バリアフリー・ユニバーサルデザイン

【❷ユニバーサルデザインの概念】東京都の建築ユニバーサルデザインの5原則 vol.660

2022-04-04

こんにちは💚 介護ラボのkanaです。今日は「福祉住環境」の中から『ユニバーサルデザインの概念』について、5回に分けて書いていきます。今回は2回目です!

ユニバーサルデザインの7原則とは

Contents

1.ユニバーサルデザイン
 1⃣ユニバーサルデザインの7原則 (1997)
 ◉東京都の建築ユニバーサルデザインの5原則

1.ユニバーサルデザイン

1⃣ユニバーサルデザインの7原則 (1997)

ユニバーサルデザインの7原則は、1997年(平成9年)、アメリカのノースカロライナ州ユニバーサルデザインセンターによって公表されたものが、公式なものとして利用されています。

ユニバーサルデザインの7原則
公平性
・全てのユーザーが等しく利用出来ること。空間や物の利用で利用者を区別したり、差別しないこと。

❷柔軟性
・ 広範な利用者のニーズや能力の差に配慮すること。利用者に使用方法が選択できること。例えば左利き、右利きの両方に対応できること。

❸単純性と直感性
・利用者の学習経験や知識、言語、慣習などに関わりなくわかりやすく利用しやすいこと。

❹認知性
・絵文字(ピクト)、言語、触知情報等、多様な手段を利用して、施設利用や案内などの表示を分かり易いものとすること。特に視覚障害や聴覚障害など近くに障害のある人にも円滑に認知出来ること。

❺安全性
・リスクを最小にすること、誤って使用した場合でも最小リスクで対応できるようにすること、可能な限り安全を追求すること。

❻利用時の効率性
・利用時における効率性。動作・ストロークを繰り返さないで簡単に利用、使用できること。

❼アプローチのスペースと利用しやすさのためのサイズ
・立位でも座位でも身長により影響されないこと、様々な視点(目線)高に対応できること。ドアハンドルやグリップの大きさは握りやすさを追求する。個別の介助のために必要なスペースが十分にあること。

日本においては1990年代後半以降、ユニバーサルデザインを推進する行政・団体や各企業が、この7原則を基本に、よりわかりやすい理解のために簡略化を図るなどしています。

◉東京都の建築ユニバーサルデザインの5原則

東京都の建築ユニバーサルデザインの5原則は、

  • ❶「公平」:誰もが同じように
  • ❷「簡単」:容易に
  • ❸「安全」:危険なく
  • ❹「機能」:使い勝手良く
  • ❺「快適」:気持ちよく

の5つに簡略化しましたが、ユニバーサルデザインの意図を十分に伝えることが出来ています。

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kana

はじめまして(^-^)/ 介護ラボのカナです。2020年6月ブログ「kanalog(カナログ)」を開設
介護の専門学校で学んだ知識をベースに、現場ではなかなか得られない”理論的な視点”や”根拠ある介護”を中心に発信、これまでに820記事以上を筆跡してきました。
ブログの8割は、専門学校で得た知識のアウトプットが中心。ADL/ボディメカニクス・高齢者心理など、介護の基礎から応用場で幅広く取り上げています。
社会人経験を経て介護の道へ転身し、介護福祉士・環境福祉コーディネーター2級を取得。 回復期リハビリ病院2年勤務し、現在はテレワーク勤務をしています。
辞書型ブログの運営や、外部メディアへの協力など、活動の幅も広がっています。 「介護職として長く働きたい」「もっと学びながら成長したい」トンな思いを持つ人たちへ、小さなヒントや確かな知識を届けていけたらうれしいです。

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