介護の基本Ⅰ・Ⅱ

【生活ニーズ】その人らしさを支える介護福祉支援とは vol.298

2021-04-07

こんにちは 介護ラボ・カナログのカナです(^▽^)/ 今日は「介護の基本」の中から『生活ニーズ』についてまとめていきます。

「生活ニーズ」と」「その人らしさ」の理解

Contents

1.「その人らしさ」とは何か?
 1⃣介護福祉を必要とする人への支援
 2⃣その人らしさの介護福祉における活用
2.生活ニーズの理解
 1⃣個々の生活ニーズにどこまでこたえるか

1.「その人らしさ」とは何か?

その人らしさとは?

私たちは普段の生活において「自分らしさ」をどのように感じているのでしょうか?「自分らしさ」は、暮らしや個人の歴史と同じく、実に様々です。例えば、自宅で家族と一緒にいる時と、会社で仕事仲間と一緒にいる時、仲の良い友人と一緒にいる時の「自分らしさ」は、同じ自分であっても違う部分があるのではないでしょうか?

また、小学校の頃、中学校の頃、高校の頃、そして専門学校や短大、大学に通うようになった自分を振り返ってみると、それぞれの時期の「自分らしさ」があり、時期や環境によって刻々と変化してきている部分があるのではないでしょうか。

一方で、特定の時期によっては変わらない自分らしさというものもあります。その人らしさとは、これらのすべての部分を含むその人の現在の状態であるといえるでしょう。

「自分らしさ」を持っているということは、精神的にストレスが少ない状態であることです。これから、介護福祉が必要になった人の視点で具体的に考えてみます。

毎日入浴するのが習慣であった人が、病院に入院し、入浴が1週間に2回会でに制限されたとしたら、ストレスが溜まるでしょう。これは今までの習慣が継続されないことや清潔面から、「自分らしさ」を維持出来なくなると感じることが大きいといえます。

「その人らしさ」とは、「その人」に「第3者」が「その人らしい」と感じた印象であるといえます。

「自分らしさ」との違いは。「その人らしさ」は、「第3者」の印象の数だけあることだといえます。

介護福祉職として大切なこと

介護福祉職として大切なことは、利用者の「その人らしさ」を家族や知人からの情報のみで決めつけたり、自分の過去の経験から別の利用者と重ねてイメージしたりす事はしてはいけないということです。

「その人らしさ」とは、本人の状況や関わる人の立場、その場その時の関りの内容、環境などの多様な状況の中から個別に作り上げられていくものだといえます。

1⃣介護福祉を必要とする人への支援

介護福祉を必要とする人への支援

介護福祉を必要とする人への支援を行う場合、その人の過ごしてきた時代や文化について、興味や関心に加えて、ある程度の知識がないと「その人らしさ」を理解することは難しくなります。

例えば、高齢の利用者に「若い頃の話を聞かせてほしい」と尋ねても、その人が生きてきた時代の歴史や地域に関する知識がないと、利用者の話の中から「その人らしさ」の要素を見つけ出し、具体的な支援へと繋げていくことは難しいといえます。

そのため、利用者の「その人らしさ」を支えていくためにも、介護福祉職は歴史的な出来事、社会や政治の状況、地域の文化などを学ぶことや、知ろうとする姿勢が必要です。

2⃣その人らしさの介護福祉における活用

では、具体的に「その人らしさ」を介護福祉サービスでどのような形で活用していくのでしょうか。それは日々の介護記録による活用が最も効果的でしょう。日々の利用者へのかかわりの中で、まずは介護福祉職が「その人らしい」と思った言葉や行動を記録することが重要です。

介護記録

最近では従来の手書きの記録にかわり、パソコンやタブレットを活用した介護記録が増えてきました。電子化された介護記録は、キーワード検索をすることによって、特定の利用者の記録や職員との関りのプロセスなどをすぐに把握することができます。そのような機能を使って、各職員が感じている「その人らしさ」をまとめることができます。

実際に、「その人らしさ」という利用者の「個別性」に着目することにより、『本当にその人らしいとはどういうことだろう』という疑問と、自分を含め介護福祉職の関わりにより生じた「その人らしさ」について、「どうしてそうなったのか」という原因を考えるきっかけにもなります。

2.生活ニーズの理解

生活ニーズ

「その人らしさ」を私たち介護福祉職が支えるためには、利用者の介護ニーズだけではなく、より広く、多様な「生活ニーズ」についても理解していく必要があります。

例えば、長年ペットを飼っていた人の場合、施設に入所しても動物と接したい、あるいはペットと共に入所したいというニーズがあれば、それは生活ニーズになります。

高齢の夫婦で家事が出来なくなった妻が、夫の食事を作って欲しいということや、仏壇や神棚をきれいに掃除し、供物を毎日交換したいということも、生活ニーズといえます。

個別ケア

1⃣個々の生活ニーズにどこまでこたえるか

どこまで生活ニーズにこたえるか

現在の公的な介護福祉サービスは、利用者の個別の生活ニーズ全てにこたえられる制度とはなっていません。少なくとも公的な介護保険の福祉サービスは、介護保険料や税金という公的な財源をもとに、サービスの対価が時間やサービス内容によって定められています。

介護保険制度では、個人の障害や病気の程度によって、提供できるサービスの内容や上限が決められ、その中でさらに規定されるサービス種別や時間を選択するようになっています。

その中に、家族やペットへの支援など、利用者本人以外を対象とするサービス項目は想定されていないのです。

厚生労働省は、2016年(平成28)7月に「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部を設置しました。その中で、福祉分野においても、「支えて側」と「受け手側」に分かれるのではなく、地域のあらゆる住民が役割を持ち、支えあいながら自分らしく活躍できる地域コミュニティを育成し、公的な福祉サービスと協働して助け合いながら暮らすことのできる「地域共生社会」に向けた地域づくりに取り組むことを示しています。

具体的には「生活ニーズ」の全部を公的な介護福祉サービスで解決するのではなく、

  • 地域の社会福祉協議会
  • 社会福祉法人
  • 民生委員・児童委員
  • 老人クラブ
  • ボランティア
  • NPO
  • 企業や商店
  • 自治会
  • 学校

など、フォーマル・インフォーマルを問わず協働し、その地域力で「生活ニーズ」を含む様々な課題を解決できるように取り組んでいくということを目指しています。

そのために介護福祉職は、公的な介護福祉サービス以上に、利用者、そして自分の住む地域の情報を得ることが大切になります。

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kana

はじめまして(^-^)/
介護ラボのカナです。
ブロガー歴2年半(818記事執筆)
介護のあれこれを2020年6月~2022年9/8まで毎日投稿(現在リライト作業中)

社会人経験10➡介護の専門学校➡2021年3月卒業➡2021年4月~回復期のリハビリテーション病院で介護福祉士として就業中。

好きな言葉は『日日是好日』
「福祉住環境コーディネーター2級」「介護福祉士」 ◉現在福祉住環境コーディネーター1級勉強中!
介護のことを少しでも分かり易く書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします♡

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