人間の理解

【②人材育成・自己研鑽】介護福祉職の中堅期に求められる4つの実践力 vol.374

2021-06-22

こんにちは(^▽^)/ 介護ラボのkanaです。『人材育成・自己研鑽』について3回に分けてまとめていきます。今回は2回目です!!

初任者への指導

介護福祉職の中堅期に求められる4つの実践力

ある介護福祉職の実態調査では、"自分よりも経験の浅い新任職員が入った"時期が、自分が初任期を脱した時期だという結果が明記されていました。

初任者等への指導を担うことで、いつまでも初任者ではいられないという自覚も高まり、自分を中堅と認識するようです。

中堅期は、利用者に対するケアだけでなく、家族との面談や相談に的確に応じることが求められるようになります。

またケアにかかわる基本業務以外の役割として、指導係だけでなく、ユニットリーダーなどの小集団のチームリーダーを担うことが求められ、リーダーシップを発揮することにも必要になります。

利用者の家族からの相談への対応や初任者等への指導、チームマネジメントに必要なリーダーシップの発揮などを可能にする具体的な実践力とは、

  • 本人や家族、チームとのコミュニケーション力
  • 後輩や部下を指導する力
  • 的確な記録・記述が出来る

などができる力です。

1⃣会議を円滑に進行し意見をまとめる

中堅期は、会議の進行役を任されることが増えていきます。

事業所内の会議であっても、家族や他事業所の人との会議であっても、会議が円滑に行われるかどうか、効果的な会議になるかは、進行役の進め方と下準備に大きく影響を受けます。

2⃣後輩や部下の実践力を高める指導

入職して数年が経つと、職位が上がらなくても後輩や部下の指導を任される機会が出てきます。

その後輩や部下が、介護福祉職として成長し続けられるかどうかは、指導者次第でもあり、指導者は人材を育成する責任をもって取り組まなければいけません。

また、リーダーになると、スーパーバイザーとしての専門的な指導業務も任されるようになることでしょう。

OJTやOff-JT、スーパービジョンなど、指導に関する実践理論を活用出来る力を身に付けていく事が大切です。

3⃣計画や記録を作成・活用する

計画や記録の作成・活用は、ケアの質を高めるために必要な事であり、技術を要するものの1つです。

チームでの情報共有やケアの統一化のためには、介護計画や介護記録を作成することが必須であり、その重要性から、制度上でも必要な書類として位置づけられています。

しかし、介護記録もただ闇雲に記録すればよいという訳ではなく、他の人と情報が共有できるように作成しなければなりません。

その記録を活用して、ケアの見直しや業務課題の改善に繋げるのです。

記録は「書く」力だけでなく、活用できる力も必要になります。また、指導するうえでは、文章力や語彙力も重要になりますので、日頃から多くの活字に触れることが大切です。

4⃣初任者への指導

初任者への指導には、「伝える」「教える」という行為が必要ですが、一方的に教えるのではなく、

  • なぜ?
  • どうして?

などの疑問を共に解消する関りや、気付きが得られるような経験を促す指導が必要です。

また、本人や家族の相談に応じるうえでは、専門用語をわかりやすく言い換えるなどの技術も必要です。さらにチームで方針や課題を共有し、チームワークを生み出す働きかけが必要です。

時には、チームメンバーが抱く思いや葛藤に向き合い、モチベーションを維持し高めるためのサポートをすること、つまりモチベーションマネジメントも必要です。

モチベーションとは?

物事を行う意欲、やる気。また、動機づけ、誘因のことをいう。

まとめ

こうした中堅期の4つの実践には、スーパービジョンやリーダーシップなど、チームマネジメントにかかわる実践理論の活用が有効です。

なお、実践理論は、知識を獲得するだけでは活用できないため生涯研修などを通じてこれらの実践理論を改めて学習し、実践的なレベルに落とし込んでいく事が必要です。

つまり、研修をうまく活用することが中堅期には特に求めれます。

例えば・・・

  • ユニットリーダー研修
  • 認知症実践リーダー研修
  • 学習指導者講習会

などは、いずれも職員や実習生を対象に、ケアを実践するうえで必要なチームマネジメントに必要な実践力を育むために、研修を通じた自己研鑽の姿勢がより求められることになります。

気になるワードがありましたら、下記の「ワード」若しくは、サイドバー(携帯スマホは最下部)に「サイト内検索」があります。良かったらキーワード検索してみて下さい(^▽^)/

ADL QOL グループホーム ケーススタディ コミュニケーション ノーマライゼーション バリアフリー ブログについて ユニバーサルデザイン 介護の法律や制度 介護サービス 介護予防 介護保険 介護福祉士 介護福祉職 他職種 住環境整備 入浴 入浴の介護 医行為 喀痰吸引 地域包括ケアシステム 多職種 尊厳 感染症 支援 施設 権利擁護 社会保障 福祉住環境 福祉住環境整備 福祉用具 経管栄養 老化 脳性麻痺 自立支援 視覚障害 認知症 誤嚥性肺炎 障害について 障害者 障害者総合支援制度 障害者総合支援法 食事 高齢者


人気ブログランキング

にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村

に参加しています。よかったら応援お願いします💛

Twitterのフォローよろしくお願いします🥺





Follow me!

  • X
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

kana

はじめまして(^-^)/ 介護ラボのカナです。
ブロガー歴3年超(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士➡2023年1月~リモートワークに。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」・「介護福祉士」取得
◉福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします♡

-人間の理解
-, , , , , ,