認知症の理解

【③介護福祉職の支援】介護福祉職のキャリアパス制度 vol.609

2022-02-12

こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「認知症の理解」の中から『介護福祉職の支援』について5回に分けて書いていきます。今日は3回目です!

介護福祉職の福利厚生

Contents

1.就労環境の支援
 1⃣介護福祉職のキャリアパス制度
 2⃣介護福祉職の福利厚生

1.就労環境の支援

1⃣介護福祉職のキャリアパス制度

介護福祉職のキャリアパス制度は、2009年(平成21年)に職員の確保・定着を図ることと、介護福祉職が仕事に遣り甲斐を持ち続けて、キャリアアップを図ることのできる職場づくりを目指して創設されました。

キャリアパスには、

  • 「給与体系」
  • 「人員制度」
  • 「職員のキャリアパス形成支援」

が含まれています。

給与体系については、低いとされてきた賃金水準や賃金上昇率の割合を上昇させるために、介護福祉職に対して一律「介護職員処遇改善交付金」が支給されることになりました。

2012年(平成24年)には、「介護職員処遇改善加算」として、賃金改善に反映しやすい仕組みへと改正されました(「介護職員処遇改善加算移管する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について(平成30年3月22日老発第2号)」)。

2015年(平成27年)、2017年(平成29年)、2018年(平成30年)の改正においては、人事制度やキャリア形成支援が強化され、介護福祉職の資質向上のための人材育成やキャリアアップのしくみを強化することが事業主に求められることになりました。

2⃣介護福祉職の福利厚生

介護福祉職の給与水準やキャリア形成は、前項に書いたキャリア端制度により改善傾向にありますので、次の課題として有給休暇の所得推進があがっています。

しかし、有給休暇を取得するにも、安定した職員数の確保が前提条件になります。

介護職員処遇改善加算が今後さらに上げられることで、安定した人材確保が望まれます。

先日の、【①介護福祉職の支援】介護福祉職の離職理由:「職場の人間関係」の背景とは? vol.607 に書きましたが、介護福祉職の離職理由では、「結婚・出産・妊娠・育児のため」が2位に位置しています。

妊娠・出産・育児を含む育児休暇制度は、労働基準法や育児休業、介護休業等又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(育児・介護休業法)により勤務先の就業規則に規定されていますが、制度を利用しづらい介護現場の現状があります。

出産後の職場復帰を可能にするために、保育所の待機児童問題など国や行政、勤務先が一体となって取り組むべき課題も残されています。

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kana

はじめまして(^-^)/ 介護ラボのカナです。2020年6月ブログ「kanalog(カナログ)」を開設
介護の専門学校で学んだ知識をベースに、現場ではなかなか得られない”理論的な視点”や”根拠ある介護”を中心に発信、これまでに820記事以上を筆跡してきました。
ブログの8割は、専門学校で得た知識のアウトプットが中心。ADL/ボディメカニクス・高齢者心理など、介護の基礎から応用場で幅広く取り上げています。
社会人経験を経て介護の道へ転身し、介護福祉士・環境福祉コーディネーター2級を取得。 回復期リハビリ病院2年勤務し、現在はテレワーク勤務をしています。
辞書型ブログの運営や、外部メディアへの協力など、活動の幅も広がっています。 「介護職として長く働きたい」「もっと学びながら成長したい」トンな思いを持つ人たちへ、小さなヒントや確かな知識を届けていけたらうれしいです。

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