテーション
過度の安静を避け、適切な姿勢(良肢位)、及び体位変換をして、関節拘縮の予防や、褥瘡を防止することが必要です。「早期離床」「早期歩行」「生活全般の活性化」の3点が重要となります。
リハビリテーション、出来れば理学療法士(PT)や作業療法士(OT)の指導により、関節可動域訓練により関節の拘縮を予防することが必要です。
廃用症候群を引き起こした疾患及び状況によって、生活上の不便・不自由はさまざまであるため、1次障害の不便・不自由を解消して生活に配慮する必要があります。そのためにも生活上の問題点や福祉住環境整備をすることが大切となります。
ADLの早期自立、介助量の削減など、住環境整備や関節可動域訓練を実施することが大切です。
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