【⑤高齢者及び障害児・者の経管栄養概論】胃ろう栄養チューブ固定板4つのタイプ+長所・短所 vol.544

こんにちは 介護ラボのkanaです。今日は「医療的ケア」の中から『高齢者及び障害児・者の経管栄養概論』について10回にわけて(消化器系の役割から経管栄養が必要な状態など…)書いていきます。今日は5回目です!

経管栄養の仕組みと種類

Contents

1.経管栄養の仕組みと種類
 1⃣胃ろう栄養チューブの種類
 2⃣胃ろう栄養チューブ固定板4つのタイプ+長所・短所

1.経管栄養の仕組みと種類

経管栄養は、チューブを挿入した経路により、

  • 胃ろう経管栄養
  • 腸ろう経管栄養
  • 経鼻経管栄養

に分類することができます。

胃ろう経管栄養は、内視鏡手術により腹壁から胃内に孔を増設し、チューブを留置して栄養剤を注入します。チューブは、胃内の固定板と体外(腹壁)の固定板によって固定されます。

1⃣胃ろう栄養チューブの種類

胃内の固定板には、

  • 「バルーン(風船)型」
  • 「バンパー型」

があり、体外(腹壁)の固定板には、

  • 「ボタン型」
  • 「チューブ型」

があります。

それぞれの組み合わせによって、ボタン型バルーン、ボタン型バンパー、チューブ型バルーン、チューブ型バンパーに分けられます。

経鼻経管栄養より「利用者の負担が少ない」、「誤嚥のリスクが減る」などのメリットがあります。しかし、注入時の体位や注入の仕方によっては、食道への逆流が起こることがありますので注意が必要です。

腸ろう経管栄養には、内視鏡手術により腹壁から空腸にろう孔を増設し、チューブを留意して栄養剤を注入する方法や、増設した胃ろうからカテーテルを通し、その先端を十二指腸または空腸に留置し栄養剤を注入する方法があります。

小腸への直接注入なので、胃・食道の逆流は起こりにくくなりますが、胃ろうより細く長いチューブでゆっくり注入する必要があるため詰まりやすいということがあります。

注入速度が速いと下痢や腹痛を起こしやすく、冷汗や嘔気などの症状を引き起こすことがあるので十分な注意が必要です。

経鼻経管栄養は、左右どちらか一方の鼻腔から咽頭、食道を経て胃内にチューブを挿入留置して、栄養剤を注入します(十二指腸または空腸内に留置する場合もあります)。

チューブによる鼻腔・喉の違和感や不快感を覚えやすく、チューブが抜けやすい、詰まりやすい等があります。

また、気管への誤挿入やチューブの留置が不適切な状態にあることに気付かずに栄養剤を注入すると重篤な合併症を引き起こしてしまう危険があります。

2⃣胃ろう栄養チューブ固定板4つのタイプ+長所・短所

下記が胃ろう栄養チューブの固定板の4つのタイプと、長所・短所になります。

【胃内:固定板の位置】
❶バルーン型(風船型)
 長所:交換が容易である
 短所:バルーンが破裂することがある
❷バンパー型
 長所:抜けにくいので交換までの期間が長い
 短所:交換時に痛みや圧迫感が生じる

【体外(腹壁):固定版の位置】
❸ボタン型
 長所:目立ちにくく動作の邪魔にならずに自己抜去しにくい。逆流防止弁が付いている
 短所:指先でボタンを開閉しづらい
❹チューブ型
 長所:注入時に栄養チューブと接続しやすい
 短所:チューブを引っ張り抜去しやすい。チューブの内側が汚染されやすい

それぞれの経管栄養の持つ特徴を理解し、医師・看護職との連携のもと安全に実施することが大切です。

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