【①高齢者及び障害児・者の経管栄養概論】消化器系の仕組みと働き vol.540

こんにちは 介護ラボのkanaです。今日は「医療的ケア」の中から『高齢者及び障害児・者の経管栄養概論』について10回にわけて(消化器系の役割から経管栄養が必要な状態など…)書いていきます。今日は1回目です!

嚥下のプロセスとは?

Contents

1.高齢者及び障害児・者の経管栄養概論
 1⃣消化器系の仕組みと働き
 (1)嚥下のしくみ
  ◉嚥下のプロセス
2.まとめ

1.高齢者及び障害児・者の経管栄養概論

1⃣消化器系の仕組みと働き

消化器系は、体内に栄養や水分を取り入れるために、食物を機械的かつ科学的に分解・消化し、栄養や水分を吸収し、残渣物の排泄を担う器官の集まりです。

消化器系は、

  • 口⇒咽頭⇒食道⇒胃⇒小腸⇒大腸⇒肛門

まで続く消化管及び、肝臓・胆のう・膵臓で構成されています。

消化器系の働きは、大きく「消化管の機能」と「消火腺の機能」に分けられます。

  • 消火管:食物を口から摂取し、消化しながら運搬し、栄養素を吸収した後、便として老廃物を肛門から排泄する役割があります。
  • 消化腺:消化液を分泌する器官で、唾液腺、胃腺、腸線、肝臓、膵臓等があります。

⇒消化液には、食物の栄養素を血液中に吸収しやすい成分まで科学的に分解する消化酵素が含まれています。

消化器官の働きは、自律神経の支配を受けており、副交感神経が優位になると亢進し、交感神経が優位になると抑制されます。

(1)嚥下のしくみ

嚥下とは?

食物を食べて飲み込むことを嚥下といいます。嚥下は食物の認識、口への取り込み、咀嚼・食塊形成、咽頭への送り込み、咽頭通過、食道通過といったプロセスを経て行われます。

  • 視覚や嗅覚で食物の認識をする時期を「先行期」
  • 咀嚼し食塊を形成する時期を「準備期」
  • 食塊を咽頭へ送り込む時期を「口腔期」
  • 食塊が咽頭を通過し食堂へ送り込まれる時期を「咽頭期」
  • 食塊を食道入り口から胃へ移送する時期を「食道期」

といいます。

食塊の咽頭通過と食道への送り込みは「嚥下反射」によって起こります。

口腔内で形成された食塊が舌奥の方に移送されてくると軟口蓋が背側に動き、鼻咽腔が閉鎖し、同時に喉頭蓋が反転し気道を塞ぎ自然にゴクンと飲み込みます。

食塊は0.5~1秒程度で咽頭を通過します。

このとき呼吸が一瞬止まり、口唇、軟口蓋、喉頭蓋が閉じ、一定の圧が発生し送り込まれるので上手く飲み込むことが可能となります。

嚥下反射は、延髄の嚥下中枢によりコントロールされており、反射のタイミングは食塊によって変わります。

◉嚥下のプロセス
嚥下のプロセス

【嚥下のプロセス】
❶食物の認識(口腔)
  ↓「先行期」
❷口への取り込み(口腔)
  ↓「準備期」
❸咀嚼、食塊形成(口腔)
  ↓「準備期」
❹咽頭への送り込み(咽頭)
  ↓「口腔期」
❺咽頭通過(咽頭)
  ↓「咽頭期」
❻食道通過
   「食道期」

2.まとめ

今回は、嚥下の基本であるプロセスについてまとめました。これから10回分けて「経管栄養」について書いていきます。経管栄養が必要な人は、口から食事を摂ることができない、あるいは摂取が不十分な人の消化管内にチューブを挿入して栄養剤を注入し健康状態の維持・改善を図る方法です。

経管栄養が必要な人は、それぞれの事情があり、様々な思い・葛藤があります。次回以降、消化管の働きや、経管栄養を行う人や家族の思いなどについてもまとめていきます。

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