【❺建築物の環境整備】施設整備のガイドライン#1(前半) vol.674

こんにちは♡ 介護ラボのkanaです。今日は「福祉住環境」の中から『建築物の環境整備』について9回に分けて書いていきます。今回は5回目です!

主要出入口・廊下・階段・傾斜路・エレベーター

Contents

1.建築物の環境整備
 1⃣施設整備のガイドライン(前半)
 (1)主要出入口
 (2)廊下等
 (3)階段
 (4)傾斜路
 (5)エレベーター

1.建築物の環境整備

今回は、「バリアフリー法」建築物移動等円滑化基準をベースにしながら、基本となる整備の留意点を「前半」「中盤」「後半」の3回に分けてまとめていきます。

1⃣施設整備のガイドライン(前半)

(1)主要出入口
  • 誰もが円滑に利用出来るように、主要な出入り口を整備する
  • 玄関など主要な出入り口付近には、案内看板(点字含む)や職員のいる受付窓口、又は職員不在時に対応できるインターホン等を適切に設ける
  • 戸の構造、把手は、出来る限り上肢の障害のある人にも円滑に利用出来るものとする
  • 客室等の戸は、視覚障害者にも認識しやすい浮文字の部屋番号や、点字付き室内版を設ける

【敷地内通路と主要な出入り口】

・通路の有効幅員120cm以上

・障害者用の駐車場は出入り口に近接した場所に設置し、1台350cm以上、奥行き600cm以上、段差を設けず障害者用である旨の表示をする

・歩道と建築物敷地で切れ目がない視覚障碍者用誘導用ブロックを使用する

(2)廊下等
  • 廊下等には利用者の事故に繋がるような不用意な突起物を設けない
  • 廊下等の手すりは、施設の用途により設置が必要な個所を検討して設ける。また将来設置が必要と想定される個所については、いつでも容易に設置できるように壁下地補強を行う
  • 廊下等のには区間50m以内ごとに車いす使用者の転回スペースを設ける

【廊下の形状】

・廊下の幅:120cm以上

・車いす使用者の転回に支障のない空間140cm以上

・手すりを設けられるような下地材を使用する

(3)階段
  • 階段には手すりを両側に連続して設ける
  • 階段での転倒事故を防ぐために段鼻には踏面及び蹴上げ面と容易に見分けがつく構造とする
  • 階段手すりの始終端部には現在地若しくは行き先等を点字で表示する

【階段】

・足元灯を設置

・踏面は滑りにくい仕上げ

・蹴上げ16cm以上、蹴込み2cm以下、踏面30cm以上、のつまずきにくい構造とする

・手すりの高さは床から75~85cm程度

(4)傾斜路
  • 敷地内通路、建築物内の廊下等に高低差や段差が生じている場合に傾斜路を設けている時は、利用者が安全かつ円滑に利用できるように整備する
  • 傾斜路の勾配は12分の1以下とし、出来る限り緩やかに設ける。また、屋外に設ける傾斜路は雨天時等にも滑りにくい仕上げ材を使用する
  • 敷地等の形状により傾斜路の距離が著しく長い場合、若しくは進路方向が見えにくい傾斜路にあたっては、傾斜路の長さを表示するなど利用しやすさに工夫する
(5)エレベーター
  • エレベーターは車いす使用者、ベビーカー利用者等にとって最も円滑に垂直移動できる設備である。エレベーターの設置にあたっては、設置場所等を十分考慮する
  • エレベーターは、原則として、利用に供する居室等が2階以上の階に設けられている場合に設置する
  • 同時に多数が利用する可能性のある百貨店、ショッピングセンターなどの大型商業施設、大規模アリーナなどのスポーツ・集会施設及び劇場等のエレベーターは、車いす使用者やベビーカー利用者が円滑に利用できるよう台数を増やし、可能な限り、同時に複数の車いす使用者やベビーカー利用者が利用出来る大型のエレベーターを採用することが望ましい
  • エレベーター内のスイッチ(特に緊急通報ボタンの一)は、高さ等車いす使用者、子ども、視覚障害者、高齢者等の利用に配慮する
  • 視覚障害者は緊急時に通常の緊急通報ボタンのみでは応答が困難であるため、エレベーターかご内の様子が防災センター等で確認でき、かご内にもモニターを設置し、防災センターとのコミュニケーションが取れるように配慮することが望ましい

今回はここまで。明日は「トイレ」「客室」「敷地内通路等」「駐車場」についてまとめていきます!

バリアフリー

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