こんにちは(^▽^)/ 介護ラボのkanaです。今日は「介護の基本」の中から『感染症対策』について。今猛威を振るっている「COVID19:コロナ)もありますし、7回に分けてまとめていきます(今日は最終回の7回目!!)。
服薬管理の工夫と留意点
Contents
1.安全な薬物療法を支える視点・連携
1⃣服薬管理の工夫・留意点
2⃣多職種連携
3⃣まとめ
1.安全な薬物療法を支える視点・連携
何らかの疾患を持ち内服を処方された際には、用法を守り最後まで飲み切ることが基本です。しかし、利用者の状況によっては、内服に関して処方通りに服用できない場合があります。その場合、専門職と協働しながら内服が出来る状況を整えていく必要があります。
高齢者は、服用している薬剤の種類が多いだけではなく、服薬管理能力そのものが低下することがあります。それに加えて認知機能の低下やうつ状態、聴力低下等の状況が認められると、薬剤管理能力はますます低下すると予測されます。そのため介護福祉職としての重要なかかわりの1つになります。
介護福祉職には、高齢者の特性を理解するとともに、利用者の認知機能やADL(日常生活動作)、IADL(手段的日常生活動作)を丁寧にアセスメントし、どのような手当てが必要であるかを予測していく必要があります。
しっかりと服薬できているかの確認、服薬できずに残った薬の確認をするなど、そばに家族がいる場合などは家族と共に実施することが求められます。
1⃣服薬管理の工夫・留意点
服薬管理における留意点を下記にまとめました。
- 服薬方法をわかりやすく表示する(利用者が理解しやすいこと。一包化や薬剤カレンダー等により飲み忘れを防ぐ。飲み忘れを早く発見できるようにする)
- 服薬回数を検討する(医療の専門職と現状を共有したうえで、医師、薬剤師と連携する)
- 飲み込み等に問題がある場合は、薬剤の形態や形状等について工夫が必要なことがある
- 家族に協力を求められる場合は、家族とも相談する(利用者に十分配慮したうえで管理方法について話し合う)
- 副作用について事前知識を持っておく(薬剤師との連携により予測される副作用を知っておくと慌てず対処することが出来る)
- 多くの薬剤を服用している場合は整理をする(薬剤を減量することが難しい場合でも、利用する薬局を一本化することで、利用者の薬剤情報が把握され、重複処方や禁忌薬剤の発見等に繋がる可能性がある)
2⃣多職種連携
医師が薬剤を処方しますが、服用の状況まで管理することは難しいです。診察室での短い会話で、利用者の状況の全てを把握することは簡単ではありません。
そのためケアにかかわる介護福祉職、看護職、薬剤師等が利用者本人の聞き取りも含めて状況を把握し、より安全に薬剤療法が受けられるように環境を整えていく事が求められます。
3⃣まとめ
感染症を怖がる必要はありません。正しい知識を身に付け、他職種との連携や役割分担、ルールを守って対処することで、感染から利用者を守ることが出来るということを知り実践することが必要です。
私たちは経験をつい重ねるうちに、もうこれでいいだろうと安心し、決められた手順を飛ばすようなことがどうしても起きてしまいます。
定期的に学び、研修を繰り返し、ロールプレイ等を通して、いつ、どのような状況がやってきても「慌てず」騒がす」「適切」に対処できる力をつけていく介護福祉職であることが、利用者を守ることにも繋がります。
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