人間の理解

【社会性の発達】社会性に必要な4つの能力 vol.626

2022-03-01

こんにちは 介護ラボのkanaです。今日は「人間の理解」の中から『社会性の発達』について書いていきます。

発達における個人差

Contents

1.社会性の発達と人間関係
 1⃣社会性を身に付ける
 2⃣人間関係のはじまり
 3⃣ 子どもの遊びと人間関係形成
 4⃣人間関係の広がり
2.発達における個人差
3.まとめ

1.社会性の発達と人間関係

1⃣社会性を身に付ける

社会性

人間関係を形成し、円滑に維持していく能力のことを「社会性」と言い、具体的に下記の表の4つがあげられます。

社会性とは??
対人行動:他者に対して適切な対応ができること
◉集団行動:集団の中で協調的に行動できること
◉社会的欲求:仲間から好意を受けたい、仲間として認められたいという欲求を持つこと
◉社会的関心:時代の情勢や風潮に関心を寄せること

このように、社会性は、社会の一員として人と関わりながら生活していく為に必要な能力いえるでしょう。

私たちは、社会性を身に付けて生まれてきたわけでではありません。生まれた時から他者に適切な対応ができたり、集団の中で協調的に行動できたりする人はいないのです。

私たちは、人として誕生した直後から、人との関りを通して、社会性を身に付け発達させていきます。

2⃣人間関係のはじまり

私たちは、生まれた時から「家族」という集団の一員として、親や兄弟姉妹などの家族メンバーと関りながら生活します。家族は、子どもがはじめて所属する社会であり、その中で最初に体験する重要な対人関係が養育者との関係(特に母子家庭)です。

1人では何もできない状態である乳児期の子どもは、養育者の適切な育児行動によって、こころに安心感を得て、基本的信頼を獲得していきます。

ボウルビー(Bowlby,J.)は、この時期に形成される養育者の情緒的な絆のことを愛着(アタッチメント)と呼びました。

乳児期の子どもは、この絆を基盤にして愛着の対象である養育者との人間関係を築くのです。ボウルビーは、乳児期に形成されるこの絆が、その後の人間関係にも影響を及ぼすと指摘しています。

アタッチメント理論」

他の『アタッチメント理論』記事はこちらから・・・
【❷発達段階】愛着の発達・アタッチメント理論とは? vol.592

3⃣子どもの遊びと人間関係形成

子どもの遊びは、社会性を育む上で大きな役割を果たします。乳幼児期には、最初は1人遊びをする様子が多くみられますが、1歳を過ぎるころから子ども同士で遊ぶように変化し、2歳を過ぎるころにはルールや役割を決めて「集団」で遊ぶようになります。

集団で遊ぶためには、友達に伝わるように自分の要求や考えを表現することが必要です。

友達にもそれぞれの要求や考えがあり、意見が食い違った時には調整することも必要になるでしょう。このような体験を繰り返し、その結果、子どもはコミュニケーション能力や自立性、社会性を身につけていきます。

小学校に入学すると、子どもの社会的環境は更に広がります。小学校の中学年ごろからは、同性、同年齢の気の合う仲間3~5人くらいの固定的なグループを作りはじめます。

グループに所属しているという組織・帰属意識を強く持つようになり、そのグループのメンバーだけに通じるルールや暗号を使ったり、秘密の遊び場をつくったりして、メンバー間で共通の価値を持つ文化を形成するようになります。

このように、仲間との集団活動の中で、役割や責任、協力、約束、思いやりなどの大切さを知り、社会的ルールやリーダーシップの必要性を学ぶのです。

4⃣人間関係の広がり

義務教育が終わる頃には、仲間集団での「同調行動」を基本とした関係から、情緒的な繋がりの深い友人との関係へと、友達関係の質に変化がみられるようになります。 同時に、行動範囲や活動範囲の広がりに伴い、人間関係が拡大します。

青年期には、自己の存在感や同一性を獲得していく中で、その内面の発達を支えられながら、人と適切にかかわりを持つための「社会的スキル」も発達させていきます。(※社会的スキル→他者に適切に対応するために用いられる言語的、非言語的な行動のこと)。

エリクソンによれば、成人期前期の発達課題は「親密性の獲得」です。

親密性の獲得とは、結婚や家族の形成に代表される親密な人間関係を築くこと、人と関わり愛する能力を育み連帯感に獲得することが意味します。

誕生してはじめて所属した家族に、自分で築く家族が加わり、人間関係は家庭の内外で広がっていくのです。

2.発達における個人差

このように、人間の発達は、身体面と心理面が相互に関連し合い、いくつもの発達段階を経て成し遂げられています。

また、発達の仕方には、一定の順序や方向性はあるものの、人によって異なり、個人差が見られます。

3.まとめ

今の自分が、これまでに歩んできた発達段階において、それぞれの発達課題を達成しながら形成されてきたように、他者も、持って生まれた気質を基盤にして、その人の生活環境の中で自分を形成してきたのです。

介護福祉士には、自分とは異なる他者に対する適切な認識を持つこと、そして個人差があるからこその「個」を大切にした介護を行うことが求められます。

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kana

はじめまして(^-^)/
介護ラボのカナです。
ブロガー歴2年半(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士として就業中。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」「介護福祉士」 ◉現在福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
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