こんにちは(^▽^)/ 介護ラボのkanaです。今回は『自己研鑽』について。
初任期・中堅期・ベテラン期の研修の活用
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自己研鑽に必要な3つの姿勢
介護福祉職は、専門職(プロ)としてよいケアを行うために、継続的な自己研鑽が求められます。自己研鑽とは、自己啓発とよく似た言葉ですが、自らの立場や役割を自覚することに力点を置いていることが特徴です。
『研鑽』という言葉を辞書で調べてみると、「学問と究める」「学問などを磨き深める」などと説明されているものが多くあります。
つまり『自己研鑽』では、自身の立場や役割に応じた知識や技術を、学問を通して獲得していく事を重視しています。
サービスの質を向上させる
介護福祉士という国家資格の取得は、1つの目標達成であると同時にキャリア形成のスタートになります。
国家試験に合格し資格を取得できたとしても、そこで自己研鑽が終わるわけではありません。
2007年(平成19)の社会福祉士及び介護福祉士法の改正において、「資質向上の責務」」が追加され、資格取得後の自己研鑽が法的にも位置付けられています。
また、介護サービスの運営費用や職員の給与は、利用者や家族から頂く利用料はもちろん、多額の税金や介護保険料が充当されています。その点では、顧客は社会全体であるといえます。
介護福祉士は、お金を支払っている全ての人に対して、プロとして恥じない専門職としての資質・能力を、生涯磨き続ける社会的な責務があるのです。
介護サービスは、商品そのものを販売する仕事ではなく、人が人の生活を支える仕事です。介護福祉士のケアの内容、方法、視点、知識そのものがサービスの内容となります。
商品を販売する仕事では、仕事の質の差は商品の性能差に大きく影響を受けますが、介護サービスにおいては、介護福祉士個人の力量や介護チームの力量の差が仕事の質の差に直結します。
そして、介護サービスにおける個人やチームの力量の差は、そのまま利用者の生活の質の差となります。
以上のことから、介護福祉士にとって自己研鑽は、専門職・プロとしての責務であるといえます。また、介護福祉士の社会的地位を向上させるためにも、自己研鑽は必須であるといえます。
他のの専門職も、研究や学会発表、論文執筆を当たり前のように重ね、専門職としての社会的地位向上に努めてきました。介護福祉士も、自らを「専門職」であると意識し、研究に取り組み、実践を化学的に評価し、価値を示していく必要があります。
また、研究に必要な文章力や分析力、プレゼンテーション力は、記録や会議等の普段の実践にも活用できます。研究に取り組むことは、実践力の向上にも繋がっていくのです。
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研修を活用する
質の高いサービスを提供するため実践力を獲得していく方法としては、Off-JT、特に外部研修の活用が有効です。
チーム全体として、質の高いケアを行っていく為には、リーダーシップやフォロワーシップなどのチームをマネジメントする力はもちろん必要ですが、個々の実践力が不可欠です。
職務を離れ、外部研修を受講することで多くのスキルを身に付けることが出来ます。
専門職として自己研鑽していく為には、研修情報へのアンテナを張っておくことも大切です。ひふぉろから、自分の課題やキャリア段階を意識し、それに見合った研修がないかアンテナを張り巡らし、チャンスを逃さないようにすることも大切です。
●初任期
初任期には、介護福祉士として基礎的な実践力を身に付けていくことになります。基礎的な介護技術や記録、マナーやコミュニケーション力、認知症等の専門的な知識は専門職としての基盤となります。
これらの一部は、日頃のOJTで指導を受けることもありますが、研修を活用することも有効です。
外部の講師による講義では、より新しい知識や別の視点を得ることが出来ます。また、グループワークなどを通して他施設に勤務する職員との情報交換をすることもでき、自施設での職務を客観的に見直すことが出来ます。
他の『初任期』記事はこちらから・・・
【①人材育成・自己研鑽】介護福祉職の初任期に求められる4つの実践力 vol.373
●中堅期(チームリーダー、初任者への指導係)
キャリア段階や職位が上がるにつれ、後輩や部下への指導力やチームマネジメント力などの、初任期とは違ったスキルが必要になってきます。
中堅期には、様々な研修を活用しながら、初任期に必要なスキルを継続して高めつつ、リーダーとしてのスキルを身に付けていきます。
他の『中堅期』記事はこちらから・・・
【②人材育成・自己研鑽】介護福祉職の中堅期に求められる4つの実践力 vol.374
●ベテラン期(管理職者)
介護福祉士として必要な実践力を磨き続け、ベテランと呼ばれる時期に入るとリーダーとしてのマネジメント力を身に付け、運営管理や職場全体としての人材育成システムづくりを担う実践力を身に付けることが求められます。
様々な研修を活用しながら、事業所を運営管理していく管理職者にお止められる実践力を身に付け、利用者はもちろん職場そのものや職員を守っていく責務を果たすことが必要となります。
他の『ベテラン期』記事はこちらから・・・
【③人材育成・自己研鑽】介護福祉職のベテラン期に求められる6つの実践力vol.375
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