人間の理解

【受容・共感・傾聴】対人援助における基本的態度とは? vol.649

こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「人間の理解」の中から『対人援助における基本的態度』について書いていきます。

受容・共感・傾聴について

Contents

1.対人援助における基本的態度
 1⃣受容
 2⃣共感
 3⃣傾聴

1.対人援助における基本的態度

今回は、対人援助を展開していく為の援助的人間関係を形成していく基本となる態度(こころの持ちよう)としての「受容」「共感」「傾聴」について考えてみたいと思います。

1⃣受容

「受容」とは、日本語の意味としては「受け入れて取り組むこと」と広辞苑第7版には書いてあります。対人援助にかかわるコミュニケーション場面において、受容するとは、何を受け入れようとすることでしょうか。また、どのように受け入れようとすることなのでしょうか。

まずは、援助を求めている人を、1人の人格のある人間として受け入れようとすることが受容です。

そして、その人の周りで起こっている出来事やそれに対するその人の思いや考え方を、正しい、間違っているというような自分の価値基準で判断せずに、ありのままに受け入れようとすることが受容です。

私たちは、1人ひとり、独自の考え方や価値観を持っています。

そして、その価値観に基づいて様々な判断や行動をしています。よく、

  • 「頭をまっさらにしよう」
  • 「自分の考え方や価値観は棚の上に置いておこう」

などといいますが、自分の価値基準で判断しないということはとても困難な事です。

しかし、その困難を乗り越える努力をしていくことが、援助的人間関係をつくり出していくために求められているのです。

2⃣共感

私たちは、相手の気持ちやその気持ちの変化に気付き、理解する力を持っています。その力を活用しながら、出来るだけ相手の感情に寄り添い、それを理解しようとする温かい態度を「共感」ということが出来ます。

私たちは、相手と全く同じことを考えたり感じたりすることが出来ません。また、同じ経験の世界に入っていくこともできません。

それは、私たちは、自分自身の見方や考え方を通じてしか、物事を認知することが出来ないからです。

「あなたの気持ちは本当によくわかる」と言われても「本当にわかってもらえるはずがない」と感じることもあるのではないでしょうか。

それは、相手の「私には他者の気持ちが理解出来る」という思い込みや思い上がりを感じるからなのです。

私たちが出来るのは、相手の思いや経験の世界に近づく努力です。

私たちが持っている相手の気持ちを察する力と、私たち自身の経験や知識を活用しながら、出来る限り相手の思いや経験の世界を想像し、それに近づいていこうとすることが求められています。

ここで、「共感」と「同情」の違いに留意する必要があります。

一般的には、

  • 「同情」:ある状況に置かれた相手を見た時に、自分を基準として相手の感情を理解したと思い、それに反応すること
  • 「共感」相手を基準にして相手の感情を理解すること

といえます。

相手の抱いている感情を、相手の立場で理解し、その感情に寄り添っていく態度と反応を意味するといえます。

共感しようと努力しても、常に相手の感情が的確に把握できるとは限りません。しかし諦めることなく探求していくことが重要といえます。

3⃣傾聴

傾聴とは、文字通り、耳を傾けて相手の伝えたいことを聞いて理解しようとすることです。

私たちが、小さな声で聞き取りにくい相手の話を聞き洩らすことが無いように、熱心に懸命に聴こうとする時には、自然に、少し身を乗り出し、顔を少し傾け、どちらかの耳をより近づける体制になるのではないでしょうか。

対人援助にかかわるコミュニケーションの場面で、まず求められるのは、相手の話を理解しようと耳を傾けるこころの持ちようです。

傾聴の背景には、まず相手に対する敬意・関心と相手を理解したいという欲求があります。何らかの援助を求めている相手に対して、私たちはその人に真剣に向き合い、その人の状況やその人自身を理解しようと努力するのです。

援助的人間関係では、相手の語る言葉を聴くばかりではなく、その人が全身から発信している「声なき声」を聴こうとすることが求められています。

私たちは、思っていることの全てを言葉で表すことは出来ません。また、あえてそうしない場合もあります。

私たちは普段から言葉に頼ってコミュニケーションしようとしていることに無自覚でいてはいけません。それに気づき、言葉以外のことからも、相手の思いを聴き取ろうとする態度が求められています。

こう考えると、傾聴は、援助のための技術というより、援助的な人間関係そのもであるということになります。

援助を求めている相手にとっては、自分に関心を持ち、理解しようと熱心に耳を傾ける人が目の前にいるということが、援助的人間関係の出発点となるのです。

  • 援助者が自分を支援を求めている多くの人の1人と捉えているわけではないこと
  • 1人の人間として向き合っているということ
  • 自分について理解を深めようと努力しているということを感じること

これができれば、援助的人間関係はより深めっていくでしょう。

援助者から見えれば、援助を求めている人を大切な1人の人間としてとらえることが傾聴では重要で大切になります。

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kana

はじめまして(^-^)/
介護ラボのカナです。
ブロガー歴2年半(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士として就業中。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」「介護福祉士」 ◉現在福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします♡

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