こんにちは💚 介護ラボ・カナログのkanaです。今日は「高齢者に多い疾患・症状と生活上の留意点」について、今日から疾患ごとに数回~数十回にわけてまとめていきます。
高齢者に多い関節リウマチとは??
Contents
1.関節リウマチ
1⃣概要
2⃣関節リウマチの原因
3⃣関節リウマチの症状
4⃣治療方法
❶3つの薬物療法
2.まとめ(関節の保護方法)
1.関節リウマチ
これから骨格系・筋系の中でも高齢者に多い疾患として『骨粗鬆症』『骨折』『変形性膝関節症』『関節リウマチ』『変形性脊椎症』『脊柱管狭窄症』『腰椎圧迫骨折』についてまとめていきます。今日は高齢者に多い「関節リウマチ」について…
1⃣概要
厚生労働省が示している、関節リウマチの患者数の経年変化によると、2014年(平成26)の患者総数は33万6000人で、年々減少傾向にあります。好発年齢は40~60歳で、男女比では女性に多い疾患です。
関節リウマチは、手指、手関節、足の小関節に炎症が生じ広がり、関節を変形させ強い痛みと関節の変形により日常生活に困難を生じる進行性疾患です。介護保険に指定される特定疾病16種類の中の1つです。
2⃣関節リウマチの原因
「遺伝」「免疫異常」「環境要因」などが複雑に関与していることが推測されています。環境要因として、喫煙は関節リウマチの発症リスクを増大させ、感染をきっかけに自分の身体を壊す免疫反応が強くなることで、遺伝的素因を持っている人は発症すると言われています。
発症の仕方により、「緩徐発症型」「急性発症型」等、様々な分類があります。
3⃣関節リウマチの症状
関節滑膜に炎症が起こる慢性の炎症性疾患であることから、関節炎が進行すると、軟骨・骨の破壊を介して関節機能が低下し、ADLの障害や、QOLの低下を引き起こします。
関節症状として・・・
- 朝の関節のこわばり
- 関節の痛みと腫れ
- 関節変形
- 関節硬直
- リウマトイド結節(肘関節、手指、後頭部などに痛みを伴わない皮下結節ができること)
などや、全身症状として・・・
- 37℃前後の微熱
- 貧血
- 倦怠感
などがあります。
4⃣治療方法
関節破壊は発症6か月以内に出現することが多く、最初の1年間の進行が最も顕著です。発症早期から適切な治療が必要です。「薬物療法」「理学療法」「手術療法」などを組み合わせて治療をします。
理学療法では、関節の可動域と筋力維持・向上の目的で、リウマチ体操を積極的に行います。
❶3つの薬物療法
2.まとめ(関節の保護方法)
関節リウマチは原因不明で、「遺伝」「免疫機能」「環境」などが関与して生じる炎症性の疾患になります。多発性の関節の痛みや腫れ、変形、可動域制限を引き起こします。天候や季節の影響を受け日内変動があり、外見と日常生活の不便さは一致しないことが多いです。補装具や自助具の活用が有効です。
関節の保護方法として、
- 補高便座を活用する
- コップなどを両手で持つ
- 高い枕は避ける
- 指先で荷物を持たないようにする
- 身体を洗うときはロープ付きタオルを使用する
- ドアノブ用の引き手を利用する
このように関節に負担を掛けないように、補装具や自助具なども利用しながら生活することが大切になります。
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【関節リウマチの特徴と治療】生活上の問題点と福祉住環境整備 vol.127
【②排泄動作】脳血管障害、関節リウマチや骨折などの場合は? vol.187
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